Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2018年04月30日
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カテゴリ: 夢有無有
「霊魂論」神秘学41
 霊的神秘体験は、尋常者の霊験や修験道での体験とは趣を異にした特別な宗教体験だとします。其の立ち位置から観想すると、些かシュタイナーの著作「神秘学概論」は、自己の神秘体験を只管(ひたすら)押し隠している向きがあります。彼は体験を語ることには重きを置かず、其の論理的必然性を語りたいのです。スピノザが神の存在の実相を数学の演繹法により神の実体倫理学を打ち立てたように彼は其れを否定し難い論理を組み立てるのに工夫をこらしますが成功したのでしょうか。何れにしても神秘体験は、尋常普通の経験とは類を異にした体験を基底にしていることの事実は歪めません。日本の江戸時代末に成立した新宗教の一つ天理教の教祖「中山みき」や、大本教、正確には“教”を付けない「大本」の金光教の「艮(うしとら)の金神」に救いを求め,1892年に初めて神憑りしたした「出口なお」は神秘学論を学んだ訳ではなく、自己の信教から発し体験したものからくる体験からくる信念です。然し乍ら、其れ等とシュタイナーが異相であるのは、彼が自己の神秘体験を宗教の力を借りずに論理で答えようとしたことに特異なものがあります。体験を学んだ訳ではなく宗教上具現したことを信じたことによる思考原理ではなく、信教に依らず霊性世界を観相することが出来得たところから自らの神秘体験を論理的に説こうとするところは、シュタイナーを単なる教祖信仰に押し挟めない融通性、「信じろ」されば解かるの既成宗教とは一線を画しています。



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最終更新日  2018年05月01日 10時41分23秒
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