Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2018年06月19日
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カテゴリ: 夢有無有
「霊魂論」神秘学90
 ブッダの入滅後100年頃に、記述を成さないシッダールタはソクラテスや孔子と同様に、聴視者の教団は釈尊そのものの肉声ではなく、如何せん記録を留めるときには私思考が反映されます。其れ故、ブッダの入滅後は律の解釈をめぐって、保守派の上座部と進歩派の大衆部(だいしゅぶ)に分裂し、その後も更に分裂を重ね、成立した部派の数は18あるいは20とも伝えられる始末です。各々の部派は、自派の教理に基づき聖典を編纂しなおし、独自の解釈を立てて論書を生み出します。それらがアビダルマ即ち「律」と云われます。そして、これを集めたものが論蔵(アビダルマ蔵)で、ここに経蔵・律蔵とあわせて三蔵が成立します。西方の天竺に経典を求めて旅に出る三蔵法師の「西遊記」は経蔵と、律蔵と併せもった論蔵(アビダルマ蔵)を求める旅行記です。然し乍ら、現在では多くの部派の論蔵は消失し、辛うじて、完全に伝わるのは南方上座部のパーリ語のアビダルマと漢訳された説一切有部のもののみで、其の論書のうち古いものは紀元前2世紀頃の成立した看做されています。アビダルマとは簡略して云えば、仏陀の教え(ダルマ)に対する(アビ)即ち考究だと言えるでしょう。アビダルマの先達の論師等は、仏陀によって教えを語り説かれたダルマを吟味弁別することが煩悩を鎮める唯一の方法であると考えていました。彼等はあくまでも教理体系としての基本となる須弥山説といわれる巨大な宇宙観を築き上げます。時期を同じくする頃、婆羅門思想ではサーンキヤやヴァイシェーシカの哲学的宇宙観が成立しています。当時のインドの思想界には、宇宙の成立ちに対する強い関心があったことは間違いありません。此れ等教理対して哲学的に仏教を解釈したのが大乗哲学です。



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最終更新日  2018年06月19日 06時31分31秒
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