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相変わらず「これは」と触手が動く話題が少なくて困っていたんですが、今日ある記事を読んでいて書くことが決まりました。このことについては、今までも意識はしていなかったけど、ズーッと心の奥に潜んでいたことなんですが、今回その記事を見て「やっぱりそうでなくちゃ」と納得したような気分になりました。日頃からこのブログで言いたい放題のことを書いていますが、今回もというか、今回は特にその傾向が強いと思います。私はブログを書きながら結論を考えていくスタイルなので、今この時点ではラストがどういう展開になるか分かっていません。いつもこんな感じなんです。何とも頼りないというか…。いつものように前書きが長くなってしまったようなので、本題に移ります。ある記事とは、今季の日本シリ-ズで日本一になったDeNAの南場オーナ-が、さる民放のテレビ番組に出演した時の発言です。いくつかの記事に分かれているので、ここではその抜粋を2,3書いていきます。『球団との距離感については「やっぱりちょっと距離を持って冷静にっていうのがなかなか難しい事業ですね、本当に。私、あまりに負けず嫌いだし勝ちたいし。負けるとあまりに自分の生活に大きな影響を及ぼすので」と語り、「心の保険をかける癖がありまして今日は相手はこのピッチャーが出てくるのは強いから、今日はダメかもねみたいなことを自分に言い聞かせて。それで心の保険をかけないと、もう生活がぐちょぐちょになっちゃうんですよ」』この記事を読んだ時、「この人は自分に似ている」と思い、思わず頷いてしまいました。私もイーグルスの試合をネットで見る(リアルタイム速報ですが)時、特にピンチの時は、負けた時のショック、つまり気持ちの落ち込みを最小限にするために、「(相手チ-ムのバッタ-は)いい打者だから、打たれてもしょうがないなぁ」とか「この試合負けたっていいじゃないか」といった予防線を張っていることが多いです。勿論、それは本心ではありませんが。ただ、そうしないと日常生活に悪影響してしまうので。こういうのは結構尾を引いてしまうんです、私は…。なので南場オーナ-が言っていることはよく理解できます。つまり彼女の考えに『共感』したということでしょうか。彼女はこんなことも言っています。『野球は見ているだけだが、それでもオーナーとして「何を変わったらいいのかなと思った時には、とにかくまずはチームの状況。うまくいってる時はなんでうまくいっていて、うまくいってない時はなんでうまくいってないのかっていうのはまずしっかり今年は理解する年にさせてほしいということで、それをやらせてもらったんですよね。月に1回、(三浦)監督から詳しく聞いてるんですよ。聞いて何か言うわけじゃないんですよね。ただ状況を聞いて応援するだけなんですけど」と話した。』このことを読んで、DeNAの監督と選手たちは『幸せ』だと私は思いますね。南場オ-ナ—はシーズン中何度も応援をしに球場に足を運んでると言います。普通の会社で言えば、社長がしょっちゅう現場に行って現場の監督や担当者のいうことに耳を傾けている(文句は言わない!)。会社のトップが文句を言うためではなく、応援のために現場に駆けつけてくれれば、管理職や社員にとっては限りなく嬉しいことだと私は思うんです。まあ、全ての人がそうとは思いませんが。球団のオ-ナ—と言えば、私が小学生の頃(大昔のことですが)、東京オリオンズ(今のロッテの前身)に永田さんという名物オ-ナ—が居ました。とにかく『野球愛』、『オリオンズ愛』が異常と思えるほどに強く(当時の私はそう感じていました)、シーズン中はかなりの頻度(10回とか20回とかいう頻度ではない!)で球場に応援しに行っていたそうです。応援というか、むしろ現場の監督や選手の『邪魔』をしにいった、というのが正解かもしれませんが。ただ、決して不快を与えるような言動は無く、むしろ心温まるエピソ-ドをたくさん残した人だったと記憶しています。『金は出すけど口も出す』と言われながらも、慕われたオ-ナ—だったと思います。あの頃は今に比べれば、かなりおっとりした時代だったのかもしれませんね。話を戻します。こういう話を聞くと『うちのオ-ナ—』のことを考えます。 彼は「楽天イ‐グルスのことをどう思っているんだろうか?」ということです。殆ど肉声が聞こえてこないので、少し調べて見ることにしました。『Business Journal』誌に、あの有名になった逸話に関する記事(リンクはここ)を見付けました。『プロ野球の独立リーグ、ヤマエ久野九州アジアリーグの「福岡北九州フェニックス」のオーナーを務めている堀江氏は、8月4日にネットで生配信されたフェニックスの試合中継に出演した楽天野球団の元社長、立花陽三氏から聞いた話として、以下のように語った。「三木谷さんみたいにさ、(自分は)現場に口出さないから。いや、スッゴイ口出すらしいよ、三木谷さんは。だって俺さ、楽天球団、長いこと社長やってた立花陽三って仲良くてさ。大変だったらしいよ、打順まで言うらしいよ。試合中に電話かけてくるらしいよ」』別の記事(2015年8月15日Diamonnd Online)にはこんなのもありました。『5位に沈んでいる東北楽天・田代富雄打撃コーチの突然の退団(7月30日)は大きな話題になった。表向きの理由は「打撃不振の責任をとって」だが、多くのメディアが「三木谷浩史球団オーナーの度を超えた現場介入に田代コーチがブチ切れた」と報じたからだ。では、どのような現場介入があったのか。各メディアの報道を見ると、先発オーダーの変更の指示まであったという。先発オーダーは打撃コーチが練習での選手の調子や相手投手との相性などを考慮に入れて監督(楽天の場合は大久保博元監督)に進言、それを参考に監督が決めるものだが、楽天ではそれを三木谷オーナーがチェックすることが慣例化されダメ出しされることもよくあったらしい。また、1軍と2軍の選手の入れ替えの指示もあったという。』ここまでやったら嫌われて当然でしょう。この人に関しては、ネット、マスコミだけでなく世間一般の評判も余り良くないようですね。「言うべきでない良い余計な一言を言ってしまう」とか「好感度で経営ができる訳ではない」とたかを括っている、などと言われたりする。ただ、私が知りたかったのは、このような現場への介入に関してではなく、「オ-ナ—の楽天イ‐グルス愛」なのですが、それについて書かれたものは見つかりませんでした。つまり、彼はそういうことを何らかの機会に口にする、語ることが無かったようです。これって結構不思議なことですね。チ-ムの細かいことに口出しはするけれど、そのチ-ムについて『愛』や『思い』を口にすることはない、というのは個人的には理解できません。言葉は悪いですが、彼にとってみれば球団経営というのは、単なる道楽と一緒なのでしょうか? つまり気にくわない時に文句を言って一人満足している、という彼の顔が想像できそうです。金持ちのお坊ちゃんが、周りの大人を困らせて喜んでいる、そういう光景が頭に浮かんできます。これは楽天球団、監督、選手それにイ‐グルスファンにとって、良い事ではないと思います。人と人を比較するのは余り良いことではない、と年齢をそれなりに重ねた今感じることではあるのですが、やっぱり比較したくなってしまいます。世の中には野球のル-ルを知らない人が大勢います。DeNAの南場オーナ-もその一人の様ですが、野球のことを何も知らなくてもいいんですよ。『自分のチ-ム』のことを知ろうとする気持ち、チ-ムを愛する気持ちがあれば、たとえ少しばかり(本当に少しならですが)偏屈なところや現場介入があっても、まあ我慢は出来るかもしれません。「金は出すけど口は出さない」と言われているのは、ソフトバンクグル-プの孫会長だと言われています。でも言われているだけで私は知りませんが。まあうちのオ-ナ—にそこまでなれ、とは言いませんが、「(外国人選手獲得の)金は出さないが口は出す」というオーナ-にだけはなってもらいたくないです。選手補強費は投資ですから、投資のための金は出せない、したくないというのなら、さっさと野球ビジネスから身を引いて、しっかりと投資の出来る人にオーナ-になってもらいたいですね。(彼にしてみたら、当たる確率の低い『外国人補強』は費用対効果が悪い、もしかすると『博打』じゃあないかと思っているのかもしれません)さて最後に、南場オ-ナ—が言ったことで個人的に印象に残ったことがあったので、ここに付け加えたいと思います。ここからは本題とは関係ありません。『インタビュアーを務めた同局の女子アナウンサーが「仕事をずっとしてたいって思うんですけど、『(選択が)合ってるのかな』とかっていうことは日々思うので…」と相談。南場オーナーは「会社経営してると戦略もさ、こっちの戦略もこっちの戦略もさ、どっちを選択してもそんなにその選択自体の差はないっていう。迷うくらいだったら、同じぐらい良い選択肢なんですよ」と語った。続けて「みんな同じようなことをやって勝つ人と負ける人がいるのは、どれだけそれをしっかりやり抜いたかってことなんだよね。やり抜くには、『これが間違ってるかもしれない』って思うとなかなかやり抜けない。『もしかしてあっちが良かったんじゃないかな』とかじゃなくて。正しい意思決定をしたんだから、もう信じてできること全部やろうってやった方が絶対成功する。いかにしっかり見事に、堂々とやるかっていうことによって、そこから出て来る幸せが違ってくると思うけど…」と力説した。真剣なまなざしのアナを前に、「なんか悩んでるんですか今? もう悩んでるなら私が決めちゃう!」とインタビューを締めくくった。』だそうです。にほんブログ村の住民で、3つのブログランキングに参加しています。↓ポチッと押していただけたら嬉しいですありがとうございますにほんブログ村にほんブログ村にほんブ
2024.11.21
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昨日、小深田選手の契約更改交渉があり、500万円アップの9000万円でサインしました。私の予想は700万円のダウンでしたから、1200万円の差ということに…。これで古謝樹投手に次いで2連敗となってしまいました。今回は結構自信あったんですけどねぇ…。この調子だと今後も厳しそうだなぁ。 これまでに予想した選手の来季年俸とその結果は、次のようになっています。 ミステリー小僧予想 実際 差 判定 1. 辰己涼介 外 13000万円(+5000) 2. 小郷裕哉 外 6000(+2900)3. 早川隆久 投 6600(+3300)4. 藤井聖 投 4050(+2750)5. 藤平尚真 投 4100(+2650)6. 鈴木翔天 投 6200(+3000)7. 渡辺翔太 投 5050(+2250)8. 古謝樹 投 2900(+1300) 2300(+700) 600盛りすぎ X9. 小深田 内 7800(- 700) 9000(+500) 1200過剰 X 10. 村林一輝 内 3700(+1000)しかし、今回の小深田の来季年俸がアップというのには、正直驚きです。だってほとんどの成績が昨季に比べて落ちているんですから、現状維持はあるかもしれないけど、小幅とはいえアップとは…。唯一ポジティブなことと言えば、守備力が向上してゴールデン・グラブ賞を受賞したことでしょうか。それが500万円アップということかのかな?楽天球団の査定方法やポイントが分からないので、私の予想と球団の結果が相違することはしょうがないですが、ちょっと私の中では腑に落ちないですねぇ。この調子で他の選手についてもアップ査定を連発してくれれば、何も文句は言いませんが…。まあそんなことはないでしょうけど。ひとこと言わせてもらえれば、もう少し素人でも分かるような査定方法にしてもらいたいですね。お願いしますよ!にほんブログ村の住民で、3つのブログランキングに参加しています。↓ポチッと押していただけたら嬉しいですありがとうございますにほんブログ村にほんブログ村にほんブ
2024.11.22
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昨日、辛島航投手が契約更改を終えた様です。22年オフに年俸8000万円の3年契約を結んだので、3年目となる来季の年俸も現状維持の8000万円です。まあ複数年契約なので記事にもなりませんでしたが。昨季は『貴重な先発左腕』ということで、1軍で10試合の登板がありましたが、今季は1軍に上がることは有りませんでした。では2軍ではどうだったのかというと、15試合に登板して4勝6敗66.2回で被安打59防御率2.43と、2軍とは言えまずまずの投球だったんですが、それでも1軍には呼ばれなかったんです。直近6年間の彼の成績と年俸を見てみます。 防御率 試合 勝 負 HLD 回数 被安 被本 与四 被打率 WHIP 年俸万円2024 ---- 1軍登板なし ---- 80002023 4.56 10 1 5 0 51.3 57 7 16 .279 1.42 80002022 3.40 17 6 4 0 90 86 10 24 .258 1.22 40002021 ---- 1軍登板なし ---- 51002020 4.93 19 1 3 2 38.1 43 6 15 .289 1.51 62002019 4.14 27 9 6 2 117.1 119 14 57 .268 1.50 5000通算 3.97 208 56 72 1000.2 前に書いた通り、22年オフに3年契約を結んで、年俸が倍増して8000万円になりました。しかし複数年契約1年目の23年は先発に起用されましたが、5回以前に降板することが多く、殆ど戦力になりませんでした。そして今季は1軍登板なし。複数年契約を交わした2年前は、楽天で活躍していた左腕は松井裕樹くらいで、早川(5勝9敗)、藤井(1勝)や鈴木翔天は覚醒すらしていませんでしたから、かなりの左腕不足と言っていい状態でした。なので、当時は先発左腕としての希少価値から複数年契約(FA宣言無し残留)と年俸倍増が実現したと思います。しかし今季は早川と藤井がローテをしっかり守ってどちらも11勝を挙げ、新人左腕古謝もローテに食い込んだし、救援では鈴木翔天が勝ちパタ―ンの一角を占めるなど、ベテラン左腕辛島の1軍での需要、必要性は無くなってしまいました。年度別の成績からもわかるように、辛島のパフォーマンスは決していいわけではありませんでしたから、1軍に呼ばれなかったのも当然かもしれません。彼の存在すらも忘れ去られてしまったかもしれません。ハッキリ言ってしまえば、昨季と今季の彼のパフォーマンスは年俸に見合うものとはなっていません。来季も1軍に呼ばれなければ、間違いなく戦力外通告を受けると思います。だって2年後には36歳になっている訳で、その年に23年以上の結果を残せるなんて可能性は殆ど無いのですから、例え年俸を半額にしたとしても雇い続ける余裕は球団には無いと思います。昨年12月3日のこのブログで、辛島選手の契約更改について書きました。改めて読んで見ると、書いている自分が少々いらだっているのが分かります。契約更改後の会見で言っていることが、他人事過ぎて…。彼の場合はまず1軍に呼ばれないと話になりませんから、キャンプから飛ばしてオープン戦で活躍して、開幕1軍を掴む気持ちで臨まないと来季1軍での出番はないでしょう。それ程切羽詰まった状態だと思いますよ。まあ、成績に関係なく3年間で2億4千万円稼げるわけ(来季は3年契約の3年目)ですから、「必死になってやれ」といっても無駄かもしれませんが。2008年ドラ6で入団した彼も、来年はプロ17年目の35歳になります。来季は彼の『気持ち』『本気度』が試される年になりそうです。にほんブログ村の住民で、3つのブログランキングに参加しています。↓ポチッと押していただけたら嬉しいですありがとうございますにほんブログ村にほんブログ村にほんブ
2024.11.20
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今季より先発からリリ-フ/救援にコンバ―トされた藤平。ここで改めて紹介する必要のないくらい活躍した投手でした。今季振るわなかった投手陣の中で、早川、藤井、鈴木翔天らと共にブレ-クした投手の一人です。昨年10月に、当時打撃コ-チだった今江さんが監督に就任後、いくつかの大事な決断をしました。一つは、絶対的守護人だった松井裕樹のMLB移籍に伴い、則本を後任に指名したこと、そしてもう一つは藤平を先発からリリ-フに配置転換することでした。その時の私のブログはこちらです。2023年11月7日のブログ 藤平君はまだ忘れられていないようだ。来季はリリ-フ転向か。ここでは、藤平のリリ-フへの配置転換、いわゆるコンバ―トについて書いていこうと思います。 では、先ずはいつものように今季の成績から。10月8日時点です。防御率 試合 勝 敗 ホ-ルド セーブ 回数 被安 被本 四球 三振 失点/自責 被打率 WHIP1.79 46 0 1 19 1 45.1 29 4 12 56 11/9 .184 0.90 素晴らしい、文句のつけようのない成績です。 藤平は確か体調不良かなんかで離脱していましたので、今季の月別の成績を見てみることにしましょう。 防御率 試合 ホ-ルド セ‐ブ 回数 被安 被本 三振 四球 被打率 WHIP3・4月 1.80 10 3 0 10.0 8 0 12 1 .222 0.90 5月 0.00 2 2 0 1.2 2 0 2 0 .286 1.20 6月 4.50 2 0 0 2.0 3 0 1 0 .375 1.507月 0.00 7 2 0 8.0 5 0 7 2 .179 0.888月 0.87 11 6 0 10.1 5 1 15 5 .147 0.97 9月 3.38 11 6 0 10.2 4 2 15 4 .114 0.75 10月 3.38 3 0 1 2.2 2 1 4 0 .222 0.751軍に復帰した7月以降は、鬼神のような働き・活躍でした。9月は防御率が悪いですが、これは日本ハム戦でレイエスに3ラン、清宮にソロを浴びた影響かと。流石に疲れが出てきたのか、9月以降は被弾数が増えてきていますが、一方で目を見張るのは同時期に奪三振数が急増していることです。何とかCSに行きたい、という強い気持ちとチ-ムの高揚感が彼を奮い立たせたのか…。では最後に、球種別での被打率データを昨年(先発)と比べて見ることにします。 2024(リリ-フ) 2023(先発) 割合% 球速キロ 被打率 割合% 球速キロ 被打率 ストレ-ト 62.5 150.5 .176 49.7 146.8 .344 フォ-ク 31.6 139.8 .167 20.3 138.4 .122カ―ブ 5.0 122.6 .429 13.9 120.5 .222 スライダ- 0.9 139.6 .000 16.1 133.9 .175 全球種 .184 .249パッと目につくのは、ストレ-トの被打率が格段によくなっていることです。これは今季はリリ-フで1イニング限定ですから、スタミナを気にせずに力いっぱい投げられるからでしょう。平均球速も3キロ以上アップしています。自信があるから配球割合も上げていますね。得意球のフォークも今季は多投しています。当然のことです。気になるのは、昨季被打率が良かったスライダ-の割合を極端に減らしていることです。もっと増やしても良い気がしますが…。カ―ブは結構打たれていますね。実は彼の武器となっている『フォーク』なんですが、以前何か書いたことがあるなぁ、と思って過去のブログを探したところ、有りました!これです。中継ぎ転向&磨き上げたフォークで光を取り戻す ちょっと気になったところを抜粋すると(長い引用になりますが)、『試しているのは落差が大きいものと、チェンジアップのように奥行きが出る2種類のフォーク。だが、打席で後者のフォークを見た先輩の岡島から「それだと(バットに)当てられる。俺は全然怖くない。それなら真っすぐがホップしてくるんだから、ストライクの真ん中ぐらいから落ちていくフォークの方が狙いづらいよ」とアドバイスを受け、前者のフォークを磨き上げている。 7日に行われたシート打撃で早速、試投する機会が訪れた。相手はアドバイスをくれた巧打者の岡島。初球に落差の大きいフォークを投じるとバットは空を切った。藤平は「(岡島)豪郎さんは簡単に空振りしないので、試したかった。豪郎さんから空振りを取れたのは大きな自信になる」とうなずいた。』 中継ぎに転向するにあったって、どうしても空振りを取れる球が欲しいという事で、2種類のフォ-クをバットコントロ-ルの上手い岡島選手に投げたら、上のようなアドバイスをもらった、という内容です。ということは、『落差が大きくて、ストライクの真ん中ぐらいから落ちていくフォーク』を今季は武器にしているのでしょう。では、それをデ-タ(10月8日時点)で見てみると、 投球数 空振り 空振り率% ストライク割合 奪三振数2024年フォーク 213 52 24.4% 53.5% 192023年フォーク 188 24 12.8% 40.4% 9空振り数を投球数で割ったものを『空振り率』と呼ぶとすれば、今季は昨季に比べてフォークの空振り率は大幅にアップしていると言えます。やっぱり藤平はリリ-フへのコンバ―トに当たって、しっかりと『準備』をしていたんですねぇ。だからこそ今季ブレ-クすることが出来たと。納得です。それに、岡島のアドバイスには脱帽するしかありませんね。凄い『眼力』ですよ。確か、早川のフォークについても岡島のアドバイスを受けていた様な記憶がありますが。これについては、『早川の巻』で触れてみるつもりです。さて、ここで先日ブログで書きました則本の投球について、ちょっと補足したいと思います。次の表は、今季と昨季の則本の球種ごとの空振り率と被打率を示しています。 2024(クロ-ザ-) 2023(先発) 割合% 球速キロ 空振り 空振率% 被打率 割合% 球速キロ 空振り 空振率% 被打率 ストレ-ト 48 150.5 25 6.1 .305 44.0 146.9 37 3.5 .238 フォ-ク 28 139.5 48 20 .296 20.8 137.4 91 17.9 .248 スライダ- 15 132.6 19 14.7 .233 19.2 131.5 61 13.0 .246 カ―ブ 6 114 3 5.8 .000 8.2 111.6 17 8.5 .176 チェンジアップ 1.7 127.7 1 6.7 .667 6.6 126.3 12 7.5 .194クロ-ザ-に転向した今季は、全投球の76%を占めるストレ-トとフォークの平均球速や空振り率は上がっているのに、それらの被打率は大きく悪化しています。基本、1イニングしか投げないクロ-ザ-なので、球速や空振り率が上がるのはわかりますが、被打率のみ悪化しているのは何故なんでしょうか? 則本は今年34歳なので、26歳の藤平のように『フォークに磨きをかける』ということが簡単に出来ないかもしれませんが、今の投球でクロ-ザ-を続けても成功は望めないかと思います。クロ-ザ-であれ先発であれ、主力投手として彼が生き残るには、決め球の無い現在の投球に何らかの『てこ入れ』が必要かと思います。問題はそれができるのか、やれるか、でしょうか。にほんブログ村の住民で、3つのブログランキングに参加しています。↓ポチッと押していただけたら嬉しいですありがとうございますにほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村
2024.10.09
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【球宴・オ-ルスタ-】球宴の監督選抜選手の記事で溢れていた今日のスポ―ツ紙記事。イ‐グルス選手はファン投票でも選手間投票でもゼロでしたが、監督選抜でやっとノリと藤井、そして辰己の3選手が選ばれました。6月中旬以降、小郷や小深田、村林が不調だったので可能性が無くなり、早川も投手から3人では少々不味いので、選ばれた3人は妥当なところでしょう。個人的な感想として、オ-ルスタ-戦には全く興味はありませんが、選手としてみれば球界のレジェンドや他チ-ムの有望株と話すことが出来るいい機会ですから、向上心や好奇心旺盛な選手にとっては『技を盗む』絶好の好機に違いありません。そういう意味では早川クンも選ばれてほしかったんですけど…。藤井と辰巳が球宴後どのように変わっているのか、注意深く見ておくことにしましょう【外国人野手は?】さて、楽天が入団テストしていた外国人選手のマイク・モリン投手(右腕)の獲得を見送った、という記事を見付けました。今月初めに入団テストを受ける、という記事を見てから、さてどうなるか、と結果が気になっていたんですが。不合格だったことは残念ですが、一つ気になるのは「楽天は外国人野手の獲得をしない」というか、野手を探すのは『諦めた』ように思えることです。 「どうして?」と疑問に思うミステリー小僧昨年12月より度々『楽天の外国人野手はどうなるんだろう』という記事を書いていましたが、まさか7月にもなるのに新外国人野手がフランコだけというのも驚きです。フランコは確かに6月1か月間、特に交流戦では大活躍しましたが、7月に入ってからは快音が聞かれません。この頃は内野ゴロでの凡打が増えてきています。これは良くない時の兆候です。外国人野手の獲得にはポジティブ、ネガティブの両面があります。ネガティブ面を挙げれば『若手の活躍の機会を奪ってしまう』ということをよく聞きます。確かにその通りなんですが、楽天に必要なスペックは『ホームランを打てる野手』なので、それは楽天には『いない選手』です。いない選手なので『出場機会を奪う』ということはないはずです。楽天イーグルスにホームランバッタ-と言える選手は浅村しかいません。しかし年齢からくる衰えはかなり深刻です。このところやっとフェンス際までフライを飛ばせるようにはなりましたが、ホームランにはあと一歩足りません。近年の彼は不調期間が極めて長く、シーズンの大半は絶不調が続く傾向にあります。正直言って、彼に本塁打を期待するのには無理があると思います。ではフランコはどうでしょうか?彼の課題は変化球について行けるか、ということでしょうか。それに打ってもやたら単打が多いですね 小郷、辰己、大地などに時々効果的なホ-ムランは出ますが、彼らは長距離ヒッタ-ではありませんから、ここぞ、というところでの一発逆転ホームランは期待できません。それにも増して気になるのは、イ‐グルスには若手の長距離ヒッタ-が一人もいないことです。安田は候補の一人ではあるでしょうが、根っからの長距離ヒッタ-の器ではない。将来の大砲候補をドラフト(新人、現役ともに)で獲って育成するわけでも無く、外国人長距離打者を補強する気もない。楽天イーグルスは一体どうしたいというのでしょうか?チ-ム作りについて、監督や球団編成担当などに訊いてみたいですね。「お前たち、一体何考えてるんや?」ってね。何か考えているはずです、普通は。ブログランキングに参加しています。↓ポチッと押していただけたら嬉しいですありがとうございますにほんブログ村にほんブログ村
2024.07.09
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今回は、今季リリ-フに転向して大成功を収めた藤平尚真投手です。先発で鳴かず飛ばずであった投手が、リリ-フでこんなに成功した事例を私は知りません。いや、もしかしたらあるかもしれませんが…。なんでこれだけ成功したのか、ということについては10月9日のこのブログで書いていますので、ここでは繰り返すのはやめましょう。 では、彼のこれまでの年度別成績を見ていくことにします。 年 防御率 登板 勝 敗 HLD 回数 被安 被本 三振 四球 被打率 WHIP 年俸(万円)2024 1.75 47 0 1 20 46.1 29 4 58 12 .180 0.88 1450 2023 4.44 11 2 4 0 50.2 50 5 42 27 .249 1.52 1000 2022 3.97 8 1 0 0 22.2 15 0 17 12 .190 1.19 10002021 --- 1軍出場無し --- 12002020 0.00 1 0 0 0 0 1 0 0 0 -- -- 1500 2019 10.38 3 0 1 0 8.2 9 4 6 7 -- -- 18002018 4.43 14 4 7 0 81.1 65 17 68 54 .222 1.46 18002017 2.28 8 3 4 0 43.1 30 2 44 15 .194 1.04 1500通算 3.81 92 10 17 20 253 199 32 235 127 藤平投手は、横浜高校から2016年のドラフト1位で入団しましたが、毎年期待されつつ上の表でわかるように、全く芽が出ませんでした。よく戦力外にならなかったなぁ、って思いますよ。それが今江前監督が「若いから力が有り余っているので、毎日投げさせたほうがいい」との考えでリリ-フに転向になった今季は、鈴木翔とともにブレペンを引っ張っていくような素晴らしい働きでした!彼の一番の魅力は、キレのあるストレ-トとフォークの両方で三振を奪えることと、90%以上の割合で投げるその2種の球種の被打率が2割以下という、非常に安定した投球だということです。そして今オフは、その三振が獲れて安定している投球が認められて、初めての侍ジャパンに選ばれました。今年は彼にとって飛躍の年になったわけです。良かったですね!さて、年俸に話を移す前に、今季の楽天リリ-フ陣の中で、そしてリーグを代表するリリ-フ投手の中で、藤平投手の成績がどういう位置づけだったのかを見ていきます。 チ-ム内順位(トップ又は2位) リーグ順位(トップ) 防御率 1.75 2 位(鈴木翔1.66) 10位(ぺルドモ0.64)登板数 47 5 位(則本54) 17位(河野52) HLD 20 3 位(酒井26) 8 位(河野33)投球回数 46.1 4 位(則本52) 12位(杉山50.1)奪三振率 11.27 1 位(鈴木翔8.88) 2 位(ヘルナンデス13.50) 与四球率 2.33 3 位(宋1.59) 8 位(ぺルドモ0.96)被打率 .180 2 位(鈴木翔.149) 5位(鈴木翔.149)WHIP 0.88 1 位(鈴木翔0.92) 2位(ぺルドモ0.82)対象は、30試合以上登板しているリリ-フ投手(クロ-ザ-も含む)です。奪三振率とWHIPはチ-ムでトップで、リーグでも2位という素晴らしさ!防御率と被打率もチ-ム内2位ですから、藤平という投手がいかに安定した投球をするのか、というのが分かります。では、彼の来季の年俸を推定していきます。1年目の年俸を上回ったのがたったの2回、それも2年目と3年目のみで、その後は1000万円と1500万円の間で行ったり来たりという、8年目の26歳の若者には気の毒な年俸の低さでした。繰り返しになりますが、戦力外にならなかったのが不思議なくらいです。個人的には5000万円くらいは挙げたいですが。ちょっと無理かな?ここで参考になるのが渡辺翔太の今季の年俸です。昨季はプロ1年目で次のような素晴らしい成績を挙げました。防御率 試合 勝 負 回数 被打率 WHIP 2.40 51 8 3 48.2 .175 1.03しかしながら、年俸は1000万円から2800万円に、たったの1800万円アップ(280%)しただけでした。中継ぎで8勝したのにですよ⁉この280%を適用してみると、1450x2.8=4060万円(+2610)ということになります。私の希望とする5000万円とはかなりの開きがありますが、こんなもんなんでしょうか? 切りのいい4100万円とします。本当はもっと上げてあげたい気がするけど…。では、藤平尚真投手の来季年俸は4100万円と予想します!にほんブログ村の住民で、3つのブログランキングに参加しています。↓ポチッと押していただけたら嬉しいですありがとうございますにほんブログ村にほんブログ村にほんブ
2024.11.08
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このシリ-ズも早いもので6回目となります。鈴木翔天投手は、昨季の61試合に続き今季も49試合に登板して、圧倒的な安定感を示してくれました。2018年ドラフト8位で入団した大卒6年目の28歳左腕。 今季は4月28日ロッテ戦から無失点救援を続け、8月15日のオリックス戦で失点を喫するまで、28試合連続無失点の球団新記録を記録するという、すさまじいまでの安定感でした。さて、その鈴木投手の年度別成績と年俸の推移を見ていきます。 年 防御率 登板 勝 敗 HLD 回数 被安 被本 三振 四球 被打率 WHIP 年俸(万円)2024 1.66 49 2 0 24 48.2 24 0 48 21 .149 0.92 32002023 3.30 61 1 1 22 43.2 37 5 47 25 .236 1.42 10502022 4.03 38 1 3 7 38 25 2 35 25 .198 1.32 6502021 0.00 5 0 2 0 4.1 3 0 5 4 --- --- 6602020 13.50 2 0 0 0 1.1 2 1 1 1 --- --- 700 2019 --------------- 1軍出場無し --------------- 700通算 2.91 151 4 4 53 136 91 8 136 76 一昨年に頭角を現しつつあった翔天は、昨季にブレ-クして防御率3.30で22ホ-ルドを挙げる活躍で、キャリアハイの成績をを挙げました。今季はそれを上回る防御率1.66と24ホールドで、被打率も大きく改善し安定感が格段に増しました。『選手名鑑』のコメントを見ると、「右打者の被打率を下げるべく新球種取得に励む」と書いてあったので、「ふ~ん、そうか」と思って球種デ-タを見てみると 2024 2023 割合% 球速 被打率 割合% 球速 被打率ストレ-ト 64 149.9 .180 56 149.3 .203スライダ- 24 133.1 .029 31 133.0 .246ツ-シ-ム 11 137.6 .200 10 140.2 .318 カ―ブ 2 124.6 --- 3 125.0 .250 新球種はありませんでしたが、被打率は全球種で格段の改善を見せていました。では、課題としていた対右打者の被打率はどうだったかというと、 2023年 2024年 対右打者 .273 => .155 対左打者 .216 => .143 対右打者は勿論のこと、対左打者に対しても大幅な改善が見られました。殆ど無双と言っていいくらいの成績ですね。では、今季の楽天リリ-フ陣の中で、そしてリーグを代表するリリ-フ投手の中で、鈴木翔天投手の成績がどういう位置づけだったのかを見ていきます。 チ-ム内順位(トップ又は2位) リーグ順位(トップ) 防御率 1.66 1 位(藤平1.75) 7 位(ぺルドモ0.64)登板数 49 2 位(則本54) 12 位(河野52) HLD 24 2 位(酒井26) 4 位(河野33)投球回数 48.2 2 位(則本52) 7 位(杉山50.1)奪三振率 8.88 2 位(藤平11.27) 11位(ヘルナンデス13.50) 与四球率 3.88 6 位(宋1.59) --(ぺルドモ0.96)被打率 .149 1 位(藤平.180) 1 位(佐藤隼輔.160)WHIP 0.92 2 位(藤平0.88) 3 位(ぺルドモ0.82)対象は、30試合以上登板しているリリ-フ投手(クロ-ザ-も含む)です。被打率は、リーグの救援投手の中では堂々たる1位でした!チ-ム内でも、与四球率を除いて1位か2位という傑出した成績を残しました。こうしてみると、鈴木翔天と藤平翔真は、防御率、奪三振率、被打率、WHIPという投球の諸指標において、救援陣の中で確固たる地位を築き始めていることが判ります。こういう優秀なリリ―バ―は大事に扱わねばいけませんねでは、来季の年俸を大胆に予想してみます。計算の参考となるのは、何と言っても昨季から今季への上昇幅です。年俸が1050万円から3200万円に大幅アップ(+2150、昇給率205%)した今季の成績は、昨季に比べて試合数が61から49に減った以外は、防御率、投球回数、HLD数、WHIPなどほぼすべてでキャリアハイを記録し、安定感ではチ-ムで1,2位を争うまでに大きく飛躍しました。なので、来季の年俸は今季の2150増しを上回るのは確実かと。ここでこれまで予想してきた投手の来季の年俸を見てみると、藤平 救援 1450 => 4100 (+2650)早川 先発 3300 => 6600 (+3300)藤井 先発 1300 => 4050 (+2750)最も参考にしなければいけない藤平の昇給率は2650万円なので、鈴木翔天についてもそれ以下の昇給額は無いだろう。何しろ2人の今季の成績は甲乙つけがたい(古い言い回し!)から。では、来季の年俸予想は、2650万円増しの5850万円! と行きたいところだが、今季の年俸がほぼ同じレベルの早川が 3300=>6600 (+3300) であるので、もう少し色を付けないと先発と救援で『格差』がついてしまう…。それに鈴木は2年間で110試合登板であるから、リリ-フ1年目の藤平とは『格』が違う。2年連続で『勝ちパタ―ン』の一角を占めたことも加味しなければ…。なので、思い切ってこうでしょう!鈴木翔天投手の来季の年俸予想は3000万円アップの6200万円です! (思うところあって『2800万円アップ6000万円』から修正しました)さあ、森井球団社長の決断は如何に⁉ 森井球団社長 PS) ブログの内容の一部を加筆修正しました。来季の年俸予想もアップしています。にほんブログ村の住民で、3つのブログランキングに参加しています。↓ポチッと押していただけたら嬉しいですありがとうございますにほんブログ村にほんブログ村にほんブ
2024.11.08
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楽天の昨年ドラフト1位古謝樹投手は、今季は 勝敗というルーキ-イヤ-としてはまずまずの成績だったんではないでしょうか。その昨年のドラフトでは、古謝をはじめとした大学生の即戦力投手の当たり年と言われ、8投手がドラ1で指名されて入団しました。その中で最も活躍したのは、西武のドラ1夏武内夏暉投手であるのは間違いないでしょう。その一方で、1軍のマウンドに上がれなかった投手も何人かいた様です。契約更改の時期のせいでしょうか、ここ最近、ひじの故障や肘の手術で無念のシーズンを送った投手の記事を、頻繁に目にするようになりました。どうも3人以上いるみたいです。今まで新人投手でこんなに肘を故障して手術をした選手がいた年はないのでは?、と気になったので、昨年のドラ1大学生投手の今季と現在について、パリ-グは勿論のこと、セリ-グについても調べて見ることにしました。まず昨年のドラフト1位の中から投手だけを抜き出して、今季の成績をみてみます。《セリ-グ》阪神 下村海翔(青学大) 1軍登板なし。 4月に右肘のトミ-・ジョン手術を受けリハビリに専念。広島 常広羽也斗(青学大) 2試合に先発し11回15被安打の防御率2.45(2軍では12試合2勝6敗63.2回防御率3.96) 1軍登板では走者を背負うことが多く、大学時代の安定した投球は見られませんでした。巨人 西舘勇陽(中大) 28試合、主に救援で登板。30.2回で1勝3敗20ホールド防御率3.82と大活躍ヤクルト 西舘昂汰(専大) 1軍登板なし。1月の新人合同自主トレ中に右肘痛を発症。9月に4月に右肘のトミ-・ジョン手術を受けた。中日 草加勝(亜大) 1軍登板なし。1月の新人合同自主トレ中に右肘違和感。2月に右肘のトミ-・ジョン手術を受けた。《パリ-グ》ソフトバンク 前田悠伍(大阪桐蔭高) 1試合3回 0勝0敗 防御率18.00(2軍では65回防御率1.94)楽天 古謝樹(桐蔭横浜大) 15試合83.1回 5勝8敗 防御率4.32西武 武内夏暉(国学院大) 21試合145.1回 10勝6敗 防御率2.17日本ハム 細野晴希(東洋大) 2試合9.1回 0勝0敗 防御率3.86(2軍では8試合28.1回 被安打15 防御率1.27) 7月に左肩故障で約3か月離脱。ドラフト1位投手9人(前田以外は大卒)のうち、1軍でそこそこ以上活躍したのは、巨人西舘勇陽、楽天古謝樹、西武武内夏暉の3投手しかいませんでした。残り6投手のうち、阪神下村海翔、ヤクルト西舘昂汰、中日草加勝の3人は、開幕前に肘痛を発症して2月から4月の間に手術を受け、今季はリハビリに専念することになってしまいました。肩の故障を発症した日本ハム細野晴希を含めると、9人中4人が戦力とはならなかったことになります。本人は辛かっただろうが、チ-ムとしても即戦力として期待していただけに離脱は痛かったに違いない。昨年のドラフト上位の投手は、いわゆるパワ-ピッチャ-、完投型のタフな投手が多かったと聞いていたので、今季開幕前の自主トレやキャンプ中に発症や手術ということで、本番で投げる前に既にリタイヤしてしまったので、ちょっと驚いてしまいました。どんなに前評判が良くても、故障してしまったらそれ迄ですね。『無事これ名馬』とはよく言ったものです。ただ、今年駄目だからと言っても来年頑張ればいいわけで、スタ-トが遅れたことを気にする必要は無いでしょう。1年目に活躍して期待された2年目に、体調不良や故障で活躍できなかった荘司君の例もあるので、我らが古謝クンも体調管理には十分気を付けて、来季も頑張って欲しいものです。にほんブログ村の住民で、3つのブログランキングに参加しています。↓ポチッと押していただけたら嬉しいですありがとうございますにほんブログ村にほんブログ村にほんブ
2024.11.19
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NPB各球団の新外国人の契約合意がマスコミで頻繁に出てくるようになってきました。12月以降、判っているだけでもパリ-グでは次の選手の入団が各球団から発表されています。ロッテ 3投手1内野手 1)ネフタリ・ソト内野手(34) 前DeNA 2)ジミ-・コルデロ投手(32) 右腕 今季ヤンキ-スで31試合3勝2敗8ホールド防御率3.86、動く速球にスライダ-とチェンジアップ 3)ジュにオ-ル・フェルナンデス投手(26)最速163キロ、今季マイナ-で51試合3勝4敗防御率5.22 4)ジェ-ムズ・ダイクストラ投手(33)193センチ、マイナ-8シ-ズンで135試合23勝43敗 防御率4.43西武 2投手2野手 1)ヘスス・アギラ内野手(33)右打ち メジャ―通算114本塁打、体重125キロ!(来季NPB再十両となる見込み) 2)ジェフェリ-・ヤン投手(27)左腕 最速159キロ、2A3Aで奪三振率16.1 3)アルバ-ト・アブレイユ投手(28)最速163キロ、今季ヤンキ-スで2勝2敗防御率4.73、新守護人候補。 4)フランチ-・コルデロ外野手(29)ヤンキ-スからFAとなった左打ち大砲。メジャ―通算27本塁打。日本ハム 2投手1野手 1)パトリック・マーフィ-投手(28)1.96メートル、最速159キロ右腕。 2)アニュラス・ザバラ投手(26)最速162キロ、今季マイナ-で65.2回103奪三振。 3)アンドリュ-・スティ-ブンソン外野手(29)左打ち 今季3Aで106試合16本塁打44盗塁の俊足。しかし、楽天イーグルスはどうも蚊帳の外の様です。私の調べた範囲では、楽天ならず、ソフトバンク、オリックスも新外国選手の入団や「調査中」の選手はいない(少なくとも報道はされていない)みたいですね。まあ、ソフトバンクは山川を入団させたし、オリックスはもともと投手力としぶとい打撃で3連覇しているチ-ムですから、右打者が不足し大砲を探し続けている楽天とは事情が違います。ソフトバンクやオリックスはともかく、まさか、楽天は現有の外国人でことを済まそうなんて考えていませんよね?打者は出来損ない(失礼!)のフランコのみですよ。彼の今季成績は打率0.211、95試合出場、12本塁打、32打点。9月10月は15打数ノーヒットでした。他球団なら自由契約になるほどの酷い成績なのに。どうも楽天球団は、ポンコツに近い選手を修理して、翌年も使い廻そうとする傾向があるみたいですね。それで役に立てばいいけど、昨年今年のギッテンスの様に、全く1軍で活躍できずに帰国した人もいました。今年中に獲れなくても来年1月に合意という事もありますが、そうであれば余程大物を狙っているのかな?外国人選手が当たりか外れなんて、獲得前には誰にもわかりません。試合に出してみて何か月か起用し続けて、やっとわかる事なんですから、大砲が少なくとも一人は必要なら、2,3選手は獲得しないと、競争させないとダメなのに…。ここ3,4年のやり方から想像するに、野手1人と投手1人の計2人でしょうか、獲得を狙っているのは。本当ならフランコを自由契約にして、外国人野手を3人ほど探してきてもいいくらいです。今冬は絶対に良い選手を獲得してくれよ、と毎年願いつつも毎度裏切られてしまったここ数年…。今年もいまだ何の朗報も無い始末。いまだに役立たずの『石井コネ』で外国人探しをしているとしたら、来季も期待できる外国人選手は来そうもないみたいですね。それともパフォーマンスの悪い石井コネを切り捨てたから、新外国人獲得に苦労しているんでしょうか?いずれにせよ、新外国人探しはイ‐グルス球団が、近年抱える改善しなければならない課題の一つの様です。もういい加減、浅村選手一人に「大砲」という孤独な役を演じさせるのをやめにしませんか? ブログランキングに参加しています。↓ポチッと押していただけたら嬉しいですありがとうございますにほんブログ村
2023.12.26
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この年俸予想シリ-ズの8回目(11月10日)に予想したルーキ-古謝樹投手の年俸が、今日明らかになりました。来季の年俸額は700万円増しの2300万円で、予想した1300万円増しの2900万円とは600万円もの開きがありました。契約更改後の会見で古謝投手は「自分もそこらへん(2300万円)くらいを想像していたので、とても良い契約になりました」と言ったとか。ということは、私の予想したアップ率はかなり『盛り過ぎた』ということになります。他にこんなことも言っていたようです。「まず基礎的な体力を上げないと、7回、8回を投げられない。基礎的な体力、投げ込みなどを頑張っていきたい」「5回終わってからの体力や、要所要所の1球の重みであったり、そういうところをキャッチャー任せにせず、自分の頭で考えて、勝ち星をチームにつけて貢献したいです」ハイ、その心構えは立派です。是非実行して来季はもっと長い回を投げて頑張って欲しい。予想の話の戻りますが、今回は完敗ですね! どうも選手への思いが強いので、どうしても『盛りすぎ』てしまうみたいですね。まあこれは単なる暇つぶしの遊び半分なので、当たろうが外れようがどうということないのですが、それでもやっぱり「悔しい」!他の選手の予想も、古謝のそれと同じような基準(平たく言えばただの『勘』ですが)なので、今後も厳しい結果が待ち構えているように思え、ちょっと意気消沈してしまいます。まあ遊びですから、これからの展開が楽しみではありますが。これまでに予想した選手の年俸は、次のようになっています。 ミステリー小僧予想 実際 差 判定 1. 辰己涼介 外 13000万円(+5000) 2. 小郷裕哉 外 6000(+2900)3. 早川隆久 投 6600(+3300)4. 藤井聖 投 4050(+2750)5. 藤平尚真 投 4100(+2650)6. 鈴木翔天 投 6200(+3000)7. 渡辺翔太 投 5050(+2250)8. 古謝樹 投 2900(+1300) 2300(+700) 600盛りすぎ X9. 小深田 内 7800(- 700)10. 村林一輝 内 3700(+1000)次は誰でしょうね?辰己、早川、藤平、鈴木、村林はプレミア12が終わってからだから、小郷、藤井、渡辺、小深田の誰かということになります。さあ、次はどうなりますかね。ところで、上の選手以外で2選手が契約更改交渉を終えました。酒居投手と岡島外野手です。国内FA権は行使せず残留を決断したばかりの酒居知史投手は、2400万円アップの年俸8000万円の複数年契約で合意。今季出番が少なかった岡島豪郎外野手は、1000万円ダウンの4300万円でサイン。彼は「何でもいいからもっと試合に出たい」「まだまだ俺はできるぞというのを来シーズン見せたい」と話したとか。その気持ちよ-く分かりますね。シーズン通してスタメンで出られれば、.250くらいは打てるんだぞ! ということでしょう。彼は今でもそのくらいの力はもっていると思います。でもその彼も現在35歳。あと何回契約交渉の場に出て来られるのでしょうか?にほんブログ村の住民で、3つのブログランキングに参加しています。↓ポチッと押していただけたら嬉しいですありがとうございますにほんブログ村にほんブログ村にほんブ
2024.11.13
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まあ、毎年今の時期はどの球団も秋季練習中で、まだ契約更改交渉も本格化していないので、「これだ!」というニュ-スや記事が少なくて困ってしまいます。特に、テレビで贔屓チ-ムの話題に触れることが皆無な私にとって、この時期は何とも辛い…。ところで、今日やっと日本シリ-ズが決着したようです。横浜ベイスターズが日本一になったらしいですね。殆ど関心が無いので、どっちが勝っても良いから早く終わってくれないかなぁ、なんて考えていました。日本シリ-ズが終わった翌日が、戦力外通告の締め切りですから、明日には最終結果が分かるんですね。心配で眠れない選手もいるかもしれない…。ではではということで、秋季キャンプ終了と共に本格化するであろう『契約更改交渉』を先取りしてみようと思います。言うまでもない事ですが、単なる予測ですので、的中しなくても怒らないでくださいねさて、あの『ミステリー小僧』さんに登場してもらおうかとも考えましたが、書いていく内容がいい加減なことなので、言葉使いと雰囲気だけは丁寧に紳士的に行くことにしたので、今回はお引き取り願いました。先ずは主力選手からいきます。トップバッタ-は、今季楽天で最も活躍した選手の一人である辰己涼介外野手です。 まずはプロ入り後の年度別成績と推定年俸です。年度 打率 試合 打席 安打 2塁 本塁 打点 盗塁 失策 長打率 出塁率 OPS 年俸(万円)2024 .294 143 597 158 22 7 58 20 2 .419 .353 .772 80002023 .263 133 495 114 16 9 43 13 1 .385 .341 .726 5300 2022 .271 120 476 111 14 11 35 12 2 .401 .354 .755 33002021 .225 130 443 84 13 10 32 6 2 .345 .326 .671 20002020 .223 104 282 56 9 8 28 11 5 .378 .286 .664 22002019 .229 124 369 72 12 4 25 13 2 .318 .320 .639 1500通算 .257 754 2662 595 86 49 221 75 14 今季は最多安打のタイトルを獲得し、多くの項目でキャリアハイを達成しました。また、4年連続でのゴールデングラブ賞の期待もあります。今季の主な成績について、チ-ム内及びリーグでの順位(規定打席到達者のみ)を見てみると、 チ-ム内順位(トップ又は次点) パリ-グ順位 打率 .294 1位(鈴木.266) 2 位(SB近藤.314)安打 158 1位(小郷145) 1 位(小郷145)2塁打 22 2 位(小郷24) 13 位(SB栗原40)本塁打 7 4 位(浅村14) 18 位(SB山川34) 打点 58 2 位(浅村60) 9 位(SB山川99)盗塁 20 3 位(小郷32) 4 位(SB周東41)長打率 .419 1位(浅村.382) 7 位(SB近藤.521)出塁率 .353 1位(浅村.346) 3 位(SB近藤.439)得点圏 .323 1位(小郷.295) 2 位(SB近藤.324)OPS .772 1位(浅村.728) 7 位(SB近藤.960) こうしてみてみると、楽天唯一の長距離砲と言われている浅村には、本塁打数で大きく水をあけられてはいますが、打点はたったの2点差ですし、他の項目では浅村を凌いでいます。立派に3番打者の役割を果たしたと言っていいでしょう。(向うは5億円、こちらはたったの8千万円ですから、総合点とコスパでは辰己の方が圧倒的に良いですね)上記の他に、今季は刺殺数397のNPBの外野手における、歴代最高を記録しました。18年ドラフト時(1位)に『走攻守揃った即戦力外野手』とうたわれていた評判に違わない、パリ-グを代表する一流選手に成長しましたね。では来季の年俸はいくらくらいになるのでしょうか? 1億円プレ-ヤ-になるのは100%確実ですが、どこまで上がるのか?個人的には、《1億2千万円》が最低ラインだと思っています。つまり最低でも《4千万円増し》ということです。その程度は難なく行くと思いますが。どうでしょう、Maxは1億4千万円くらいかな?ズバリ 1億3千万円です!さて、前回の契約更改は楽天で最後、球界でもロッテ佐々木に次いで2番目に遅かったと記憶しています。遅くなった理由は、「持っているスマホが古くて、球団からのメッセ—ジが届かなかった」とか。今オフはどんな《隠し球》を持っているんでしょうか。楽しみな辰己くんです。にほんブログ村の住民で、3つのブログランキングに参加しています。↓ポチッと押していただけたら嬉しいですありがとうございますにほんブログ村にほんブログ村にほんブ
2024.11.03
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GM就任は確か来季からなので、正式には『石井SD』が正解なんですが、一足早く今から使わせてもらいます。 だって、来季にGM再就任という記事が出てから、石井SDの発言がたびたび取り上げられるようになりましたから、彼が既に戦力補強に関与しているのは間違いない事実となったわけです。まあ、そうだから期待しているんですけど。それと共に、今の時期はFA宣言の話でもちきりですから、楽天選手でFA権を持っている選手についての動向と、今オフのFA選手や新外国人選手の獲得などについても、石井GMの発言などをもとに考えていくことにします。単なる憶測ですが。先ずは楽天選手のFA宣言についてです。楽天にはFA有資格選手が12人いますが、残留がはっきりしていなかった酒居知史投手(Cランク)と茂木栄五郎内野手(Bランク)については、両選手の気持ちが決まりました。先ずは酒居投手から。【酒居知史投手】 『残留』を表明!19年にロッテにFA移籍した美馬の人的補償で楽天に移籍して早5年、楽天救援陣の柱として『勝ちパタ―ン』の一角を占めています。推定年俸5600万円(少なすぎる!)で人的金銭保証がいらないCランクなので、FA宣言すれば即戦力救援投手が欲しい球団での争奪戦が予想されていました。 11日の日刊スポ―ツ紙の記事から引用すると、『最後までFA権を行使するか迷ったという。「選手をしている以上、1回きりという思いの中でトライしてみたい」という気持ちもあった。その上で「居心地の良さを取って、その挑戦の心を捨てるのはどうかなという思いがあったので、本当に最後までその思いと葛藤しながらというところがありました」残留の決め手については「本当に何度も交渉を重ねるうちに『残ってほしい』という思いが伝わってきて、その思いが本当に僕の中で心が動いたという部分が1つです」と説明した。』 記事へのリンクはここです。10日のスポ―ツ報知紙の記事では、『決断の裏には石井GMとの縁があったという。当初は権利を得たことで、他球団の評価を聞いてみたい思いはあった。だが、FA移籍した美馬の人的補償として、ロッテから移籍した際の編成トップだった石井GMが復帰。大幅増が予想される金銭面だけではなく、選手の気持ちをくみ取った誠意あるオファーが心に響いた。楽天への愛着もあり、残留へ一気に傾いた。』記事へのリンクはここです。やはり石井GM復帰は、FA選手の気持ちを左右するほど価値があったということですね。ところで、このスポ―ツ紙は既に「石井GM」と書いていますねェ。私と同じく時代を先取りしているようですさて、もう一人の茂木選手です。【茂木栄五郎内野手】 FA権行使の見通し。2015年ドラフト3位で入団9年目の大卒30歳の茂木。プロ入り6年間はレギュラ-として遊撃や二塁手として活躍したが、22年以降は出場機会が激減。昨年オフにFA権行使を検討するも、(監督交代でチャンス在りかと思い直して)残留した。今期推定年俸は6000万円で、『人的補償+年俸の40%』又は『年俸の60%』の補償が伴うBランク。 11日日刊スポ―ツ紙の記事では、 (リンクはここです)『石井一久シニアディレクター(SD、51)が11日に取材に応じ、茂木本人が意向を示したと明かし、「権利ですし、そこは僕は別に自分もそういう経験者なので、いろんなことを実行して考えてもらえればなと思います」と話した。球団としては宣言残留を認める方針で、石井SDは「宣言残留するのはもちろんあります。もうその中でプランっていうのがあると思うんで、どこまでっていうのはちょっと分からないですけど、宣言残留は大前提として認めます」と説明した。』今季は主に代打として存在感は見せていたんですが、体調不良で夏場を長期間欠場したことで、46試合の出場にとどまってしまいました。まあ、もし残留しても、宗山の加入で競争が激化する内野手争いでは、到底出番は巡ってこないでしょうから、FA権を行使して移籍するのは当然と言っていい決断です。幸いヤクルトが獲得に興味を示しているとのことなので、来季はセリ-グで頑張って欲しいですね。【今オフの戦力補強】ここからは、今オフの戦力補強についてです。先ずは他球団でFA権を行使しそうな選手を挙げてみます。FA権行使をすべきか迷っている主な選手(パリ-グ)は、ソフトバンク 石川柊太投手(32)FA権行使 年俸1億2000面円 Cランク(補償不要)ソフトバンク 甲斐拓也捕手(32)熟考中 年俸2億1000万円 Bランクロッテ 西野勇士投手(33)残留か 年俸8500万円 Bランクいやあビックリ! 石川投手の今季年俸は1億円超えているのに、チ-ム内の年俸順位では10位以内に入っていないなんて…。恐るべしソフトバンク!人的や金銭の補償が必要ない石川投手なんかは、多くの球団が争奪戦を繰り広げそうだなぁ。欲しいけど楽天では無理でしょうね。実際、上記の日刊スポ―ツ紙では『石井SDは今オフのFA補強については慎重な姿勢を示した。』と書かれていましたから。では、今オフに日本人選手の補強をしないのかというと、そうでもないかもしれません。こんな記事がありました。楽天、阪神戦力外の加治屋蓮を獲得調査へ今季は不振でしたが昨季は大活躍したようなので、獲得できれば救援陣の強化につながると思います。【新外国人選手獲得】いまだにそれらしい情報が聞こえてきませんねぇ。今年も獲得する気が無いんでしょうか。別に「優勝何か狙わないから、外国人選手の補強は必要なし」という考えなら、それはそれでいいのですが。その代わり3位以内になるような補強はちゃんとしてくださいね。一方で、「外国人補強はしないけど、ドラフトで有望新人をとったのだから、優勝してもらわないと」という考え方だと困ってしまいますよ。それ程○○なことを言う人はいないでしょうが。戦力補強の方法手段には、いろいろあります。①現有戦力の底上げ、②ドラフト会議を経て新人選手獲得、③トレ-ド、④FA移籍選手獲得、⑤新外国人選手獲得、などがありますが、①と②は全球団がやっていることなので、④と⑤の可能性が無いと仮定すると、可能性が残っているのは③トレ-ドということになりますが…。楽天は直近5,6年間にトレ-ドで獲得した選手で活躍した選手は、殆どと言っていい程いません。ボーダ-ライン上の選手としては、阿部、伊藤の両選手でしょうか。レギュラ-には程遠いですが…。現役ドラフトで獲得した選手は、2年連続で戦力外になったし…。 優勝を狙えるチ-ムにするためには、現有戦力の底上げと戦力補強が必要です。戦力なんていうものは『相対比較』ですから、自分のチ-ムの戦力は十分底上げしたとしても、他チ-ムがそれ以上の底上げや補強をしたのでは、チ-ム力の差が開くばかりです。今季パリ-グの上位3球団は、いずれも戦力補強がうまくいった球団でした。ソフトバンクは、FAで獲得した山川内野手が大活躍して優勝に貢献。日本ハムは、新外国人野手レイエス選手が後半戦から大活躍、それに加えて現役ドラフトで加入した水谷選手や2軍でくすぶっていた大砲候補の清宮選手の覚醒。ロッテは、加入したソト選手がシーズン通して大活躍して、ポランコ選手との大砲の2枚看板が実現。一方で4位以下のチ-ムは、補強した新戦力が全くの不振。楽天は、駒の足りない投手陣の補強に外国人投手2選手を入団させたが、いずれも戦力にならず。野手に関しては目立った補強は無し。オリックスは、山本と山崎の抜けた穴を新外国人投手やFA加入の西川、そして長距離砲の新外国人でカバ-しようとしたが、打撃も投手力も抜けた戦力の穴を新戦力でカバ-できず。西武は、課題だった長打力不足の解消の為に獲得した、長距離砲の新外国人2選手が全く戦力にならず。新外国人のみに頼った補強の失敗が低迷の原因に。優勝を狙うのは戦うプロスポ―ツ集団においては当然のこと。優勝という最も大きな目標に向かって選手を奮い立たせるのが、監督と球団フロントの仕事です。「3位以内ならいいよ」なんて目標を言われても、選手も監督もどう頑張っていいか分からないでしょうから。優勝を狙うことこそが、チ-ムの選手の一番のモチベ-ションになり、そこに向かって皆の気持ちが一つになるのですから。その意味において、戦力補強を十分にしないということは、監督や選手にしてみれば球団フロントが「優勝を真剣には考えていない」つまりは「優勝は狙わなくていい」という間違ったメッセ-ジを、監督・選手やファンに対してまでも送ってしまうことになりかねません。今季の楽天の成績は、得点、失点、打率、防御率、本塁打の項目において、上位3球団に大きく引き離されました。その結果が3年連続の4位だったという訳です。球団が本気で『優勝』を考えているのなら、それなりの戦力補強をするのが『筋』というものです。さて、球団と石井GM(正式にはSDですが)は今オフにどのような戦力補強を実施して、吹けば飛ぶような軽い『言葉』ではなく、決断と実行力の『本気モード』で優勝を目指せるチ-ムを作っていって欲しい、それが私の願いです。にほんブログ村の住民で、3つのブログランキングに参加しています。↓ポチッと押していただけたら嬉しいですありがとうございますにほんブログ村にほんブログ村にほんブ
2024.11.12
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先日このブログで予告したように、パ6球団主力先発投手陣を安定度信頼度の観点から観た比較ランキングを発表いたします。今回は団体つまりチ-ム別ランキングです。私個人の考えでは、信頼できる安定した先発投手とは、ローテを守って大崩れせずに試合を作って少なくとも6回は投げ切り、回途中で降板する事無く安定した投球ができる、そういう投手でしょうか。失点しないことが第一で、被安打、被本塁打、WHIP、与四球等々、一般的に投手評価の際に使われる指標は用いずに、私の偏見と独断に基づく簡単な指標を用いることとします。ですから私独自の考え方に基づくランキングですので、遊び感覚で読んで頂ければと思います。ただ私は結構真面目にやっているんですが。それでは今回のランキングの為にリストアップした各チ-ム球団の投手を紹介します。楽天 : 田中将大、則本昂大、早川隆久、岸孝之、荘司康誠、辛島航オリックス : 山本由伸、山崎福也、山下、宮城大弥、田嶋大樹、山岡泰輔(山岡は今回追加。田嶋が休みがちな為)ロッテ : 佐々木朗希、西野、種市、小島和哉、メルセデスソフトバンク : 東浜巨、大関友久、石川、和田毅、有原航平西武 : 高橋光成、平良、隅田、今井、與座、松本日ハム : 加藤、上沢、伊藤、上原、鈴木、北山一応、先発回数10回以上を目安として主力上位5人または6人を選抜しています。元々は各チ-ム5人を想定してましたが、振り落とすには忍びない投手がいたので、最大6人までとしました。以下の表あるいはグラフのデータは8月25日時点のものです。先発以外の登板デ‐タは除いています。では成績表です。まず評価項目の説明を簡単に致します。分かりにくい所では、平均投球回数から右側でしょうか。平均投球回数 : 1試合当たりの平均投球回数で、投球回数を先発試合数で割ったもの。どのくらい長く投げられているのかを見る。回完了率 : 5回以上投げた試合で、回終了まで投げられた試合数を見る。要はリリ-フの助けを借りずに回を投げ切れたか、という事。完了率はその試合数を先発試合数で割ったもの。失点試合数割合 : 「2失点以内」と「4失点以上」に分けて、それぞれの試合数を先発回数で割ったもの。「2失点以内」は高い割合程良く、「4失点以上」は低いほど良好。イニング別失点平均 : イニング毎の失点数を先発回数で割ったものの平均。小さい数値程良好。初回に複数失点する割合 : 先発初回(1回)に複数失点(2点以上)した試合数を先発回数で割ったもの。初回に複数失点すると味方にとって出鼻をくじかれ相手に主導権を渡してしまうという、先発投手としては是非とも避けたいこと。この割合が低いほど良好。表内で色でハイライトされている数値は、赤はパ6球団中トップの成績、黄色は2番目の成績で、青は最下位を示します。我が楽天イーグルスは青が多いですねぇ。逆にオリックスと西武は赤が多い、つまり成績がいいという事です。この表で目につく数値を見ていきましょう。まず西武の完投数8は断トツですね。完投能力ある投手が複数いるのが西武の特徴であり強みです。その影響が出る平均投球回数、QS率及び回完了率もトップです。西武のリリ-フ陣は他チ-ムに比べて新しい回から投げられる、つまり登板時に走者がいないことが多い、という恵まれた条件で試合に入れるという事を意味します。次いでオリックスですが、防御率がトップなので大量失点する試合が少ない、特に初回に複数失点する試合が2%台という断トツに低い率です。詳しく言えば、主力6投手が先発した90試合中たったの2試合しか初回に2点以上失点しなかったという事です。では我らが楽天イーグルスはというと、評価10項目中何と6項目で最下位という、信じられない程の断トツ振りを示しているんですオイこら石井、ちゃんと聞いているのか? しっかり仕事してくれよ、いい加減に…。もう遅すぎるけど…。特に酷いのが初回に複数失点する発生率です。17%といえばざっくりと5試合に1試合は初回に2点以上取られる、という事。時には4点だったり5点だったり…。ランキングの発表に移る前に、イニング別失点割合のグラフを見ていただきます。イニング毎の失点数を先発回数で割ったものです。このグラフで目立つのは赤線の楽天は1回にピークが、青のソフトバンクが4回に大きなピークがあること。楽天のそれは上で述べたとおりです。ソフトバンクの4回のピ-クは、東浜、大関、石川投手に顕著に出ているものですが、理由は分かりません。他の4チ-ムは目立つピ-クはありませんが、中でもオリックスは回によらず抜群の安定感があります。さて、それではランキングの発表です。上の表にある項目ごとに順位をつけ、1位は6点、2位は5点、以下4点、3点、2点で最下位は1点とし、それらの合計でランキングを決めることにします。勿論項目の重要度によって倍にするとか様々な考えはあると思いますが、ここはシンプルにいきます。計算結果は次の表になります。トップはオリックス、以下2位西武、3位ロッテ、4位日本ハム、5位ソフトバンク、そして最下位は楽天でした。しかも断トツの最下位。最下位楽天のポイントを見てください。全部1点か2点、つまりビリか5位という屈辱的な成績ですよ。これだけダメな成績だと逆に何か凄味があって怖いですね。今季は石井監督の尻に火がついて結果を出さねば首が飛ぶわけで、ベテラン偏重のローテでは若手が入り込む枠には限りがありました。本当に若手を育てる気があれば、口先だけでなく本気で常勝チ-ムを作る覚悟があれば、ベテランを干してでも、若手が1試合結果が出なくても続けて使っていくべきだったと思います。松井友飛をもっと積極的に使ってほしかった、もっと他の若手を育てて欲しかった…。今回のこのランキングで分かったことは、いみじくも楽天イ‐グルス先発陣の高齢化著しい脆弱で弱々しい現実の姿であり、絶望的な将来、特に来シ-ズンでした。他球団の投手陣は若いながらも圧倒的な強さと安定感を持つ集団になっており、今後楽天との差は開いていくことは間違いありません。さて常勝チ-ムを作るためには誰かさんでは不足といって、結局自分が監督になる羽目になった石井くん、あなたがこの約3年でやってきたことは、自分の言葉とは裏腹な常勝軍団とは似ても似つかぬ楽天先発陣の姿であることを肝に銘じてもらいたい。たとえ今季楽天が3位になったとしても、私はあなたが監督に居座ることを認めない。たとえ奇跡的に優勝できたとしても、う-ん、もしそうなれば特別にもう1年様子を見てもいいかも。でももう優勝は無理だからやはり辞めてもらおう。なんか監督辞任を促すブログになってしまいました…。次は先発投手個人成績ランキングにしましょう。これも楽天投手は期待薄ですね。ブログランキングに参加しています。↓ポチッと押していただけたら嬉しいですありがとうございますにほんブログ村
2023.08.27
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小深田選手の今季の成績を一言で言えば、「すごく物足りない!」あるいは「もっとできるはず」と言ったところでしょうか。そう言いたくなるほどの情けない成績でした 社会人から2019年ドラ1で入団し5年目の29歳。その小深田のプロ5年間の打撃成績から見ていきます。年度 打率 試合 打席 安打 二三塁 本塁 打点 盗塁 失策 長打率 出塁率 OPS 年俸(万円)2024 .229 134 522 103 13 3 23 29 5 .287 .296 .582 8500 2023 .258 134 549 123 14 5 37 36 15 .331 .329 .660 50002022 .267 118 479 113 21 2 29 21 10 .342 .328 .670 3700 2021 .248 121 455 97 13 3 21 5 12 .312 .328 .640 33002020 .288 112 437 109 21 3 31 17 8 .381 .364 .745 1500通算 .257 619 2442 545 59 16 141 108 この表の成績を見れば「今季の成績は物足りない」というのは生ぬるいかもしれません。何しろ、打率、安打数、本塁打数、打点、盗塁数、出塁率など、ほとんどの指標は昨季を下回ています。それどころか打率やOPSなどのように、プロ入り5年間で最低となった数字も見られます。唯一良くなった点は、失策数が格段に減ったことくらいでしょうか。確かに今季は守備範囲が広く、しかも安定していた印象があります。彼の好守に救われた試合も多々ありましたから。では今季の主な成績について、チ-ム内及びリーグでの順位(規定打席到達者のみ)を見てみると、 チ-ム内順位(トップ又は次点) パリ-グ順位 (トップ)打率 .229 6位(辰己.294) TOP20圏外(SB近藤.314)安打 103 6位(辰己158) ----(辰己158) 二三塁打 13 8位(辰己22) TOP20圏外(SB栗原40)本塁打 3 9位(浅村14) ---- (SB山川34)打点 23 8位(浅村60) ---- (SB山川99)盗塁 29 2位(小郷32) 3位(SB周東41)長打率 .287 6位(辰己.419) ----(SB近藤.521)出塁率 .296 5位(辰己.353) 20位(SB近藤.439)得点圏 .238 6位(辰己.323) ----(SB近藤.324)OPS .582 6位(辰己.772) TOP20圏外(SB近藤.960) 小深田選手は長距離打者ではないので、本塁打や長打率などについては触れませんが、チ-ム内でのその他の成績は盗塁を除いて散々な有様です。では、小深田自身は今季の成績、特に打撃の不振についてどう思っているのか、唯一書いてくれたスポニチ紙の記事はこちらです。楽天・小深田 ドラ1の宗山に負けん!来季は初の打率3割目標「今年は特に打撃が物足りない」まあ文句を言うつもりはないですが、どうせ記事にするならもう少し内容のあることを書いてもらいたいですね。この記事からは今季の低迷の理由が分からないので、納得がいくまで自分で調べて見ることにします。先ずは『右打者・左打者別』打率や『チ-ム別』打率を調べて見たものの、ザックリいって落ち方にこれといった特徴が無く(つまり満遍なく落ちている)、最後に見た球種別の打率(次の表)でも一様に落ちているみたいです。球種別の打率(球種は割合が10%以上のもの) 2023 2024 割合% 打率 割合% 打率 ストレ-ト 47 .288 46 .241 スライダ- 15 .304 15 .132結局、何が原因かは分からずじまいでした。今季は開幕直後の出だしから不調でしたから、キャンプやオープン戦での調整が失敗したのかもしれません。でも来季もこんな調子だったら、宗山が内野の競争に入ってくる来季は、もうスタメンでは起用されなくなるかもしれません。自分で尻に火をつけて奮起して欲しいものです。では、もう後がない小深田大翔内野手の来季の年俸を予想します。今季の成績ではアップはあり得ません。現状維持があるかどうか。あるとすれば守備での貢献か盗塁数くらいか。しかしあの成績では現状維持も危ないなぁ。ないでしょう。減額だとすればどれくらいか?何か参考になるものは、ということで探し出したのがFA宣言をするだろうと予想される茂木栄五郎選手の、21年から22年の年俸推移です。 打率 試合 打点 本塁打21年 .259 120 53 14 22年 .223 73 30 9 ==> 8400から7400万円にダウン(-1000万円)似ていると言ってもやはり違います。でも、このくらい成績が落ちると、1000万円減にはなるという例です。今回扱った中で最初の減額となりますが、700万円から1000万円程度のダウンはあると思います。今季の打順は下位を打つことが殆どでしたが、そうは言っても134試合522打席も打席に立っている訳で、私は1000万円減は無いと思います。という訳で700万円減と見ます。小深田大翔内野手の来季の年俸予想は700万円ダウンの7800万円です。念のため、ここまでに書いてきた選手の来季年俸予想は、次の通りです。第1回 辰己涼介 外野手 1億3000万円(+5000)第2回 小郷裕哉 外野手 6000万円(+2900)第3回 早川隆久 投手(先)6600(+3300)第4回 藤井聖 投手(先)4050(+2750)第5回 藤平尚真 投手(救)4100(+2650)第6回 鈴木翔天 投手(救)6200(+3000)第7回 渡辺翔太 投手(救)5050(+2250)第8回 古謝樹 投手(先)2900(+1300)第9回 小深田大翔 内野手 7800(-700)にほんブログ村の住民で、3つのブログランキングに参加しています。↓ポチッと押していただけたら嬉しいですありがとうございますにほんブログ村にほんブログ村にほんブ
2024.11.11
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にほんブログ村先日発表したパ6球団主力先発投手陣を安定度信頼度の観点から観た球団別比較ランキングに続いて、今回は個人総合ランキングを発表しようと思います。私個人の考えでは、信頼できる安定した先発投手とは、ローテを守って大崩れせずに試合を作って少なくとも6回は投げ切り、回途中で降板する事無く安定した投球ができる、そういう投手を考えています。失点しないことが第一で、被安打、被本塁打、WHIP、与四球等々、一般的に投手評価の際に使われる指標は用いずに、私の偏見と独断に基づく簡単な指標を用いることとします。ですから私独自の考え方に基づくランキングですので、遊び感覚で読んで頂ければと思います。ただ私は結構真面目にやっているんですが。それでは今回のランキングの為にリストアップした各チ-ム球団の投手を紹介します。球団別ランキングに登場した投手リストと同様の34投手です。楽天 : 田中将大、則本昂大、早川隆久、岸孝之、荘司康誠、辛島航オリックス : 山本由伸、山崎福也、山下、宮城大弥、田嶋大樹、山岡泰輔(山岡は今回追加。田嶋が休みがちな為)ロッテ : 佐々木朗希、西野、種市、小島和哉、メルセデスソフトバンク : 東浜巨、大関友久、石川、和田毅、有原航平西武 : 高橋光成、平良、隅田、今井、與座、松本日ハム : 加藤、上沢、伊藤、上原、鈴木、北山次の表は評価項目と対象選手個々のデータです。すべて8月31日試合終了時点でのもの。尚、今回は先発投手の成績の評価比較なので、リリ-フ登板した試合の成績は除いています。では、評価項目の説明と配点について説明します。①年齢 将来性という観点から。24歳までは4点、25-29歳は3点、30-35歳は2点、それ以上は1点。②勝利数 1勝1点。勝ち数の多さはチ-ムの勝利への最大の貢献なので。③勝負差 勝ち越した数だけ得点となる。負け越せばその分得点減とする。④先発回数 11-15回1点、16-20回2点、それ以上3点。④から⑧までは先発としてのローテ、チ-ムへの貢献度を見る。⑤規定投球回数到達 到達していれば5点。現時点で11人のみ。⑥平均投球回数 平均で何イニング投げているか。7回以上3点、6回台2点、5回台1点。⑦完投数 1完投ごとに1点。⑧平均登板間隔 通常ローテの中(なか)6日(=6.0)をどれだけ守っているか。6.9以下3点、7台2点、8台1点。⑨防御率 トップ5は10,9,8,7,6点、2.50まで5点、2.99まで4点、3.49まで2点、3.99まで1点。⑨から⑭までは投球の質を評価。⑩QS率 QS(クウォリティースタ-ト=6回3自責点以内)回数を登板数で割ったもの。80%以上5点、70%台3点、60%台2点、50%台1点。⑪QS+率 QSは現在では最低限の指標に過ぎず、トップクラスの投手の指標としては不十分なので、ランクアップしたQS+(QSプラス=7回2自責点以下)を創設。50%以上2点、40%台1点。⑫2失点以内試合数割合 70%以上3点、60%台2点、50%台1点。⑬4失点以上試合数割合 10%以下3点、10%台2点、20%台1点。⑭回完了率 回を完了した状態で降板した試合の割合。80%台2点、60%台1点。長い説明で疲れたのではないでしょうか。飛ばした方もあるでしょう。全然構いません。では先発投手個人ランキングの発表と行きます。トップ5の発表です。まず5位からですが、4位に2投手が同得点で並んでますので5位はいません。第4位 ロッテ佐々木朗希 44点防御率、QS率は申し分ないが、規定投球回数に達していないことと完投が無いことが上位陣との差になった。第4位 西武平良海馬 44点QS率などのQuality関連項目で伸ばし、完投数無しのハンディを補った。第3位 西武高橋光成 45点 2位との差は勝負差の差が響いた。一方4位との差は完投数4がものをいった。第2位 オリックス宮城大弥 47点勝利数、勝敗差、完投数で得点を伸ばした。3位との差は勝敗差が大きかった。第1位 オリックス山本由伸 61点2位に14点の大差をつけての栄冠獲得。勝利数、勝敗差、防御率で2位以下を大きく引き離し、他項目でも満遍なく得点するなど、完投数以外のほぼすべての項目でトップクラスの評価を得た。6位以下15位までの投手と得点は次の表のとおりです。楽天投手で15位までに入らなかったものについても、表の下部に順位と得点を加えています。表から分かることは、上位は楽天とソフトバンク以外のオリックス、ロッテ、西武、日本ハムで占められ、楽天投手の最高位は11位に楽天則本と寂しい限りです。楽天の残り5投手は17位から34位(最下位)にランクイン。予想以上の、悲惨と言っていいほどの結果でした。上位陣は若年齢化が著しい。トップ5は全員20代でそのうち4人は20代前半だ。トップ10に拡大しても加藤以外は全員20代という若さが占める。この波に乗り遅れているのが、楽天とソフトバンク両チ-ムで、特に楽天投手陣の高齢化(=体力スタミナ不足)と弱体化は急速に進んでおり、他チ-ムとの差は歴然としている。チ-ムの若手育成方針の問題点洗い出し、ベテラン偏重の投手起用を改める等の対策を出来るだけ早くとってもらいたい。では楽天投手個々人の問題点を見ていきます。則本昂大 11位楽天投手では最高位だが、他球団主力投手との差は大きい。直ぐ上の上沢、今井と比較すると、防御率、QS率、失点数割合等、投球のQualityや安定感での差が目立つ。岸孝之 17位特筆すべきは、楽天で完投している投手は38歳の岸のみであるということ。この年齢で今の成績は素晴らしいの一言に尽きる。早川隆久 21位早川の弱点は13位伊藤(早川より12点差上)との差を見ると一目瞭然だ。Quality関連成績はほぼ互角だが、早川は規定投球回数、完投数、平均投球回数、登板間隔など、スタミナに関する項目だけで10点も劣っている。昨年秋に肘の手術を受けたのでスタミナ云々を言うのは酷だが、一流投手になるためには避けて通れないところ。田中将大 27位好不調の波が激しすぎ安定感に欠ける。いい時は7回まで投げられるが、不調時は炎上することが度々あった。勝負差、防御率、規定投球回数、完投数、QS率などほぼすべての項目で下位にランク。先発投手生命の危機と言っても過言ではない。荘司康誠 29位主力34先発投手中ただ一人の新人であるから、文句を並べるのはやめておく。勝ち星には恵まれなかったが良く投げている、という言葉が最もふさわしいと思う。辛島航 34位全34投手中最下位の成績。一番の弱点は(防御率の悪さを除くと)1回の登板で平均5回程度しか投げられないことと、途中降板が多い事。良い点としては、実働期間は長くはないが楽天で最もローテを守っているところか。ただ先発としては明らかに力量不足であり、現在の成績からも将来性からも、圧倒的な打線の援護がない限り先発投手としての使命は果たせないだろう。使うべきではない。デ-タの間違いはないとは思いますが、たとえ有っても順位には殆ど影響ないでしょう。特に楽天投手は。こういうのは自軍の投手の成績やデータを解析するだけでは見えてこないことなんですね。なかなか興味深かったです。いうまでも無く今回の成績と順位は8月31日時点でのものですから、今季終了後に最終結果を出す予定でおります。ブログランキングに参加しています。↓ポチッと押していただけたら嬉しいですありがとうございますにほんブログ村
2023.09.02
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島内選手が現状維持の1億2000万円でサインしました。その記事はこちら。松井稼頭央さんの言葉この選手と言えば、昨年末に「1年早くFA移籍させてくれ」と球団に直訴した件が思い出されます。ほんと、驚きましたよできるならFAさせてほしい そのニュ-スのことは、4月末頃に書いた私のブログでも触れたのですが、この記事を書く前にその記事を見て驚きました。そこには「島内選手の年俸は2億円」と書かれていたからです。これは私の勘違いの様です。ごめんなさい。そのFA直訴を報じたスポ―ツ紙記事では『異例の直訴は「年俸も上がらないのでモチベーションのところがでかい。金額とかだけではなく、違うユニホームを着てプレーしたい気持ちも少なからず出てきた」と説明。』記憶が正しければ、この発言はその少し前に、当時日本ハムの近藤選手選手がソフトバンクにFA移籍した時の年俸が7年契約で50億円という破格の金額だったので、愚かにもその金額とわが身の1億2000万円とを比較してしまった、という事ではないのかと。その2年前に国内FA権を行使せずに4年契約を結んだので、タイトルを取ったのに年俸が上がらないことへの不満がつい口に出た、という事でしょう。FA移籍すれば、彼の場合なら年俸にすれば2億円程度は獲得できると考えていたのかもしれません。彼の心の内は分かりませんが、彼の年俸と成績を年度順に表すと次のようになります。ちょっと長くなりますが。 年 年俸万円 打率 打席 安打 本塁 打点 出塁率2024 12000 2023 12000 0.236 369 76 7 38 0.325 2022 12000 0.298 613 161 14 77 0.373 2021 12000 0.257 599 125 21 96 0.3852020 10000 0.281 471 114 8 53 0.363 (20年末に国内FA権行使せず4年契約)2019 7800 0.287 585 145 10 57 0.3722018 55002017 3200…こうして年俸と成績を照らし合わせてみて、私的に奇妙に思うのは、2020年シ-ズン後にFA権行使せずに年俸12000万円で4年契約を結んでいることです。その年の成績から見て前年比2000万円アップはおかしくないのですが、何故その金額で4年契約にしたのかがよく分かりません。自分で、その後の大幅な昇給の可能性より、定額でもいいから安定を選択した、という解釈ができます。それなのに、異例のあり得ない要求をするのはお門違いというべきではないでしょうか。ここまで考えると、「違うユニフォ-ムを着て」という発言と合わせて考えれば、来季後はFA宣言して移籍になると思います。勿論楽天も慰留はするでしょうが。ただし、いい条件を他球団から引き出すには、来季は自分として満足できる成績を残すことが必要です。今季国内FA権を獲得した茂木が行使しないで残留する、と決断しましたが、今季のようにろくに1軍出場していない成績では、FA権を行使しても他球団が名乗り出てくれるのか、仮にそのような球団が有っても、条件面(金額と1軍出場機会)で自分が思っていたものとかなりの差が出るかもしれません。いい条件で移籍したいのであれば、島内同様に来季頑張らなければ、という事です。島内の話に戻りますが、彼がFA移籍などという無謀な要求を出した背景には、もしかすると当時の球団内に渦巻いていた「契約更改交渉」や「年俸金額」そのものに対する不満があったとも考えられます。逆にそうでなければ、いくら変わっている性格の(失礼)島内選手でもあんな無謀な要求はしないのではないか?とも考えられますが。真偽はともかく、球団は島内FA移籍という事が、来季後現実に起こりうることとして考えて準備しておいたほうが良いかと思います。ブログランキングに参加しています。↓ポチッと押していただけたら嬉しいですありがとうございますにほんブログ村
2023.12.02
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今季の小郷は、セパ両リ-グでただ一人全143試合の全イニングに出場した選手でした。2018年ドラフト7位(大卒)で入団した小郷は、前回書いた辰己涼介選手とドラフト同期生ということになります。入団以来順調だった辰己選手とは違い、小郷選手の場合は結構厳しかったと思います。 入団以来の打撃成績を見ていきます。年度 打率 試合 打席 安打 2塁 本塁 打点 盗塁 失策 長打率 出塁率 OPS 年俸(万円)2024 .257 143 642 145 24 7 49 32 3 .358 .337 .694 3100 2023 .262 120 441 102 16 10 49 13 5 .395 .321 .716 850 2022 .167 10 23 3 1 1 2 0 0 .389 .250 .639 900 2021 .182 38 88 14 3 2 6 1 0 9502020 .295 52 129 31 3 4 12 8 2 7302019 .172 22 34 5 2 1 4 0 1 700通算 .253 391 1357 300 49 25 122 54 11 昨季に大ブレ-クしてスタメンに定着したものの、規定打席にはもうちょっとで届かなかった小郷でしたが、今季は規定打席到達は勿論のこと、全試合全イニング出場して数々の記憶に残る活躍をしてくれました。今季の主な成績について、チ-ム内及びリーグでの順位(規定打席到達者のみ)を見てみると、 チ-ム内順位(トップ又は次点) パリ-グ順位 (トップ)打率 .257 3位(辰己.294) 12 位(SB近藤.314)安打 145 2位(辰己158) 2 位(辰己158) 2塁打 24 1 位(辰己22) 11 位(SB栗原40)本塁打 7 4 位(浅村14) 18 位(SB山川34)打点 49 4 位(浅村60) 13 位(SB山川99)盗塁 32 1 位(小深田29) 2 位(SB周東41)長打率 .358 3位(辰己.419) 14 位(SB近藤.521)出塁率 .337 3位(辰己.353) 5 位(SB近藤.439)得点圏 .295 2位(辰己.323) 5 位(SB近藤.324)OPS .694 3位(辰己.772) 12 位(SB近藤.960) リ-グ2位の安打数と盗塁数は、打順1番で起用されることの多かった(111試合)今季、リードオフマンとしてのチャンスメイクに多大な貢献をしたと思います。それだけではなく、チャンスにはチ-ム1位の2塁打数で打点を挙げる場面も数多くありました。1番打者でチ-ム4位の打点は見事ですね。出塁数、機動力に長打を兼ね備えた打撃こそが、小郷の魅力と言っていいでしょう。さて、昨季に打率.262、10ホーマ-、49打点とブレ-クした小郷の年俸は850万円から3100万円となり、2250万円の大幅アップを獲得しました。では、来季の年俸はどのくらい上がるのでしょうか?全試合全イニング出場、2年連続での活躍、1番打者としてのチャンスメイク力と機動性などを考えると、今回も大幅アップは間違いのないところ。少なくとも5500万円(+2400万)以上で、個人的には6000万円くらいまではいくと見ています。でも今年の年俸3100万円の倍の6200万円には届かないだろうなぁ、とも思っています。球団が簡単に100%アップするとはちょっと考えにくいですね。ハイ、小郷の来季年俸は6000万円と予想します。にほんブログ村の住民で、3つのブログランキングに参加しています。↓ポチッと押していただけたら嬉しいですありがとうございますにほんブログ村にほんブログ村にほんブ
2024.11.04
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今日は機嫌が悪いので言葉が雑になるかもしれません。予めお断りしておきます。8時からの朝ドラを見ようとテレビの前に座って待っていましたが、8時になったら何故かまたニュ-スが始まりビックリ仰天しました。あれ、朝ドラはどうしたの?と思いタブレットでJSTV番組表を見ようとしましたが見つかりません。今日からNHKワールドプレミアムに全面移行したとのことで、そちらの番組表を見るも正直よく分からない。何分か格闘してやっとそのシステムが理解できた様です。つまりこういう事です。これは前から知っていたことですが。1. JSTVの番組表は無くなり、ワールドプレミアムの世界共通の番組表となる。2. JSTV2はワールドプレミアム(の番組時刻)をこれまで通り日本時間と同時放送。3. JSTV1はワールドプレミアムを欧州時間に合わせてプラス8時間で放送。ところがワールドプレミアム番組表をみてもよく分かりません。どうなってるんだ、これは?また番組表とにらめっこして、やっと何が分からないのか分かってきました。問題がいくつかある事が分かったのです。つまり、1. JSTV1の番組表は無くなり、ワールドプレミアム(つまりJSTV2)の番組表の時刻に8時間プラスしたものがJSTV1のそれとなります。 右上の写真がワールドプレミアム番組表のScreenshot。この番組表の時刻に8時間プラスしたのがJSTV1の番組表となる。つまりJSTV1で20時に始まる番組が何か知りたいときには、ワールドプレミアム番組表の12時(20時から8時間引いた12時)で見なければなりません。なんと不便なことでしょう。2. もう一つ。何の予告も無しに朝ドラの時刻が、朝8時から朝9時に1時間繰り下げになりました。数年前にこれも突然でしたが、日曜大河ドラマの放送開始時間が夜8時から9時に繰り下がりました。その理由として言われていたのがUK(欧州大陸時間より常に1時間遅れ)の視聴者から開始時刻を夜7時から8時に送らしてほしい、との要望があったとかないとか。今回の時間変更もそれと同じ考えから来ているかは分かりませんが、UK偏重の番組編成がある事は想像できます。これには正直頭にくるし呆れました。理由はどうであれ、やどさくさに紛れて気に食わないことをするもんです。しょうがないので9時に朝ドラを見ていたら突如No Signalの文字が出て画面が真っ黒になりました。今日は朝から強い雨が降っているので、どこかで落雷があったのかもしれません。悪天候の時にはよくある事ですが、1時間待って見ている最中に画面が真っ黒になった時の気持ち、わかりますよね? いわゆる踏んだり蹴ったり、というやつです。 今の不機嫌な私ですそうです、だからこのブログを書いている訳です。本当に朝から頭にくることだらけです。良い一日をお過ごしください。Bonne journée2つのブログランキングに参加しています。↓ポチッと押していただけたら嬉しいですありがとうございますにほんブログ村にほんブログ村
2023.09.01
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21年ドラ1吉野創士選手の記事を見つけたんですが、内容は次の記事のタイトルそのままです。2年連続で巨人・坂本に弟子入り ただ、この選手はプロ1年目の昨年は体づくりに専念し、2年目の今季は2軍で6試合出場し5打数無安打でした。つまりプロに入ってからというもの、実戦経験が殆ど無いという、ドラ1というよりは育成で入団した選手のような2年間を過ごしてきました。実戦経験が殆ど無いにも拘らず、2年連続で巨人の坂本選手の自主トレに合流するというのです。記事によれば、『昨オフは、主に打撃の技術論をテーマとして取り組んだが、今回は「カウント別の打撃方法を突き詰めたい」と、より実戦的な内容に切り替える。』という事なんですが、2軍の試合にさえほとんど出ていない(出させてもらえない)のに(今でも体作りが主なんですかね?)、打撃論とかカウント別の打撃方法とか、何か「順番」がおかしくないですか?ド素人の考え方ではありますが、21年ドラ1選手はプロとしての体ばかりでなく、考え方が全くできていない、あるいはプロ向きではないと感じてしまいます。このスポ―ツ紙記事が出てから今回自分のブログで書くまでに少し間が空いてしまいましたが、実はその間にパリ-グ6球団の高校生ドラ1選手のプロ2年後の成績を調べました。知りたかったのは、プロ2年目で2軍の試合にもろくに出ていないドラ1選手なんているのだろうか、という事です。勿論、怪我や病気などの体調不良になっていないことが前提です。では、高校生ドラ1選手はどれくらいいるのでしょうか?2016年から2021年までの間に18選手(吉野選手含む)いました。その内訳は投手10人、野手8人です。投手と野手を混ぜたのでは正確な比較はできないと思うので、野手8人について詳しく見ていきます。ドラ年 選手 球団 プロ2年後の成績2017 清宮幸太郎 日本ハム 打率0.204、81試合、250打数51安打、7本塁打、33打点2017 安田尚憲 ロッテ 1軍出場無し。翌年よりレギュラ-2018 藤原恭大 ロッテ 打率0.260、26試合、96打数25安打、3本塁打、10打点2018 太田椋 オリックス 打率0.259、20試合、54打数14安打、3本塁打、5打点2020 井上朋也 SB 1軍出場無し。翌年は0.263、15試合2020 渡部健人 西武 1軍出場無し。但し前年に6試合16打席出場済。2021 吉野創士 楽天 1軍出場無し。2軍では6試合5打数0安打2021 松川虎生 ロッテ 打率0.188、9試合、16打数3安打 1打点 吉野創士選手に匹敵(!?)するような成績を残しているのは、安田尚憲と井上くらいでしょうか。ただ、その2人とも1軍での実績はありませんが、2軍では相当数の試合に出場していたと考えられます。つまり、吉野創士選手の様に2軍でも出られない選手というのは、かなりの異常と考えられます。プロとして1シーズン通して活躍できるだけの体力が無いか、考えが甘いか、技術的に箸にも棒にもかからないのか、どうなのでしょうか。思い返してみれば、新人自主トレ時の談話で、『体が細いので、体重を8キロほど増やす』と言ったかと思えば、『食が細いので、無理して多く食べるようにしている』とか、プロ野球選手らしからぬ内容だったのでちょっと驚いたのを覚えています。このままでは、来季の目標は「2軍で1年間試合に出ること」くらいかな。でもそれさえも簡単ではないように思えてきます。何しろ、プロで真面に試合に出たことが無いのですから。つまり、はじめの「順序が違う」という言葉になるのです。技術云々、成績云々では無く、まず1年間出場できるだけの体力があるか、という事に尽きるのでは?何とも締まりのない話です。選手本人の考え方も甘いのでしょうが、どうも楽天のスカウト陣、そして当時の首脳陣の見方考え方こそ本人以上に甘かったのではないかと思わざるを得ません。最後に、パリ-グ6球団の全高校生ドラフト(育成ドラ含む)の現在位置(どこでプレ‐しているか)を表したのが次の表です。(対象は2016年-2021年ドラフト) 選手数 1軍 1軍<=>2軍 殆ど2軍 引退移籍楽天 23 2(8.7%) 0 15 6オリックス 30 8(26.7%) 2 7 13ソフトバンク 46 2(4.3%) 4 23 17ロッテ 18 5(27.8%) 2 6 5西武 19 3(15.8%) 3 11 2日本ハム 26 5(19.2%) 4 14 3上の表からは、高卒ドラフト選手の1軍での活躍度%では、楽天はソフトバンクに次いで低いのが分かります。楽天の2選手は内投手(余裕で合格)と藤平投手(ギリギリレベル)です。参考まで)他球団の1軍定着選手: そうそうたるメンツです。オリックス 山本由伸、宮城、山下、紅林などロッテ 佐々木朗、安田、藤原など西武 平良、今井などソフトバンク 三森など日ハム 万波、清宮など楽天の高卒ドラフトの育成方法(起用法も含めて)に何か他球団と違いがあるのか、あるいはスカウト陣の選手評価に甘さがあるのかは判断できませんが、近年の若手特に高卒選手の伸び悩みが目立つことから、現行育成システムの再評価も含めて早急に対策を講じることが必要かと思います。今回は高卒のみの簡単なまとめでしたが、今後は全ドラフト指名選手についてさらに深堀していければ、と考えています。もう少し時間がかかりますが。ブログランキングに参加しています。↓ポチッと押していただけたら嬉しいですありがとうございますにほんブログ村
2023.12.15
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昨日は、今江監督の退任報道で賑わっていました。8連敗中の時の記事では、今江監督の来季の続投は白紙ということで、その理由は一言で言えば『ここぞという勝負所で勝てなかった』というものでした。しかし今日の報道記事を読んでいくと、どうもそれだけではないような感じが漂っています。いくつかのスポ―ツ紙の記事から引用すると、《スポニチ》現場レベルではコーチ陣とのコミュニケーション不足が選手に漏れ伝わり、求心力が低下していた。交流戦は制したものの、パ・リーグ球団相手は最下位の西武以外には全て負け越し。前日に止めるまで、今季ワーストの8連敗を喫して勝負どころで自滅した。球団内でも選手起用やバントを多用する戦術に対しての評価が分かれており、今月1日にCS進出を逃した際、球団幹部は「今すぐ来年のお願いをすることはない」と2年契約2年目の来季続投が白紙であることを明かしていた。その後、球団内で反省と検証を重ねた結果、今季限りでの解任を決定した。《スポ―ツ報知》CS出場権を激しく争う戦いの中、チーム内では、一致団結しているとは言いがたい状況も生まれていた。チーム関係者によると、シーズン終盤に差し掛かると、選手起用や采配を巡って指揮官に対する不満の声が多く挙がるようになった。9月から10月にかけて8連敗を喫するなど、選手に年齢が近い兄貴分として期待された今江監督の求心力は、最終盤にかけて失われていったという。《サンスポ》かねて継投策や起用法の偏りに疑問の声が上がっていた。さらに複数の選手から不満の声が出ており、球団はそうした事情を総合的に判断した上で、苦渋の決断を下したもようだ。《ディリ—スポ―ツ》選手から起用法の偏りや作戦面などに対して不満の声が出ており、球団はそうした事情を総合的に判断して新体制構築に傾いているとみられる。これでは何のことやらさっぱり分かりませんね。勿論、「これはここだけの話だけど」といって報道陣に話す球団関係者の話ですから、主語をぼかすのは当たり前ですが。1)監督とコーチ陣とのコミュニケーション不足がチ-ム内に露見 何のことを言っているのか、全く分かりませんね。ただ、最も可能性のあることとしては、投手起用でしょうか。特にリリ-フ投手の起用について、投手コ-チと意見の相違があったかも。ここで最も肝心なことは、首脳陣間の考えの違いや対立がチ-ム内に知れ渡ってしまったことです。これでは監督のチ-ム掌握力に疑問符がつく訳です。2)選手から、指揮官の起用法(の偏り)や采配/作戦面に対しての不満 ウ-ン、それらしいことがいっぱいあるんで…。ただ、問題は選手から『不満』が出ているということ。CS進出を争っていた時に、ということであれば、9月20日に早川を中5日で先発させたことかなぁ? あるいは翌日に則本が逆転サヨナラ打を打たれた試合かなぁ?この2試合の敗戦で3位から滑り落ち、その後は奈落の底へまっしぐらでしたから、今シ-ズンで最も大事な2試合であったかもしれません。その時のブログで、私はこんなことを書いていました。『今江監督は、則本が打たれて逆転負けしたことを訊かれて、「ノリ(則本)はここまでチームのために頑張ってきてくれた。もうノリでやられたら仕方ないですし、こちらも勝ちにいくっていう意味で、最後ね、外野も前に出したんで。相手バッターがよく打ったって褒めるしかないです」と言ったそうですが、チ-ムの為に一生懸命頑張ったのは、頑張っているのは則本だけではありませんけど、といいたいですね。』この試合後、私と同じような気持ちでいた選手がいたのでしょうか? よく分かりませんが…。まあ、今江監督の解任は決定事項みたいですから、理由を想像してみてもしょうがないですね。後任監督は、三木肇2軍監督か渡辺直人1軍ヘッドコ-チのどちらかがなると思います。17日には秋季練習が始まりますから。何か、去年と状況が似ていますね。違うのは、去年は監督交代ということで興奮していましたが、今年は…また交代か、というあきらめに似た気持ちでしょうか。勝てる監督であって欲しいけれど、負けた時でも納得できる監督であって欲しい…。それだけですね、新監督にお願いするのは。にほんブログ村の住民で、3つのブログランキングに参加しています。↓ポチッと押していただけたら嬉しいですありがとうございますにほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村
2024.10.11
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26日にその記事が出ていましたが、その時はそれほど関心がありませんでした。パッと読んで直ぐゴミ箱に直行でした。しかしその後、待てよもしかして、と思い直して他スポ―ツ紙を見てみたところ、やはり書いてありました。サンスポ紙です。記事の一番下にこう書かれてありました。「来季に向けた戦力補強に着手し、チーム編成を図る」この何でもない一言こそ、私が待ち望んだ言葉だったのです!ヽ(^o^)丿これこそは、今オフ、楽天は外国人選手の補強を積極的にやります、という覚悟ではないか、と思ったからでした。ただ、これは球団が何かそれらしいことを言ったのではなく、単に担当記者が勝手に想像しただけのことかもしれません。しかし、このタイミングでの『チ-ムの戦力編成を担い統括するGM職』に復帰するということは、それなりの理由があるはずであり、それは外国人選手の補強やトレ-ドをやりますよ、というのろしだと勝手に考えています。 こんなことを書くと驚かれる方があるかもしれません。これまで石井氏についてはケチョンケチョンに貶していましたから、なんだその心変わりは、とさげすまれてしまいそうですが、これには当然ながら理由があります。もともと石井氏のGM職時代の仕事ぶりにはそれなりに評価していました。問題は平石元監督、三木元監督の解任に至る経緯、そして監督時代の采配などに全く納得がいかなかったからでした。結果から見て、石井氏に全く監督としての能力がないにも拘らず、平石、三木両氏の監督としての力量を否定したことが納得できなかったのです。今年1年は己の未熟を恥ずかしんで無言を貫いたのは、まあ評価できます。これからも直ぐ余計なことを口に出すゆるい唇をしっかり締めて、GM職に勤しんでもらいたいと思います。まずはウィークポイントの補強です。即戦力の先発投手と右の長距離砲はどうしても必要です。石井GMがどのような手を打ってくるのか、興味津々で期待したいですね。にほんブログ村の住民で、3つのブログランキングに参加しています。↓ポチッと押していただけたら嬉しいですありがとうございますにほんブログ村にほんブログ村にほんブ
2024.10.28
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このところず~ッと気になっていることがありました。スポ―ツ紙などにはまだ記事として出ていないので、それは今のところ噂の範囲でしかないのでしょう。そう信じたいです。楽天グル-プの財務状況がかなり悪化していることから、ネットを中心に「楽天イーグルス身売り」の噂が出ているのをご存じの方も多いかと思います。モバイル事業での大幅な赤字が、楽天グループの他事業の黒字を食いつぶして、更に大幅な赤字をたしか4期連続で出していることは知っていましたが、身売り話の噂の件は正直知りませんでした。YouTubeなどでは、IT専門家や金融専門家それにホリエモンなどがそれぞれ動画を数多く投稿しているんですが、そこに共通しているのは楽天イーグルス身売りとかいうものではなく、楽天グループ自体が危機状態にあるという事みたいですね。これって私にとっては非常にヤバいことなんです…。使っているブログが楽天ブログなので、万が一ブログ閉鎖という事になれば何処かに移転しなきゃならない…。これって物凄く手間がかかる割に何のメリットも無い、凄く後ろ向きな「作業」なんです。これだけは勘弁して欲しいなぁ。まあ全てが不確定の今の時点で、そんな先のネガティブなことを考えてもしょうがないなぁ、と思い返して、ならば事の真相、とまではいかなくても現状はどうなっているのかぐらいは知っておきたい、と思い始めて調べてみることにしました。どこまでわかるか全くわかりませんが。まず話のとっかかりとして、今私が疑問に思っていることを挙げておきます。1. なぜ楽天グル-プの財務状況が極度に悪化しているのか?2. 今楽天の置かれている状況は、どの程度危機的なのか?3. 楽天球団が身売りされる可能性はあるのか?上の疑問にどこまでこたえられるか、答えられたとしてその先には何が待っているのか?まるで未知の世界に飛び込んでいく探検家の心境ですね。何となく知るのが怖い…。ではいきます。1. なぜ楽天グル-プの財務状況が極度に悪化しているのか? 簡単に纏めます。 1)ネットショッピングモールからスタ-トした楽天経済圏は、NTTドコモ、KDDI, SoftBankなどの携帯電話からスタ-トした経済圏の攻勢にさらされており、対抗のためにモバイル事業において携帯基地局の建設整備が急務となった。 2)そのために1兆円近くの借金(社債を発行)をしたために、2024年から25年までの間に8000億円以上の社債を償還(借金の返済)しなければならない。(24年4182億円、25年4300億円) 3)悪い事に楽天グループはここ数年巨額の赤字を出しており、財務体質が極度に悪化している(返済額+赤字額=1.2兆円の資金が必要)。モバイル事業の赤字が他の好調な事業の黒字をすべて食いつぶし、尚且つグル-プ全体を赤字にしている。 2. 今楽天の置かれている状況は、どの程度危機的なのか? 1)これは他人によって見方は違いますが、状況は楽天トップの判断によって大きく変わるようです。つまり、三木谷社長がモバイル事業を止めるか、事業を売却すれば赤字部門が無くなり、他事業が好調なことから財務状況は改善し危機は脱する。 2)反対に大赤字のモバイル事業を続けるつもりであれば、喫緊の資金調達のために①子会社の株売却や、②更なる借金(社債発行)が必要になる。 3)昨年から楽天証券や楽天銀行の株売却により1500億円ほど資金を調達しているが、必要な資金(約1.2兆円)の十数%にしかなっていない。今後さらなる売却を進めても必要額には到底及ばない。 4)最後の望みは社債発行による資金調達だが、近年楽天グル-プは頻繁に社債を発行しているので、低利率の長期社債ではなく高利率の短期社債でしか調達できない状況。直近の社債は償還期限が2年なので、今後借金しても数年後に巨額の返済をしなければならない。つまり、子会社の株を売却しても更なる借金をしても(できたとしても)、問題の根源であるモバイル事業が黒字化しない限り、それもできれば今年中に黒字化できないと、単なる一時しのぎでしかなく、償還の期限に間に合わずに《倒産》という最悪の事態になりかねない。 5)問題のモバイル事業の黒字化だが、黒字にするには現在の契約者数の3倍は必要との試算が出ており、今年度中の黒字化は困難。こうしてみると、常識的にはモバイル事業の継続なんてあり得ない、というのは素人目にも明らかだと思うのですが。ただ、三木谷氏はソフトバンクなどのスマホ決済の経済圏を突き崩すには、楽天も携帯電話事業主になるしか道は無い、と考えているようで、今のところモバイル事業撤退の気は全くないとの情報です。 この件については、この業界の門外漢で全くの素人で一市民でしかないアタシには、どうすることも出来ないことです。では、3)楽天球団の身売りの噂はどうなのでしょうか?これについては、具体的な譲渡先の名前まで実しやかに語られているものまでありますが、噂では買収金額が300億円程度とか言われているので、三木谷氏がモバイル事業を断念しない限りは楽天球団の身売りの可能性はあると思います。しかしです、買収金額が300億円程度では必要な資金の数%にしかならず、巨額の借金返済の切り札とはなりません。それよりはもっと高額の子会社株の売却を優先するでしょう。なので球団売却があるとすればかなり後、借金返済が佳境になった時という事になるのでは、と思います。ただ、その時には楽天グループはズタズタに引き裂かれた状態になっており、三木谷氏の経営手腕に懐疑的な経営陣による解任や株主による損害賠償訴訟にもなりかねないので、三木谷氏はいくら何でもそこまでは引っ張らないでしょう。つまり、私の見立てでは、三木谷氏はどこかの時点でモバイル事業の売却や撤退を決断しなければならないと思います。つまるところは、楽天球団の身売り売却は無いだろう、という事になるんですが\(^o^)/ そうだといいなぁ。ただ、モバイル事業をやめた後の楽天グル-プがどういう道を歩むのか、宿敵ソフトバンクらとどう対峙していくにかは、ド素人の私には分かりません。私が知りたいのは、今シーズン後の戦力補強が、それも大型補強が有るのかないのか、という事です。チ-ムが強くなければお客さんは増えないし、増えなければ選手補強費は少なくなるばかり…。観客動員が低迷している楽天には、まず強くなって優勝することが絶対に必要だと思います。だから、一言言いたい三木谷さんよ、我を張るのはいいが、決断する時期を間違えないないで欲しい。そして決断の内容を間違えないでくれブログランキングに参加しています。↓ポチッと押していただけたら嬉しいですありがとうございますにほんブログ村
2024.01.25
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1年前に一体誰が、今季のそして現在の侍ジャパンでの活躍を予想していただろうか? 昨日のプレミア12の試合でスコア7-6の1点差の9回に抑えで登板し、1死満塁という大ピンチも2者連続三振に仕留めて零点に抑えました。雨が降り続きマウンドがぬかるむ最悪のコンディションの中で、全勝でのSR進出を期待する多くのファンの声援と日の丸を背負った藤平にとって、このピンチをゼロで切り抜けた興奮と歓喜は、投球後のガッツポーズと雄叫びに現れていました。本来であれば抑えは巨人の大勢の役ですが、シーズン中に経験のない3連投を避けるため、試合前の時点で藤平の抑えとしての登板は決まっていたということです。残念ながら連続三振は9で途切れましたが、昨日の最終回の力投は彼にとっては、連続三振以上の価値があったのではないでしょうか? 日の丸を背負った彼が、1点差で迎えた最終回の大ピンチを無得点で抑えたことは、今季幾多のピンチを抑えた彼であっても、かけがえのない経験と大きな自信になったと思います。来季の活躍が楽しみになってきました。さてその藤平ですが、あるスポ―ツ紙に次のような見出しの記事がありました。【侍ジャパン】藤平尚真、キューバから代表初セーブ 米スカウト「将来メジャー行ける」肝心のところだけ抜き出すと、『3連続Kを奪った13日のオーストラリア戦(バンテリンD)にはドジャース、メッツなど約10球団のメジャースカウトが集った。あるナ・リーグのスカウトは「これまでは誰も注目していなかったが、将来的にメジャーに行ける可能性が出てきた。来季はもっと注目されるだろう」と有望株として高く評価。初選出となったトップチームでの快投で「FUJIHIRA」の名が世界に広がりつつある。』昨年までは、日本国内でさえも殆ど注目すらされていなかった彼ですが、もしかすると何年か先にはメジャ―行きの話が出てくるかもしれませんね。彼は今季プロ入り8年生ですが、まだ26歳です。来季はまたリリ-フの中核を担うでしょうが、再来年辺りでクロ-ザ-ということになるかもしれません。今の藤平にはバラ色の未来しかないみたいですねにほんブログ村の住民で、3つのブログランキングに参加しています。↓ポチッと押していただけたら嬉しいですありがとうございますにほんブログ村にほんブログ村にほんブ
2024.11.18
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