{思考と直覚」人間の霊魂を思考/神秘主義22 世界宗教史における同一の唯一神(ゆいいっしん)の神をいだくのは旧教ユダヤ次いで新教キリスト教、そして最も新しい偉大なる神、ヤーウェには継るもののアッラーを創始した預言者ムハンマド(マホメット)イスラム教が登場するのですが、イスラム教には神秘主義は無いのかと云えば、11世紀に活躍した最大のイスラムの神学者で法学者でもあり、何よりも神秘家であるアブー・ハーミド・ムハンマド・イブン・ムハンマド・ガザーリーアル・ガザーリー(abu Hamid Muhammad ibn Muhammad al-Tusi al-Ghazali/AD1058/59?―AD1111年)、寿限無の長助のようで覚えろとと言われても覚束ないガザーリー、新プラトン主義哲学やキリスト教からの影響は当然としても、遠くはヒンドゥー教や仏教からも影響を受けてたといわれるガザーリーによれば、スーフィーとは元来、迫りくる終末と地獄の業火(ごうか)に怯えイスラームの唯一神アッラーとの我執を滅却しての合一を目指し、清貧行を主として様々な修行に励む人々を指すが、真のスーフィズム(Sfism)たる条件は(一)に魂から神ならざる一切を引き離すこと、(二)に燃えるような魂から発する謙虚な祈り(ドゥアー)と神の瞑想への集中である。此のようにすれば魂は自ずと神のうちに吸収されてゆく。思想家・哲学者には、造物主の存在や、神が一者であり非物体であって個物を認識すること、人間の魂が肉体から独立して不死であることなどは証明できないとしているのを批判しています。ガザーリーは「神との合一」を殊更に強調します。 哲学・思想 ブログランキングへ