ぼくの細道・つれづれ草

ぼくの細道・つれづれ草

2014.07.15
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何日ぶりかで
一人暮らしの娘に電話した
受話器の遥か向こう側から
「ニャオー」と
猫のなきごえが聞こえてくる
「エレオノーラだね」
娘は五匹猫を飼っていて
それぞれに名前をつけているのだが

何故か「エレオノーラ」しか覚えていない

明治期
ラグーザ(Vincenzo Ragusa 1841~1927)という
イタリア・シチリア島生まれの彫刻家は
日本に近代洋風彫刻を紹介した
明治9年(1876)日本政府の依頼により来日し
工部美術学校彫刻科の教師として
日本に初めての西洋彫塑の基本的技術を教えた
明治22年(1889)に帰国したが
明治32年(1899)に東京美術学校(現東京芸大)が
できるまで、その弟子たちによって、洋風彫刻の


ラグーザの遺作の多くは
夫人 玉(清原 玉・ラグーザお玉 1861[文久元年]~1939[
昭和14年])によって寄贈されたが、玉もまた画家として
よく知られている
そして 玉のイタリア名が


受話器の向こう側で
ないている猫のエレオノーラ
きみはきっと
「もしかしてだけど」の
「お絵描き猫」じゃないのか
近いうちに必ず
会いに行くからね










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Last updated  2014.07.15 21:03:36 コメントを書く


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