Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2019年03月22日
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カテゴリ: 夢有無有
「霊魂論」エチカ詳解144
 スピノザの眞理眼は、神即自然の汎神論と同様、観念と現実が一体となった自己充足的な一つの世界のみが存在するということに論理が結実しています。此れを結実せしめたのはシッダルタの生前成仏の覚りにしか史上で触れたものは見当たりません。因縁の束縛から離脱するという段階、釈迦は肉体は因縁からは離脱できないものの、自己の内精神を「無我」とし、因縁の柵(しがらみ)から自己を解放させ、世界に溶解し世界と一体となり「仏」、名称はスピノザの「神」とは異なれども、粗方、似通った存在を成したと見るべきでしょう。仏教ではインド古代の神々は争い生死を保てない存在としては認め、「仏世界」では其れ「仏」に仕える身として描かれます。詰まるところは、西洋哲学的にスピノザが神秘体験したのか、将又、仏的境地を「直感知」したのか、シッダルタの生前成仏の覚りがスピノザの眞理眼と同様のものなのかは迂闊には判断できません。人間は神の属性のそのごく一部しか把握できませんが、神の属性の延長と思惟の延長は、実は、銀行の貸し金庫に猫がいるという物体的現実と貸し金庫に猫が居るという真なる観念は、相互に対応しているかのようにも憶えますが端的に同じひとつのものの別々の属性の形式による表現でしかないということに気付かされれば「神即自然」を解する、直感知・直覚知を得れば信教上の受け身にならざるをを得ない神の倫理が自ずから生じるのは自然でしょう。



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最終更新日  2019年03月22日 06時15分58秒
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