Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2013年05月26日
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カテゴリ: 夢有無有
「時間」を紐解く(70)私見-時間観(十六)ゼノンのアキレスと亀の2
 稀代の天才であるエレア派のゼノンのアキレスと亀の詭弁は、どこに巧妙な手順があるのか。それは定義の前提に「アキレスと亀」という、いかにも俊敏な人間と鈍足の亀を引き合いに出して数字の絡繰りで人を煙に巻いているところでしょう。その問題の一は、空間を占める大きさの違うアキレスを亀と同様に扱い、亀の一歩とアキレスの一歩を亀と同等に扱うことです。それは巧妙に線上を動く「アキレスと亀」を点として扱うことに起因します。線上を動く点として見れば、巧妙に追いつかないように計数されるように成しえます。また、追うものは、追い着く以前に、逃げるものが走りはじめた点に着かなければならず、したがって、より遅いものは常にいくらかずつ先んじていなければならないとするのは、一線上を動く点を考えれば、無限に間隙こそ狭くなり、遂には線上の限界点(リミット)に達するであろうが、点である限りは他の点に重なりようがありません。仮に重なったとすれば、もはや、線とは言えず単なる点となるでしょう。ところが、空間を占めるアキレスの一歩々の運動を止めることは出来ません。二本のラインを移動する空間を占めるサイズの違う運動、まして、その一歩が分割できないことを前提に、亀の法則とは違うことに目をとめれば、更には空間と運動を混同しなければ、事は簡単です。アキレスが亀を追い越すことは間もなくでしょう。

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最終更新日  2013年05月26日 06時23分59秒
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