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休んだらお給料が出ない、休んだら同僚に迷惑をかけてしまう、休んだら「メンタルで休んだ人」というレッテルを貼られるかもなど、休むと決めた時、真っ暗なトンネルに入るような不安に襲われるかもしれません。しかし休むことは逃げではなく、自分を守るための賢い選択です。
休んでも無給にはならない?
傷病手当金を知っていますか。健康保険からおおよそ給与の3分の2が支給される制度です。例えば月給30万円(標準報酬月額)の方なら月額約20万円の傷病手当金が支給されます。(標準報酬月額は基本給だけでなく、残業代や通勤手当、住宅手当なども含まれた金額です)
給料が3分の2に減るなんて生活できない!と思うかもしれませんが、傷病手当金は非課税のため、給与から引かれていた所得税がなくなる分、手元に残る感覚は強くなります。
メンタルの回復には時間がかかることがありますが、最長1年6ヶ月支給されますので、焦らず腰を据えて治療に専念しましょう。
日本の社会保険制度はあなたが弱ったときこそ機能するように設計されています。これを使わない手はありません。
傷病手当金の申請には医師による診断書が必要です。自分が働いている病院ではなく、精神科や心療内科を標榜しているクリニックを受診して下さい。しがらみのない専門医に現場を話すことが客観的な診断書につながります。
診断書には労務不能という判断が記されている必要があります。受診時に傷病手当金の申請を考えていると伝えておくといいと思います。
診断書は今の職場環境がプロフェッショナルが働くのに適していないという客観的な証明です。職場のヒエラルキーやパワハラからあなたを物理的に切り離し、傷病手当金という経済的な支えを引き寄せる公的な証明書です。
最後に、今職場を離れて休んでいるあなたへ伝えたいことがあります。
医療現場、特に放射線科という専門職の世界で、医師とのヒエラルキーや理不尽な言動に耐え続けてきたあなたは、十分に責任を果たしてきました。
休むことは、決して「脱落」ではありません。
FPの視点で見れば、それは「自分という最大かつ一生の資産」を守るための、最も賢明なリスク管理です。
社会保険は、あなたが弱ったときに支えるために存在しています。そして、あなたの人生の経営権は、職場でも医師でもなく、あなた自身にあります。
今は、傷病手当金という公的なサポートを「正当な権利」として受け取り、数字の不安を横に置いて、心と体を休めることだけに専念してください。
「休む勇気」を持てた今のあなたは、すでに自分の未来を守り始めています。
焦る必要はありません。
あなたがまた、あなたらしい笑顔でプロフェッショナルな仕事ができる日が来ることを、心から願っています。