今回の記事は、トールの兜星雲:Sh2-298です。2024年1月8日にQuattro150Pで、1月11日にTSA-120にて撮影したものです。いずれも ZWO Duo Band Filterで撮影しました。PixInsightでの画像処理はまだ道半ばで公開もはばかれますが、これまでの画像処理との違いを見ていただければと思いまして公開します。
2.トールの兜星雲のライブスタックと画像処理動画
TSA-120を使ってライブスタックした様子と画像処理の動画を下にアップしています。
トールのカブト星雲のライブスタックと画像処理【画像をクリックして動画へ】
3.Quattro150Pで撮影したトールの兜星雲
使用したQuattro150P
従来の画像処理法で処理した結果が下の写真です。
Quattro150で撮影、DSS, FlatAidePro処理のトールの兜星雲
撮影日:2024/1/8。撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:Quattro150P ( f=600mm)+レデューサー(最終 f=530mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi294MC Pro (Gain: 200、冷却:-10℃)。ガイド鏡:EVOGuide 50ED(f=240mm)。ガイドカメラ:ASi120MM Mini。オートガイド、ライブスタック共にASiair Plus。フィルター:2インチ ZWO Duo Band Filter。300秒露光で、フラット、ダーク、バイアスありでASiairにて20回ライブスタック。画像処理:自動保存された20コマのライトFitsファイルをDSSにてフラット、ダーク、バイアス補正後スタック、FlatAideProにてレベル調整後、Topaz DeNoiseAIにてデノイズ処理。
同じ撮影データをPixInsight処理した画像が下の写真。上の写真とは色合いも違います。
Quattro150で撮影、PixInsight処理のトールの兜星雲
撮影日:2024/1/8。撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:Quattro150P ( f=600mm)+レデューサー(最終 f=530mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi294MC Pro (Gain: 200、冷却:-10℃)。ガイド鏡:EVOGuide 50ED(f=240mm)。ガイドカメラ:ASi120MM Mini。オートガイド、ライブスタック共にASiair Plus。フィルター:2インチ ZWO Duo Band Filter。300秒露光で、フラット、ダーク、バイアスありでASiairにて20回ライブスタック。画像処理:自動保存された20コマのライトFitsファイルをPixInsightのWBPPにてフラット、ダーク、バイアス補正スタック、PCCにて色合わせ、ストレッチ後、NXTにてデノイズ処理。
撮影日:2024/1/11。撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:TSA-120 ( f=900mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi294MC Pro (Gain: 250、冷却:-10℃)。ガイド鏡:EVOGuide 50ED(f=240mm)。ガイドカメラ:ASi120MM Mini。オートガイド、ライブスタック共にASiair Plus。フィルター:2インチ ZWO Duo Band Filter。300秒露光で、フラット、ダーク、バイアスありでASiairにて30回ライブスタック。画像処理:自動保存された30コマのライトFitsファイルをDSSにてフラット、ダーク、バイアス補正後スタック、FlatAideProにてレベル調整後、Topaz DeNoiseAIにてデノイズ処理。
PixInsightで画像処理した写真が下の写真です。DSSスタックとは異なる色合いです。
TSA-120で撮影、PixInsight処理のトールの兜星雲
撮影日:2024/1/11。撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:TSA-120 ( f=900mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi294MC Pro (Gain: 250、冷却:-10℃)。ガイド鏡:EVOGuide 50ED(f=240mm)。ガイドカメラ:ASi120MM Mini。オートガイド、ライブスタック共にASiair Plus。フィルター:2インチ ZWO Duo Band Filter。300秒露光で、フラット、ダーク、バイアスありでASiairにて30回ライブスタック。画像処理:自動保存された30コマのライトFitsファイルをPixInsightのWBPPにてフラット、ダーク、バイアス補正スタック、SPCCにて色合わせ、ストレッチ後、NXTにてデノイズ処理。