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『アリスの大豪邸』第4部 ACT.140


Profile

ブルーアイ.

ブルーアイ.

2005.04.26
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 一行はお人形のミルキーを交じえて進みました。
歩きながら、アリスはいろんな事を思い出していました。

 パパやママの事……、学校の事。

 アリスのパパやママはとても心配している事でしょう。アリスがいなくなってからもう何日も経っています。でも、今はどうしようもありません。この世界から”現実の世界”に帰れないでいます。

 アリスはその事は皆に言わないでおきました。ウサギさんもパパやママがいるそうですが、今はアリス達について来てくれます。しかし、結局はアリス達が無理に”道案内をさせている”ようなものです。ウサギさんも早くお家に帰りたいでしょう。
その事を考えると、アリスはこの事を胸にしまっておいた方がいいのかも知れないと思いました。

 ところで、ニセアリスはどうなんでしょうか?ニセアリスのパパやママって、アリスの”パパやママ”になるのでしょうか?
だって、ニセアリスはアリスの”コピー”です。(あんまりはっきりニセアリスはその事について言及しませんが、”コピー”に間違いありません)。でももう「姉妹」と言ってもおかしくありません。仲も良いです(と、アリスは信じています)。
やはりアリスのパパやママがニセアリスのパパやママになるのでしょうか?


”あの鏡”がパパやママに当たるのでしょうか?
いいえ、いくらなんでもそんな事は無いはずです。鏡がパパとママだなんて……。
ニセアリスはアリスそっくりです。やはりアリスのパパやママが、ニセアリスのパパやママと考えるのが素直です。

 確かニセアリスが女王様に会う目的は「一生遊んでくらせるお金を手に入れる為」とかなんとか言っていましたが、おそらく、本当の目的はアリスと同じでしょう。ニセアリスも”お家に帰りたい”に違いありません。ニセアリスも言わば”この世界の人間”では無いと思います。

 ただ、ニセアリスは自分からあまり自分自身の内情を話したりしませんけど……。






 そんなこんなで64階から2階分上がり、66階まで来ました。
ここのところ、地下の”裏”のコースや地上の階を行ったり来たりしたアリス達は大変疲れていました。その疲れの中でアリスは大事な事を忘れているのに、ようやく気が付きました。
大切な魔法スティックをジョセフお爺さんの所に預けたままだと言う事を思い出しました。

アリス  「いけない!大切な物を取りに行くのを忘れていたわ!」



アリス  「今から取りに行こうかしら?」

 セアリスは首を振りました。

ニセアリス「33階まで戻る気はしねえ。いったい33階からここまで来るのにどのくらい苦労したと思ってんの?」

アリス  「私もそう思うわ。……でも、あれは”願い”がかなう魔法のアイテムだし、


ニセアリス「取りに行くのめんどくせえーーーーーー。
だいたいあそこまで戻ってたら、また地下に落とされる事もあるやんけ。
あんなおもちゃの”棒”は爺さんにでもくれてやって、さっさとこの城の”頂上”を目指そうや!」

 アリスはしばらく考えました。

アリス  「でも、あのスティックは”願い”がかなうスティックよ。もし、”直って”いたなら、スティックの力でお家に帰れるかも知れないわ」






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Last updated  2005.12.13 04:51:43
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