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2001.12.11
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カテゴリ: 普段の事
「カラオケ行こー!!」


それは高校受験を控えた1月に企画された。

えぇっ?!受験は??
「そんなんマジメにやんなくても、何とかなるって!」
根拠の無い浅海の励ましで、カラオケ行きは14人もの人が集まることになった。
男の子10人、女の子4人。
今回のカラオケはクラスの子達で行くことになったため、真樹も香奈もいないらしい。
男の子の中に、大崎君がいる・・・初めて一緒にカラオケに行けると思うと、落ち着いていられなかった。


自分が歌を得意としていないことくらい、わかっていた。
大崎君の歌が聞けると思う喜びと、人に特に大崎君に聞かれたくないと思う気持ちがグルグルしていた。

浅海は利枝にコソコソと何か言っている。
「・・・・・ね。しよっ!!」
利枝は単純にここまで自分のことを思ってくれる浅海に感謝した。

それから、カラオケに行く当日までの間、利枝と浅海のカラオケ特訓がはじまった。
あの時浅海は、「カラオケの練習付き合うよ。っつーか、しようね。しよっ!!」
と、言っていた。
嬉しかった。
利枝が破滅的に音痴な訳ではなかったけど、少しはマシになるかもと思い、浅海に付き合ってもらって、練習をはじめた。

少し強引だったけど、浅海のおかげで一緒にカラオケにまで行けるようになった。

この日だけは、心の底から楽しんでいたに違いない。


そうして、受験日がそろそろ迫ってきた。
そして、卒業も。

同じ学校に行けないと思っている利枝にとって、今年が最後のチャンスだった。
卒業してしまったら、きっともう逢えないだろう。


自分には、気持ちを伝える資格さえないような気がしていた。

浅海に相談しようと思ったが、浅海からそのことに関して触れてきた。
「利枝、大崎君に告んの?」
・・・どうしよう。
「もうお終いだよ!!いいの?!このままで。」
このまま?
「ずっと、別れた元彼女の友だち。」
ヤダ。
「じゃ、するんでしょう??」

・・・うん。告白する。

そう、利枝は決めた。
それは、近いうちに実行する。
絶対にしなければならないものだと、自分に言い聞かせていた。


---第5章終り





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Last updated  2001.12.11 22:25:23


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