Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2018年08月19日
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カテゴリ: 夢有無有
「霊魂論」神秘学150
 シッダールタの修養から得た解脱ではあるが、注意が肝要なのは、それはシッダールタ(目的を達成した者の意)の生前成仏を成した釈迦が、自分が到達した解脱の道をそれまでのバラモンを始め、直接師事した二人の師の道よりも認識しつつも「上位に位置」させていることです。解脱の「正道」(しょうどう)とは、人が悟りにいたる方法に関するが、釈迦は自分の師を含むそれ以前の先人たちの方法を否定はしていない寧ろ認容しています。それよりも自己シッダールタの達した道のほうが「上位に在る」ことを確認している。これが釈迦一人のみ「正道を知る」ことになるのであろうが、この釈迦の論法は、西洋の旧教から新教キリスト教、アッラーを奉じるモーセやイエスといった一連の預言者の系列で「最後の預言者」と位置づけられるムハンマド(Mu?ammad)乃至マホメット(Mahomet)とも呼称されるイスラム教に似て、それ以後の仏教に受け継がれて、様々な名僧たちが、自分の到達した解脱の方法こそがそれまでの全ての道に優る、こう主張する根拠となっているのではないのかとも憶えます。更にキリスト教とは違って、仏教には何故に「正典」と呼ぶべきものがないのか。其の要因は、抑々(そもそも)初めから、釈迦の解脱体験とこれを伝える方法論に端を発しているのではないかと想われます。小乗から大乗への移行も、インド仏教から中国仏教へ、さらに日本仏教へと移行する過程において、仏教が、その教団の直接の開祖を始祖と崇める数多くの「始祖仏教」から成り立っている理由は此の成り立ちが要因だと推測されるのです。



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最終更新日  2018年08月19日 06時18分36秒
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