Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2021年08月13日
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カテゴリ: 絶対存在論
神の存否-137
 スピノザの定理二八の備考では、ある種の物(法則及び理)は神から直接的に産出されなければならぬと示します。其れは恐らくはアインシュタインの世界の美学に通じるものがあるやに知れません。相対性理論も量子論、将又、量子重力理論も論理の破綻を忌避します。神を一定の理論物理学者が絶対否定しない姿勢がそこから伺われます。
 備考 ある種の物は神から直接的に産出されなければならぬ。神の絶対的本性から必然的に生起するものがすなわちそれである。また他の種の物はこの前者の媒介によって生起しなければならぬ。しかしこれとても神なしには存在することも考えられることもできない。この帰結として第一に、神は神自身が直接的に産出した物の絶対的な最近原因であることになる。私は(絶対的な最近原因と言う)、そしていわゆる自己の類における最近原因とは言わない。なぜなら、神の結果は原因としての神なしには存在することも考えられることもできないからである(定理一五 すべて在るものは神のうちに在る、そして神なしには何物も在りえずまた考えられえない。および定理二四の系 この帰結として、神は物が存在し始める原因であるばかりでなく、物が存在することに固執する原因でもあること、あるいは(スコラ学派の用語を用いれば)神は物の「有ることの原因」でもあることになる。なぜなら、物が存在していても存在していなくても、我々はその本質に注目するごとに、それが存在も持続も含まないことを発見する。したがってそれらの物の本質は、その存在なりその持続なりの原因であることができず、ただ存在することがその本性に属する唯一者たる神(定理一四の系一 これからくるきわめて明白な帰結として、第一に、神は唯一であること、言いかえれば(定義六 神とは、絶対に無限なる実有、言いかえればおのおのが永遠・無限の本質を表現する無限に多くの属性から成っている実体と解する。)により、自然のうちには一つの実体しかなく、そしてそれは絶対に無限なものであることになる。これは我々がすでに定理一〇の備考 たとえ二つの属性が実在的(レアリテル)に区別されて考えられても、言いかえれば一が他の助けを借りずに考えられても、我々はそのゆえにその両属性が二つの実有あるいは二つの異なる実体を構成するとは結論しえないことである。事実その属性のおのおのがそれ自身によって考えられるというのは実体の本性なのであるで暗示したことである。)の要約によりのみがこれをなしうるのである。第二に、神を個物の遠隔原因と名づけるのは、神が直接的に産出したもの・あるいはむしろ神の絶対的本性から生起するものと普通の個物とを区別するためになら別だが、本来的意味においては適当でないということになる。なぜなら、遠隔原因とは結果と何の関連もないものと我々は解するが、およそ存在する一切の物は神のうちに在り、かつ神なしには存在することも考えられることもできないように神に依存しているからである。



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最終更新日  2021年08月13日 06時10分05秒
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