Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2022年04月29日
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カテゴリ: 絶対存在論
神の存否-394
 第四部定理七 証明:後半部
 したがって、精神がある感情に捉われる場合、それとともに身体は自己の活動能力を増大しあるいは減少するある変状に移る。なおまた身体のこの変状は(この部第四部の定理五 おのおのの受動の力および発展、ならびにそれの存在への固執は、我々が存在に固執しようと努める能力によっては規定されずに、我々の能力と比較された外部の原因の力によって規定される。により)自己の有に固執する力をその原因から受ける。ゆえにこの変状は、それと反対の第三部定理五(物は一が他を滅ぼしうる限りにおいて相反する本性を有する。言いかえればそうした物は同じ主体の中に在ることができない。)、且つ、それよりも強力な(この部第四部の公理 自然の中にはそれよりもっと有力でもっと強大な他の物が存在しないようないかなる個物もない。どんな物が与えられても、その与えられた物を破壊しうるもっと有力な他の物が常に存在する。)により、変状を身体に起こさせるある物体的原因(第二部定理六 おのおのの属性の様態は、それが様態となっている属性のもとで神が考察される限りにおいてのみ神を原因とし、神がある他の属性のもとで考察される限りにおいてはそうでない。)によるのでなくては抑制されることも除去されることもできない。 そしてこれにつれて(第二部定理一二 人間精神を構成する観念の対象の中に起こるすべてのことは、人間精神によって知覚されなければならぬ。あるいはその物について精神の中に必然的に観念があるであろう。言いかえれば、もし人間精神を構成する観念の対象が身体であるならその身体の中には精神によって知覚されないような〈あるいはそれについてある観念が精神の中にないような〉いかなることも起こりえないであろう。)、精神は前のよりも強力なかつ前のと反対のある変状の観念に刺激されるであろう。言いかえれば(上記:第三部の終りにある感情の総括的定義感情の総括的定義により)精神は前のよりも強力なかつ前のと反対のある感情に、すなわち前の感情の存在を排除ないし除去する凍る感情に刺激されるであろう。これで見ると感情はそれと反対のかつそれよりも強力なある感情によってでなくては除去されることも抑制されることもできない。Q・E・D・=此れが証明すべきことであった。
 系 感情は、精神に関する限り、我々に起こっている身体的変状と反対のかつそれよりも強力なある変状の観念によってでなくては抑制されることも除去されることもできない。なぜなら、我々を支配している感情は、それよりも強力でかつそれと反対のある感情によってでなくては抑制されることも除去されることもできないのであるが(前定理六 ある受動ないし感情の力は人間のその他の働きないし能力を凌駕することができ、かくてそのような感情は執拗に人間につきまとうことになる。により)、それはつまり(上記:第三部の終りにある感情の総括的定義感情の総括的定義により)、我々に起こっている身体的変状よりも強力でかつそれと反対のある変状の観念によってでなくては抑制されることも除去されることもできないというのと同じことだからである。



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最終更新日  2022年04月29日 06時10分04秒
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