日本人のメールには、冒頭に「メールありがとう。」ってよく書いてありますが、私がアメリカにいたころ、友達から "Thank you for your email." から始まるメールをもらったことがありません、というのは、私の経験なので、それをどうこう言われたり、たいした経験がないとせせら笑われる覚えはないのですが、それが一般的なのかどうかは、日本人同士で議論してても仕方ないですから、別件のついでがあったので、アメリカ人に聞いてみました。
それによると、"Thank you for your email." という言い方は、企業に問い合わせたときなどに、その回答メールなどによく書いてあるそうです。または、会社のメールの不在通知(長期休暇や出張に出る際に、メールをいただいてもしばらくお返事できません、ということを伝えるための自動で返信されるメールです。)などによく見られるということです。つまり、丁寧な姿勢を見せたいのだけれど、パーソナルな印象を与えたくない、ビジネスライクな表現、ということです。個人が使う場合は、企業やこれから行きたい(けどまだ所属していない)学校への問い合わせなど、丁寧に書きたいけれど、個人的には相手のことを知らない場合に、使うそうです。「自分は、友達から来たメールにこう書いて返信したことはないね。」と言ってました。
同じ意味の表現でも、"I'm glad to hear from you." は、もっと温かみのある表現だとも言っていました。親しい人に使えるということですが、逆に、ビジネスではよほど親しい場合を除いてあまり書かないのかもしれませんね。
こんなこと、外国人である私たちには、わかるはずありません。
ともかく、日本人が書く「メールありがとう。」と、アメリカ人が書く"Thank you for your email." のニュアンスは、まったく同じではないかもしれないということです。言う人はいるかもしれませんが、少なくともいつもは書いてません。日本語でいつもそう書くから、英語でもそう書く必要はありません。日本語で考えてから、それを英語にするのではなく、英語のコミュニケーションの仕方そのものも学んでいく必要がある、というのが前回書いた趣旨です。(まぁ、私も日本人ですので、そう書きたい気持ちは抗い難いのですが・・・。何回か書いて、相手から一回もそういう返信がないなら、あんまり書かないのかな、と感じていくのがコミュニケーションかな、と思いますけど。まぁ、どんな言葉を選ぶかは自由ですので、お好きにしてください。これ以上、この話を論じるのは無駄なので、ここで終わりにします。なんなら、例を変えてもかまいません。私が書きたかった趣旨は、そこにありませんから。)