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そう、その人「王富」さんのことは、たまに思い出すことがありました。
20歳の夏、バックパックを背負って船で上海に渡り、その後の上海から
大連行きの船中で出会った彼。
上海→大連2泊3日の航海・黄海の朝
大連では彼の奥さんと当時3歳の息子さん、それに奥さんの弟さんも一緒に
住むアパートの一室で3泊ほどお世話になり、大連案内は勿論、僕が旅順に
行きたいと言ったら、一家揃って付き添ってくれました。
そして、北京経由蘭州行きの列車の切符を、大連駅でのもの凄い混雑の中、
人を掻き分けて買ってくれた王富さんの後姿が今も鮮明に脳裏に焼きついています。
蘭州へ向かう車中2泊3日の旅: 車窓より
この20歳の夏の旅は、それはもう素晴らしいものでした。
初めて目にする大自然、そして何よりも、王富さんはじめ、数々の
親切な人々。
チベットへの道中、5000mの峠で一泊した際、ちょっと高山病気味
だったためか、うっかり貴重品丸ごと一式宿に置き忘れ、無一文で
10日間チベットのラサで過ごしたときも、香港の若いグループが皆で
カンパして恵んでくれたものです。![]()
青海省→チベット・ラサへの道: 去年鉄道が開通しました。
その貴重品一式も一銭も盗られることなく、僕の元へ戻ってきました。
あのときの驚きに似た喜びも忘れられません。 そのおかげで、
無事ヒマラヤ山脈を越え、ネパール~インドへと旅を続けることが
できたのですから。![]()
旅は僕の「人生の原点」とも言える、すばらしい旅だったのです。
そんな旅でまず最初にお世話になった、冒頭の王富さんとは、帰国後、
写真を送ったり、何度か手紙のやりとりをして、最後のやりとりが僕が
アメリカで学生生活を送っていた頃でしょうか。
その後、僕も海外勤務など引越しがひっきりなく、いつしか王富さんの
連絡先も紛失してしまいました。
それが、今日、両親と外食の際に「中国から手紙が来てるよ」と持ってきて
くれたのを「誰だろ??」と思って見たら、なんと王富さんから!!!![]()
相変わらずの達筆で、ぎっしりと書かれていました。 すごく久しぶりだけど
どうしているのか、息子もすごく大きくなった・・・くらいしか今のところ解読
できていませんが、すっごく嬉しいです!!![]()
是非今年中にでも彼との再会を果たしに、大連を訪れてみたいなぁ!
大連もすっかり様変わりしているようですし。
やはり、思い続けている人とは、必ず会うことができるのですね!

20歳の僕と王富さん~~写真をデジカメで撮ってみたら一層古そう~
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よびりん♪ さん