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第二弾はこちらっ!!(>▽<)/
えっと、ようやくここにきて竹宮惠子先生原作の 「地球へ・・・」を読破しました!!
(←遅っ)
や~長かった(><)
時間かかったなぁ。
アニメ終わって読もうと決めたら、旅行行ったり、新番組スタートでなかなかテンポつかめなかったり・・・。
ま、一番の原因は 1巻の途中で ブルーがお亡くなりになられたから
(あはは)
やっぱそこなのかぁぁぁぁぁぁ!!
って自分、分かりやすすぎ(えへっ)
マジでここまではすんなり読めたんですけど、キースサイドの話になった途端、5ページ読んでは寝る・・・というのを3日くらいやっちゃいまして・・・
実のところ気合入れて読み始めたのは今週の火曜だったという(あはは)
なんとも自分に正直な眠気やなぁと実感した次第です(^^;)
や、でも決してキースがイヤとかそういうのではなくてですね。
むしろちゃんと読みたいという気持ちが強かったのですが、いかんせん私の中でブルーというキャラは特別なのでね。
とりあえず1回全部読んだだけでは把握できない部分が多い作品だなぁというのがまず出てきた感想ですね。
でもお話はじっくり読んだのでようやくつながりました。
でも1シーンごとにメッセージがたくさんあるので、このシーンでではジョミーは何を考えていたの?
キースは?
とか奥深いことまで考える余裕がなかったのが残念。
是非これはもう一度読み直して、そういうキャラひとりひとりの感情なんかも考えてみたいなぁ。
この作品は何度でも読めそうですね。
なので1回目だし、表面上しか本当は理解できていないのかもしれません。
アニメとリンクしてたり、思ってたのと違うものも多々ありましたしね。
でもやはり 竹宮先生の作品はとても力がある
それは強く感じましたね。
アニメでは曖昧だったところもしっかり描かれていて、一番納得できたのが最終的な敵はSD体制であり、人間を支配するグランドマザーであるということ。
アニメでは最後の方は誰が本当の敵なのか?
そういうのが曖昧に感じたんですよね。
キースではないはずなのに、キースに全て背負わせてる。
そして台詞も数々アニメでは浮いて聞こえたものもちゃんと納得できるものになってました。
や~、原作を読まれた方の感想で指摘されていたことがよく理解できましたよ。
やはり原作ではしっかりキャラが描かれてますね。
フィシスもちゃんとどんな存在が知らされましたし。
シロエがなくしたくなかったのは「記憶」
それを勝手に消されたことに激しい憤りを感じてマザーシステムに反抗しているのがものすごく強い意思で伝わってきた。
それが更に悲劇を印象的なものにしてましたしね。
マツカも何故キースにつくのか。
原作でも気づいたらずっと一緒だったというスタンスは変わらないですが、それでもアニメに比べてキースの心理描写が多い分、マツカを理解できた感じです。
そしてキース。
感情があんなに表現されてるなんて!!
言葉じゃないんですよ。
やっぱ表情かな。
怒ったり、泣いたり。
感情がとてもあったなぁと思います。
言葉でいくら言っても表面上でしかない。
でもちゃんとそれに苦悩する顔があるから共感できる。
やはり誰より人類のことを考えてるのはキースでした。
選ばれたのではなく、誰かかわりがいたかもしれない自分という存在。
たまたま自分がそうなっただけで・・・という存在がどれだけ不安定な思いだったろう・・・。
それでも自らを律し、マザーの言う通りに進んだ。
彼もまた戦士だったと思いました。
じゃあ アニメは出来が悪かったのか?
といえば、そうでもないと思ってます。
どちらもいいところがあるし、悪いところもある。
シロエとジョミーの子供時代のやりとりがあったからこそ、シロエという存在がものすごい鮮烈だった。
そしてあの 9話のBパートは私の中で一番の神演出だったなぁと今でも思います。
ピーターパンの本を本当上手く使っていた。
泣いたもんなぁ。
カリナの死のシーンも印象的でしたし。
個人的には最後の伝承シーンが一番アニメのオリジナルでは満足してるエピソードですね。
たとえトォニイが内面では子供であったとしても、やはりミュウの長はトォニイしかいなかった思います。
まだまだ成長する過程だったのですが、ジョミーがやはりミュウに目覚めたときとなんら変わらないと思いますし。
ま、最後のメギドと墓標は出来すぎかなぁって思いますけどね(^^;)
あれじゃぁグレイブ一人勝ち!!で終わった印象が強いですし
なにせブルーとジョミーでは見ることが出来なかった継承シーンが見れたことで満足なんですよ。
ブルーの死についてはアニメでは散々文句言ってきたので今更なんですが、やはりナスカまでブルーを生き残らせた意味をもっと示して欲しかった。
それだけです。
あれは明らかに製作者側が 「ブルーが好きなんだ~!!」
っていうのを見せたかっただけの演出でしたからね。
強引に行ったのなら最後までちゃんと意味を持たせろ!!
って言いたい。
ブルーの存在が生かされない最後が悲しすぎましたから・・・
原作ではあんなに精一杯最後まで生き抜いてくれたのに・・・。
ずっと見守り続けてきたジョミーがようやく目覚めたけど・・・ブルーにはもう時間が残されていなかった。
あっという間に通り過ぎて行った『風』でした。
でもそれなだけにとても印象的な人で・・・。
友よ仲間よの台詞もここで言われるととても感動できました。
まだ目覚めたばかりでジョミーに不信に感じているミュウが多い中、それでもジョミーに全てを託して逝ってしまったブルー。
でもそれが逆にジョミーの成長を促したのでしょうし、長としての自覚を持つ結果となったのだと思います。
ジョミーの心の中でちゃんと生きてたというのもまた不思議な感覚でした。
ジョミーの心のよりどころになったということなんでしょうね。
ジョミーに関しては、ナスカに降り立ったときのはしゃぎようとか、本当にまだ子供なんだなぁというシーンも出てきたりして、好感持てましたしね。
ソルジャーになっても眠っていたときに母親の夢を見て思わず顔を覗き込んでいた仲間を抱きしめてしまったりとか、人間らしくてほっとできるシーンでしたよ
ナスカによりどころを求めてしまったミュウたちの中、たったひとりで不安な心と戦ったジョミー。
彼ひとりが焦燥にかられ、危機感がまったくないミュウたち。
そしてナスカ崩壊。
仲間たちを救えなかったジョミーは、視力も、聴力も、そして言葉すら放棄してしまったのだ。
そのショックがどれだけのものなのか・・・よく伝わる結果ですよね。
これでいいんですよ。
これだけで読者はジョミーに共感できるし、次に地球へ向うということに賛同できるんですよ。
アニメでは何故そこまで地球へ行くことにこだわるのかというのがよく分からなかったので。
ブルーの意思、そしてSD体制の破壊。
マザーイライザの支配からの開放。
機械は考えてはならぬ!
人間になってはならぬ!
この言葉が全てを象徴してましたね。
ジョミーが何故トォニイたちを兵器のように扱うのか、どうしてこちらから攻撃に出たのか?
冷酷にならざるを得なかった経緯も漫画ではちゃんと理解できた。
前に進むしか、勝つしかミュウの存在は認められなかった。
では 何故ミュウ因子を取り除くことが出来なかったのか?
その裏に隠された 大きな賭け。
生き残るのは人間なのか、ミュウなのか・・・。
マザーイライザの後ろにまだ黒幕がいたなんで!!
驚きでしたね。
マザーの支配でジョミーを撃ってしまったキース。
そのあと 「おれの意思に触れるな!!」
って言ったのにまた納得。
これなら流れも分かるんですよ。
ジョミーを殺そうなんてキースは考えてなかっただろうし。
自分の意思を操られた憤りの叫びですからね。
アニメはなんか言わせただけ・・・というか、イマイチ台詞に重みがなかったので気になってたんですよね(^^;)
そしてキースもまた 「地球」
からの開放を求め、そのメインパワーを止めた。
ジョミーは最後の力でキースを導いたのかしら?
ここもまた色んなとらえようが出来ましたね。
でも原作のラストシーンはちょっと難解なもので・・・
正直よく分からなかったという感想ですね。
結局、人は 『地球』
を求めて帰ってくるということですね。
でもあの船の中で出会った少年と少女は記憶を持っているだけの存在なの?
それとも生まれ変わり?
遺伝子操作?
子孫として受け継がれた記憶?
なんかいろいろな憶測を考えてしまうエピローグでした。
う~ん。
あまりにも内容が濃くて一回の読破ではとても全部拾うことは出来そうにないです(><)
また是非日を改めて読みたい。
そして何度でも色んなことを感じたい。
そう思わせる作品でした。
やっぱ竹宮先生の作品ってメッセージ性が強いですね。
いろいろ考えさせられるのがステキです。
今充実感でいっぱいです!!
長いまとまりのない感想、ここまで読んでくださってありがとうです♪
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