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ゆな@ コソー(・ω| 楽しかった・・・ww ファン一号です先…

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2010.06.23
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カテゴリ: カテゴリ未分類
2.<幸せな時間>

いつも、オンラインゲームにイン(接続)すると彼を探すのは、
もう習慣になってしまっている。
ユナはギルドホールを見渡したが、彼の姿は見つからなかった。
たいていこの時間は、図書室で分厚い魔法書を読んでいるのだが。

せっかく、ゲームにインしたのに誰もいないなんて。

私はため息をついた。
調教したペットの毛まみれちゃんも、最近ギルドに勧誘したアヤカにあっさり倒
されてしまったので、私の傍にあったふさふさな感覚も、今はない。



ギルドホールで叫んでいると、急に後ろから肩を叩かれた。

「きゃ」

後ろを振り返ると、彼ークロノスがぼーっと立っていた。

「ク、クロノス」

「今インしたとこ。」

探していた相手が急に目の前に現れて、ユナはアタフタした。

「クロノスがゲームしてないなんて、珍しいと思ってたんだよ~!」

「近所の消防訓練に強制参加させられてた。」

「そ~なんだ!wあたしは今学校終わって帰ってきたとこ。」

「そか。クエスト一緒にやる?」

「やる!」


あたしは、このゲームを始めてからクロノスと一緒に行動する事が多いが、
本人の口からはあまり、自分の事は語られない。
クロノスのリアルの話を知っているとすれば、仕事は自営業で、スポーツジムに
通っており、そこで出会った彼女がいるという事だ。
彼女がいると聞いた時はショックだったが、気にしないようにしている。



嘘をつくのは苦手だ。

「ユナ、どした?」

「あ、今行く!」

先に行ったクロノスの背中を追いかけ、ユナ達はギルドホールを後にした。





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Last updated  2010.06.23 20:56:40
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