Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2021年01月03日
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カテゴリ: 時間考察
時間の陥穽369
 ブラックホール外部即ち通常宇宙の因果関係に関わる形で、このような無限大の量を含む点が仮にも存在すれば、一般相対性理論は破綻するので、既存の理論では因果関係に混沌を持ち込み過去はもとより未来もを予測することができなくなります。一般相対性理論自体の解として特異点が予言されることは事実でしょうが、はたして、裸の特異点が存在するのかどうかが長い間の理論上の問題となっているのが今現在の実情です。科学哲学者の肩書を持つロジャー・ペンローズは、このような裸の特異点は自然界には発生しないだろうと予想して宇宙検閲官仮説 (cosmic censorship conjecture) を唱え、特異点は必ず事象の地平面によって隠されると考えました。ところが豈はからんや、1992年に公表された合衆国のアーウィン・シャピロ(Irwin I. Shapiro/1929年10月10日 - )とトイコルスキーの円盤状の塵 (dust) の崩壊のシミュレーションでは、崩壊した軸上の少し外れた点において、曲率は無限大に破綻したのです。シミュレーションとはいえ、事象の地平線が出来なかったので、裸の特異点が形成されたと考えられたのです。結果は、宇宙検閲官仮説が破れた例であるといえます。



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最終更新日  2021年01月03日 06時10分04秒
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