Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2016年01月19日
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カテゴリ: 夢有無有
「思考と直覚」人間の霊魂を思考/ドゥニ・ディドロ-3(三百三十七)
 ドゥニ・ディドロの特異性は、推測するにレオナルド・ダ・ヴィンチと同じく多才能であり芸術性に秀でたものがありますが、彼の小説「ラモーの甥」・戯曲「私生児」などの文芸作品を手懸けていることから考察するば、其の思考方法にも独特の感性に包まれていることを納得させてくれます。彼の思想の無機物の感性と有機物の感性の「定義」に関しては些かの相違もありません。例えばディドロは、卵から鶏が生まれることに視点を向けます。当世の生物科学が至らなかったことにも起因しますが、其の鶏卵は生命のないドロドロの液状状態のものに過ぎない。即ち、有機物と無機物を同元に述べています。少々どころか自己の主張に辻褄を強引あわせます。鶏卵は生命のない粘状に過ぎないと述べ、生命と感性とを吹き込まれるのは熱によってであると。然し乍ら、鶏卵は親鳥の体内で既に生命は活性しており、体外に産み出された時に、生命のないドロドロの液状状態であるとしたら、体内での生命
は一旦死を迎え再び生命が付与され活性化することになります。其のことを強調するのは「熱」を「運動」と同置させる工夫だとも言えましょう。詰まりは、産み出されて一旦死んだ生命のない卵が、運動によって液体が変化を起こし、殻の中で自分を現すための機会を待っていた「感性」生きている形態へと転遷するとします。この「感性」という要素に関しては難解不明なところもありますが、それにしても、生命が無機物の運動に伴う熱によって生命を賦活する主張は、彼以前の形而上の神秘学的な無機物の有機物への外来性の力「作用力」
に由来するとする説に比して、外感覚的現実経験主義という意味では唯物的には意義があるのでしょう。
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最終更新日  2016年01月19日 06時45分12秒
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