PR
Category
Comments
Keyword Search
今は色々な生き方ができる時代だから、結婚する・しないは本人の気持ち次第だと思うけれど、親としてはやっぱり子どもに自分の家族を持ってほしい。親は先に死んでしまうから。そしてその時子どもの側に、お互いに支え合う家族がいてほしいと思うから。
私がお年頃だった頃、父によく「素晴らしい人と結婚したいと思うなら、自分が素晴らしい人になることを考えろ」と言われた。
自分は努力をせずに、素晴らしい相手と結婚して、相手に幸せにしてもらおうとするのは情けない生き方だ。そんな情けない考え方では相手が迷惑だ。まず自分が相手にとって幸いをもたらすような人になる努力をしなさい。自分は心が狭いのに、相手には寛容さを求めたりするのはもっての外だと。
そして出会う人との"縁"を大事にしなさい、とも言われた。これだけたくさんの人がいる中で出会うのだ。友としてであれ、恋人としてであれ、その人は縁のある人。だからその縁を粗末に扱ってはいけない、と。
「縁を粗末にするな」-それは好きでもないのに遠慮して好意を表しなさいということではない。出会った人に対して正直に、誠実に、真摯な気持ちで接しなさいということだ。
その気も無いのに気のあるそぶりをしたり、相手の気持ちを弄んだり、自分の利益だけを考えて相手を利用したり-そんなふうに不誠実な気持ちで人に接していると縁に恵まれなくなると言われた。
縁とは不思議なものだ。その日その道を通らなければ出会わなかった人や、その日10分遅かったら出会わなかった人が、かけがえのない人になったりする。そして出会うどの人も、その人の先祖の誰か一人でも早死にしていたら、この世に生まれることのなかった人なのだ。縁を大事にする人は縁に恵まれ、人を大事にする人は人に恵まれる。