Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2021年09月13日
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カテゴリ: 絶対存在論
神の存否-168
 宇宙のビッグバンという原初の出来事から、どのようにして、何十億もの銀河やブラックホールや星や惑星が生み出されたのか。宇宙のどのような力にあずかって、生命は誕生したのか。原初に刻印された、たった6つの宇宙数がわたしたちの宇宙を、この宇宙に生息するわたしたちをつかさどっています。これらの数のどれか一つでも、少しでも別の値であったなら、つまりこのようにうまく調整されていなかったなら、宇宙はまったく異なる進化の道をたどり、我々人類も存在しなかっただろうと云われます。ところが其のビッグバンを引き起こしたトリガーがインフレーション理論、其のまたトリガーは未だに曖昧模糊で闇に閉ざされています。其れを物理科学が突き抜いたときには、世界の創造の真の根元の何たるかを解き明かすでしょう。
 21世紀前半である現時の宇宙物理科学は、宇宙がインフレーションを経てビッグバンという原初の出来事から、どのようにして、何十億もの銀河やブラックホールや星や惑星が生み出されたのか。宇宙のどのような力に預かって生命は誕生したのか。原初に刻印された、たった6つの宇宙数がこの宇宙に物質や生命を育んだのか。現在の宇宙の始まりはビッグバン宇宙論というビッグバンという原初の出来事に関しては、朧げながらも掴みつつあります。
 現在の宇宙の始まりはビッグバン宇宙論で説明可能であり、現代の最新理論はその始まりの直後、10の-35乗秒付近までは、最先端物理が理論的に説明できるようになっています。この宇宙が原子ほどの大きさから一気に膨れ上がり、銀河や惑星、知的生命体を生み出すことができたのは、原初の瞬間に設定されていた6つの数がこれ以上望めないほど絶妙に調整されていたからです。これらは次の6つの数を指しています。
N:原子をまとめていっしょにしている電気力の強さを原子間の重力の強さで割ったもの。10の36乗という途方もない大きさ。Nのゼロがもういくつか少なかったら、短命の小さな宇宙しか誕生しなかった。
ε:原子核を結びつけている力の強さ。値は0.007。これが0.006であっても、0.008であっても私たちは存在できない。
Ω:宇宙の膨張エネルギーに対する、重力の相対的な大きさを表す。ある特定の臨界値より大きすぎれば宇宙はとうの昔に崩壊していたし、小さすぎれば銀河も星も生まれることはできない。
Λ:反重力の強さ。10億光年以下の尺度ではほとんど影響がない。数値は非常に小さく、そうでなければ宇宙は進化できない。
Q:宇宙の構造のすべての種。二つの基本的なエネルギーの比で、値は約0.0001。これより小さければ宇宙は活動に乏しく何の構造ももてず、大きければ、激しい渦巻きの中で銀河は生き残れずに巨大なブラックホールばかりになる。

 これらの数字がほんの少しでもずれていたら、この宇宙は出現していないし、人間も現れていないという事実は、人によっていろいろに解釈されています。「単なる偶然」という人、「創造主の存在証明」という人、「多宇宙」という考え方を支持している考え方を支持する人もいます。「多宇宙」という考え方は、我々人間が存在する宇宙は数多く存在する宇宙のひとつであり、異なる「宇宙数」によって形づくられた宇宙が他にもあるというものです。他の宇宙の存在を確かめることは今のところ不可能されますが、この先、其の根本にある物理学が更に更にと進めば、或いは新たな何かが現れる可能性は十分にあります。
 此の不可思議な数は神の存在証明なのでしょうか。それとも単なる偶然として済まされるのでしょうか。



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最終更新日  2021年09月13日 06時10分04秒
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