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小話  屋台その2  VOL.141


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『アリスの大豪邸』第4部 ACT.140


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ブルーアイ.

ブルーアイ.

2005.08.25
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タッキーはブルブル震えていました。
自分はあんな安っぽい物の為にこの仕事を引き受けたのか……と。

インコ兄者「ひゃははははははははは!」

インコモモジャ「ひゃははははははははは!」

まだ笑っているインコ兄弟。
メラメラと怒りの炎が燃え上がるタッキー。



インコモモジャ「それにしても、最近の100ゴールド均一ショップの商品は良く出来ているなあ。」

そう言って、何気なくお墓の前部分の水入れのブロックを持ち上げようとしました。
が、しかし、そのブロックはお墓本体と接着剤によってくっ付けられていましたのでお墓全体が持ち上がりました。それぐらい軽いお墓だったのです。



そして……、

ブチッ!

ガタッ!

水入れのブロックだけが、接着部分から剥がれて取れてしまいました。おまけにお墓本体は横倒しになり、テーブル上から床へと転げ落ちました。

ガラガラ!ガシャアーーーーーーーーーン!!!!!!

インコモモジャ「あらららら……」

落ちてぶつけた拍子に、お墓のてっぺんの一部が割れて欠けてしまいました。

お墓は底の部分をこちらに見せていました。そこからお墓の内部構造が見えました。本当にペラペラの薄いプラスチック板の集まりです。
骨組みのような物も見え、まさにハリボテと言った感じです。
補強材も安いプラスチックの棒です。おもちゃに使われているような、あまり強度の無い物です。
こんなお墓を立てて本当に大丈夫なのでしょうか?



インコ兄者「おいおい、大切な商品を壊しやがって……」

インコ兄者は腕(羽)を広げてやれやれと言うポーズを取りました。

インコモモジャ「すまねえ、兄者。でもこれどうすんの?欠けてしまったよ。てっぺんが。また新しいの買うの?」

インコ兄者「また買うだと?!そんなもったいない!欠けた部分を張り合わせればいいだろう?!」

インコモモジャ「ひゃははははははははは!

しかし”悪どい”ねえ……兄者も。こんな安物でも買い換えないんだから……」

インコ兄者「おいおい、その”家(お墓)”にワシが住むわけじゃないんだぞ!”おバカのタッキー”が住むんだ。何でワシがわざわざ新しい物と交換してやらにゃいかんのだ?
”修理費用”を出すだけで充分だ!」

インコモモジャ「”修理費用”?!なんとまあ、派手な言い方ですね。
たかだか、”プラモデル”の修理に……、おっと!」

インコ兄者「”プラモデル”か?うまい事言うなぁ。
オホン、
……まあ、しかし、壊れたままじゃ、あのタッキーがかわいそうだ。ほら、ここに接着剤がある。これを使え」

 インコは部屋に大型のプラモデルをいくつも飾っていました。
クラッシックカーや帆船等の大人の好みそうな大きくて複雑なプラモの完成品が飾ってありました。
その時の組み立てに使った物でしょうか?インコ兄者はプラモデルの接着剤の使い古しをインコモモジャに渡しました。

インコモモジャ「ああ、これが”修理費用”ね。
ひでえなあ、接着剤でくっ付けるだけなんて。”悪人”のする事だよ」

インコ兄者「何を言うか?!修理してやるだけでも、ワシに取っちゃ珍しい事なんだぞ!」

インコモモジャ「そりゃ、そうだ!兄者は最近何にもしないからな。社長の椅子に座って、ただ部下に”命令”するだけ」

インコ兄者「くくく、ははは!”左団扇”と呼んでもらおうか?!」




インコ達は密談に盛り上がっていました。

アリス達のやさしさに比べこのインコ達のやっている事はいったい何なんでしょうか?
タッキーは”こんなヤツの言いなりになってアリス達を脅かそうとした”自分を恥じました。

そして何とか「インコ達の方を脅かす手は無いものか?」と考え始めました。





小説目次 

→第1話~第14話
→第15話~








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Last updated  2007.07.09 03:30:46
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