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聞くとちょっとしたことから口喧嘩になり、そのうち叩きあいの喧嘩になったと言う。息子は大人しくて喧嘩なんてめったにしないので、私もびっくりして様子を見に行こうとした所に息子が帰って来た。
「M君と喧嘩したの?」「うん」とさすがにご機嫌が悪い。M君は同じマンションに住む同級生。朝はいつも一緒に学校に行く。M君の家に電話しようかと思ったけれど、どうやらどちらも怪我はしていないようなので、様子を見ることにした。
翌朝、M君はいつものようにニコニコと息子を迎えに来た。息子もニコニコと一緒にでかけていった(笑)。
後日家庭訪問の時に先生にその時の話をしたら、意外にも先生は嬉しそうに「ああ、それは良かった!」とおっしゃった。息子は遠慮やで周りに気を遣うことが多いそうだ。言いたいことを我慢している、と。でも我慢して表面上上手く付き合っているのを「仲が良い」とは言えない、と。
他の友だちとは違いM君は心を許せる相手で、自分の気持ちをさらけ出すことができるのだろう、とも言われた。そして本当の友だちはそういう本音の付き合いから生まれるもの、「喧嘩しない=仲が良い」とは限らない。喧嘩できるほど仲が良いということもある、と言われた。
確かに、自分の本当の気持ちを言わずに我慢して周りと合わせ、それでどんなに周りの人に好かれても、それは本当の自分を好いてもらえたということにはならない。それでは何年一緒に過ごしても、本当の自分を理解してはもらえないし、そういう関係を本当の意味で「仲が良い」とは言えない。
もめることを怖れて本音を隠してばかりいては、本当の友だちにはなれないなあと思った。子どもに「喧嘩してはだめ」というのが普通だけれど、教師と親で「喧嘩できて良かったねぇ」と話し合う、なんだか変な家庭訪問だった(笑)。