Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2017年06月10日
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カテゴリ: 夢有無有
「思考と直覚」人間の霊魂を思考/スピノザ24
 スピノザの思考がフェヒナーの精神物理学という学問を創始させたのは、「思惟と延長」を同一の実体(神)の二つの表現に過ぎないと看做す一元論の立場から、人間身体への刺激に対して感覚が,人間個々の意志の発動に対して身体運動が起こるとき,刺激や意志は神が感覚や身体運動を生じさせる機会原因としての限りに置いて在る。フェヒナーはスピノザの此の思想を心理学の領域に移し、汎神論の立場から平行論を唱え、精神物理学を創始するのですが、汎神論とは抑々(そもそも)が「哲学的に捉える神」と「存在全体としての宇宙であり世界でもあり自然である総体」とを同一体とする思想体系であり、神と存在全体の本元的な要素を一元的に理解し、両者の質的対立を認めない点では有神論とは根本的に異なります。神秘的側面を理論化する際に現される体系化の一つの典型であるとはいえ、自然や世界に働く統一的原理は、あくまでも徹底した「世界の原理」としての神を構想するギリシア思想、仏教に云う「偏在」が妥当します。「神」をして万物に遍在すること及び自我と神との一致を主張するアーリヤ人の自然崇拝から起こった多神教で「ヴェーダ」を聖典として成立したバラモン教(Brahmanism)にしてもも同一軸上にはある思考でしょう。但し、自我と神との一致を主張する「ヴェーダ」を聖典とするバラモン教は「自然の行為」に性格を賦与したことで哲学とは程遠いものですが、スピノザの思考論理に多少の影響が見られることには興味津々たるものがあります。
Brahmanism1

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最終更新日  2017年06月10日 09時07分37秒
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