活き活きPC&園芸三昧

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February 8, 2014
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カテゴリ: 世相
  社会的弱者を装い、温々と天才きどりで作曲家を演じてきた佐村河内は絶対許せない。思えば2013年3月NHKスペシャルで「全聾の天才作曲家」として特集された時、佐村河内氏の姿をテレビ画面で見た時、直感的にオームの麻原と面影がダブった。なんだか、ウサン臭いなと思い、番組を見ることはなかった。

  一方、ゴーストライターを演じていた新垣氏は、会見での姿をみると、まさに「天才音楽家」の一言である。天才という言葉は、皮肉的な表現でもあるが、会見での一語一言がたどたどしく、「あっ、この人は音楽でしか生きてゆけない」人だと感じさせた。新垣氏がペテン師の佐村河内と出会ったのは、肉体労働者が通う職場と聞いたが、それほど音楽だけで生きてゆくことの困難さを表している。会見での新垣氏には、悪意は全く感じられず、ずっとペテン師やその取巻き達に騙されてきた被害者の姿が感じられた。

  佐村河内氏が史上最悪の悪魔たる所以は、作曲家と偽ったのみならず、耳が聞こえるにもかかわらず全聾と偽り、障害者手帳を不正取得し、さらに世間に全聾の作曲家とダマシ続けたことに依る。このような詐欺は、意外と罪が軽い。重くて執行猶予付きの3年だそうだ。こんなにも世の人を騙し続けて、こんなに軽い罪。なくなるはずはありません。

  佐村河内氏の代理人弁護士は、障害者手帳を持っているので、佐村河内は全聾だと発言している。この弁護士は、「不正取得」という逃げ道を含ませての発言をしていない。これで弁護士と言えるのだろうか。弁護士であれば、もっと理路整然たる論理で現状を説明すべきである。過去にも大々的な障害者手帳不正取得があったし、裏の社会では「まず耳が聞こえないということで障害者手帳を手に入れる」は、常識だとも言われているそうだ。ただ単に弁護士の職権を利用して代理人を演じているだけのことであり、代理人とも、弁護士とも言えないただの素人。こんな代理人弁護士には、今後仕事を頼まないで欲しい。

  新垣氏は、佐村河内へ提供した曲の著作権を放棄するそうだが、佐村河内が新垣氏が作曲したのでだと認めれば放棄の必要はないと思う。あくまで、無から曲を作りあげたのは新垣氏なのだから。イタリアで殺人を犯した画家がいましたが、著作権は剥奪されていません。良い曲を創りだした作曲家としての誇りだけは棄てないで欲しいし、棄てるまで卑屈にならなくても良いと思いま~す。

  今回の事件は、日本の社会の弱点や矛盾を表にさらけ出した事件でもある。日本は、とても成熟した社会とは言えず、まだまだ発展途上国である。








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Last updated  February 11, 2014 08:34:31 PM
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