若い方におすすめの本を、もう若くないひとが選ぶとこうなるという、作家24人の名作鑑賞 『私を変えたこの一冊』(集英社文庫) を読んだ。読書感想文のお手本だそう。??これをぱくってはいけないよ~。
『地獄変』『河童』『野菊の墓』『伊豆の踊子』『女たちへのいたみうた』『ふしぎの国のアリス』『青い麦』『堕落論』『清兵衛と瓢箪・小僧の神様』『汚れちまった悲しみに……』『坊ちゃん』『三四郎』『夢十夜・草枕』『『吾輩は猫である』『怪談』『たけくらべ』『偉大なギャッツビー』『車輪の下』『風立ちぬ』『銀河鉄道の夜』『高瀬舟』『安南の王子』『遠野物語』『怪盗ルパン 奇巌城』
さてクイズ、上記の作品、作家は誰でしょう?遊んでください。
ほとんどはわたしが青春の頃読んだり、その後思いついて読んでいるが、知っているけどどちらだったかはっきりしないものもある。 『野菊の墓』 と 『車輪の下』 。
さっそく読んだ。なるほど青春の書だ、と思える年経た自分がいる。もどかしいほど純粋なこころ。あの頃はこういう風にしか自分を表せないんだねということ。今のわたしなら愛惜にむせんでしまうよ。だからこれらの本は大人のノスタルジー。むしろ今時の青春さんたちはどうなのかなー?と興味がわく。
また、どんな作家がどの作品の感想をお書きになったかもわたしにはおもしろかった(編集者と相談したのだろうが)。
そうそう、 『堕落論』 は読んでいなかったのでさっそく読了した。終戦記念日も近いし戦後時代のある高揚がわかり、しかし今にも通じて興深い。また作家、山川方夫を知らなくて興味が湧いてきた。 『奇巌城』 も読んでない(珍しいでしょ?笑)早速購入した。とやはり読書人には意味ある一冊。
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