
和田倉噴水公園
午後の陽光がぼくをつつむ
木洩れ日が眼にはまぶしい
和田倉噴水公園のベンチで
<いま>の時間をすごす
ひとりの時間も
ときには素敵だ
噴水の白い水しぶきが
心を日常の感覚からとき放す
近くの高層ビルの窓が
陽光を反射して光っている
木立を抜ける風が
涼しさをはこでくる
ふきあげる噴水の白いポエジーや
ジイジイ鳴くセミの声が
ぼくの内面の世界に
新しい体験を加えてくれる
都心の和田倉噴水公園の
滞在十五分のひとときにも
ぼくの人生の一部分がある
記憶にのこる情景がある
このいのちのひとときを
誰も知らなくてもいい
ぼくのひとりの時間にも
午後の陽光は明るくまぶしい