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2009年11月08日
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カテゴリ: どたばた生活日誌

先週から早朝に野暮用ができた。朝5時集合の野暮用とは何か? 今日のテーマはこれである。その前にまず話題を脱線させておこう。

snow suits.jpg

長年愛用してきたスキーウェアをとうとう手放すことにした。日本で買ったエレッセの上下セット(実は紳士物のSサイズ)。もう15年近くになるが、防水はまだしっかりしているし型崩れもしていない。とにかく派手だから「見つけやすい」と定評があった。そう、褒め言葉は「派手」「見つけやすい」それのみ。

幸い、大喜びで引きとってくれる人が現れた。そこで長年色々なスキー場への旅をともにしたド派手なスキーウェアとお別れすることにした。

写真: 最後にこのウェアで滑ったカナダの サンシャインビレッジ で撮ったもの。右上の異様に短い板は、現地でレンタルした女子スラローム用。短くてびっくりしたけれど、すごく良い板だった。右下は、スキーウェアに着けてあった SAJ 2級のバッジ。本人もインチキ臭い腕前なのは大いに自覚。とりあえず日本では指導員サマの管理の下でスキーを教える資格がある・・・らしい。


さて本題の野暮用。

職場の人から「水泳をトレーニングとして始めたい。」という相談を受けた。そこで、「じゃ、一緒に泳ぎながら、姿勢やポイントなどを見てみましょうか?」ということになった。学生時代以来のにわかコーチ復活である。

この人はもともとマラソンランナー。膝や腰など関節に故障があるようで、走ることを断念して最近は自転車とジムのマシーンや筋トレで鍛えている。

水泳に関してどの程度なのかは知らないが、ランニングや自転車と同様の有酸素運動。 重力や空気抵抗・摩擦(水泳の場合は水圧や水の抵抗)をうまく利用しつつ、それに逆らって前に進む- という意味で共通点がとても多い。

ところが1つ、ぶっきぃには盲点があった。日本では小学校から体育の授業の中でそれなりに水泳をさせられるし、夏休みの課題などでさらに泳がされる から、だいたい誰でもキレイな姿勢で25メートルくらいは泳げようになっている。中国や台湾出身の同僚に聞いてもだいたい同じような感じだと言う。しかし、この認識が世界共通ではないこと、最近よく分かった。水泳は必修ではなくオプションであることが多い。

水泳トレーニングを始めることにしたこの人も実は初心者のようだった。ただし、さすがにアスリートだけあってストロークのポイントについての質問は鋭い。これは、初心者向けに噛み砕いて説明するよりも、自分が実際にイメージしていることをそのまま伝える方が良さそうだ。ぶっきぃもその人と同じコースに入って、指先の入水の仕方、ローリングを使ったストロークの取り方などを目の前で見せた。

ぶっきぃがこの朝教えたのはこれだけ。あとは本人が自分のペースで泳ぐのを隣のコースで自分の練習する合間に観察するだけにした。オトナにコーチをする場合、あまりいじらないのが鉄則。

前にも書いたように、腰と膝に故障があるため、ほとんど下半身を使わない。なので立ったような姿勢で、上体の筋力を使って体を引っ張っているフォーム。脚で軽くキックをして下半身を浮かせれば良いポジションになるのだが、まずは上体の筋力作りとストローク作りができてから・・・と判断して、それができるまでは脚のことやポジション作りのことは言わないでおいた方がいい。

初日は相当疲れたようで、30分たたないうちに朝練完了。後で聞いたところ、水に馴れていないので、どうしても怖さが先に立ってなかなか思い切って泳ぐことができなかったそうだ。

「とても勇気がありますね。馴れていないプールに飛び込んでトレーニングをしようなんて、誰にでもできることじゃないですよ。」

そう言って励ました。ぶっきぃは心からそう思ったし。
ただ、この人が本当に水泳を好きになるかどうか、この時点では50/50だった。そう、コーチは責任重大である大笑い

「もう一度だけ、一緒に泳いでくれないだろうか」- という前向きな知らせがあり、その週の後半にまたプールへ行った。この日も特に何を教えるでもなく、ぶっきぃは自分のメニューをこなしながら、隣のコースのその人の動きを観察していた。

速くなっている星- そして姿勢が良くなっている星

嬉しい驚きだった。自分との相対的な速度で相手のスピードが大体分かるのだが、確実に速くなった。それとともに、下半身が浮いてよい姿勢になっている。本人の表情も明るくて、自分の課題、目標などをちゃんと定めてぶっきぃに伝えてくれた。課題とは、上体(上腕)の筋力をつけてストロークを改善すること。それはぶっきぃが前回に考えていたことと全く同じだった。さすがはアスリート氏である。

目標、課題が定まり、水に対する怖さも半減してきたようなので、来週からは自分で泳ぎに来て地道に練習する気になったらしい。この日は「もう一度・・・」のお願いは無かった。早くもコーチのお役御免か大笑い?

ちょっとそれも淋しいので、たまに同じ時間帯にプールへ行ってみようと思う。

教えるということは、こちらが教わることでもある。実際には教わることの方が多い。にわかコーチングを通して、ぶっきぃもまた何か学んだ気がしたよ。

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Last updated  2009年11月09日 10時29分48秒
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