Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2013年05月05日
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カテゴリ: 夢有無有
「時間」を紐解く(54)私見-時間観(四)
 此処では、ゼノンのパラドックスの「飛ぶ矢」の矛盾を追及します。ゼノンは運動の中に時間を持ち込んで、時間に空間に於ける瞬間、すなわち空間における「場」を与えています。しかし、瞬間とは将に幅も動きすらない、無減少の限界点である持続の幅を一切持たない、いわばゼロである原点、グラフ上で考える0の点です。無限に薄い厚みのないペーパーに一線を描いて二つに折ってみれば、そこには厚みも幅も無い点が現出します。この点を幾ら集めてみたところで線には成り得ません。詰まりは瞬間を幾ら集めようが時間が発生しないし、瞬間とは時間そのものを満たすものではなく我々の頭上のみ、言い換えると人間の主観の時間経過の表象の中だけに現れるモノに過ぎません。ゼノンは「時間」を空間の運動である変化と動きに置き換えています。それ故に瞬間点では静止させることが出来得たのであり、そもそも空間を運動するものを留めておくなどは出来ない相談でしょう。時間の実在とは人間が運動である変化と動きを主観をもって数えている表象に過ぎません。人間の寿命にしても、百四歳生きたとしても、それは人が数える齢であり、現実界では単に変化と動きの総量として現在化しているのみでしょう。

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最終更新日  2013年05月05日 06時20分51秒
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