Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2021年10月05日
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カテゴリ: 絶対存在論
神の存否-190
 スピノザが捉える神の「延長」とは如何なるものか。哲学上の用法としての「延長(extention)」はデカルトにおいて重視された近代哲学史における基本的な概念です。感覚的自明性として物体は長さ・広さ・深さに拡がってがっているものとみることができますが、此処では物体を三次元空間として捉え、物体のこのような空間上の広がりを延長という語を用いてます。デカルトの二元論においては、物体は精神とともに実体であり、延長は物体の本性とされます。スピノザにおいても物体の本性としての延長は捉えられ、またロックも第1性質として延長の実在性を認めています。このように、延長を客観的実在性として物そのものに帰属させる立場に対して、カントは延長を純粋直観の形式としてとらえ,これに経験的実在性のみを認めているとします。即ち此れは、「一葉落ちて天下の秋を知る」心境なのでしょうか。我々人間が単なる情報因子だけでなく身体をも持つことは「延長」の語彙に更なる意味を付加します。カントは延長を純粋直観の形式として捉え、これに人間の経験的実在性のみを認めているからです。
 定理二 延長は神の属性である。あるいは神は延長した物である。
 証明 この定理の証明は前定理の証明、個々の思想、すなわちこのあるいはかの思想は、神の本性をある一定の仕方で表現する様態であると同様の仕方でなされる。このように我々は、単に思惟だけを眼中に置くことによって無限の実有を考えうるのだから、思惟は我々が主張したように、必然的に神の無限に多くの属性の一つである「延長」にも適用される。



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最終更新日  2021年10月05日 06時01分09秒
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