Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

2022年04月12日
XML
カテゴリ: 絶対存在論
神の存否-377
 付録:感情の諸定義 四三:鄭重 四四:名誉欲 四五:美味欲 四六:飲酒欲 四七:貪欲
 四三 鄭重あるいは礼譲とは人々に気に入ることをなし、人々に気に入らぬことを控えようとする欲望である。
 四四 名誉欲とは名誉に対する過度の欲望である。
 説明 名誉欲はすべての感情を育(はぐく)みかつ強化する欲望である(この部第三部の定理二七 我々と同類のものでかつそれにたいして我々が何の感情もいだいていないものがある感情に刺激されるのを我々が表象するなら、我々はそのことだけによって、類似した感情に刺激される。および定理三一 もし我々が自分の愛し、欲し、あるいは憎むものをある人が愛し、欲し、あるいは憎むことを表象するならば、まさにそのことによって我々はそのものをいっそう強く愛し、欲し、あるいは憎むであろう。これに反し、もし我々が自分の愛するものをある人が嫌うことを、あるいはその反対を(すなわち我々の憎むものをある人が愛することを表象するならば、我々は心情の動揺を感ずるであろう。により)。したがってこの感情は、ほとんど征服できないものである。なぜなら、人間は何らかの感情に囚われている間は必ず同時に名誉欲に囚われているからである。キケロは言う、「最もすぐれた人々も特に名誉欲には支配される。哲学者は名誉の軽蔑すべきことを記した書物にすら自己の名を署する云々」。
 四五 美味欲とは美味に対する過度の欲望あるいは愛である。
 四六 飲酒欲とは飲酒に対する過度の欲望および愛である。
 四七 貪欲とは富に対する過度の欲望および愛である。
 *マルクス=トゥリウス=キケロ (Mrcus Tullius Cicero /前106~前43年)は、ローマ共和政の末期の「内乱の1世紀」時代の政治家でかつ雄弁家、文章家、哲学者として著名であった。地方の騎士(エクイテス)の家柄に生まれ、ローマに遊学、修辞学、哲学、法律を学び、弁護士として頭角を現す。さらにアテネ、小アジア、ロードス島に行き、ギリシア哲学を学びギリシア語文献をラテン語に訳すなど、素養を積んだ。ヘロドトスを「歴史の父」と呼んでローマに紹介したのもキケロであった。



哲学・思想ランキング





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2022年04月12日 06時10分04秒
コメント(0) | コメントを書く
[絶対存在論] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

プロフィール

cap-hiro

cap-hiro

カテゴリ

キーワードサーチ

▼キーワード検索

バックナンバー

2026年05月
2026年04月
2026年03月
2026年02月
2026年01月
2025年12月
2025年11月
2025年10月
2025年09月
2025年08月

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: