Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2022年06月05日
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カテゴリ: 絶対存在論
神の存否-431
  定理三七備考一及び備考二
 備考二中半
 人はみな最高の自然権によって存在し、したがってまた各人は自己の本性の必然性から生ずることを最高の自然権によってなすのである。それゆえ各人は、最高の自然権によって、何が善であり何が悪であるかを判断し、自己の意のままに自己の利益を計り(この部第四部の定理一九 各人はその善あるいは悪と判断するものを自己の本性の法則に従って必然的に欲求しあるいは忌避する。および、第四部の定理二〇 各人は自己の利益を追求することに、言いかえれば自己の有を維持することに、より多く努めかつより多くそれをなしうるに従ってそれだけ有徳である。また反対に、各人は自己の利益を、言いかえれば自己の有を維持することを放棄する限りにおいて無力である。を見よ)、復讐をなし(第三部定理四〇の系二 もしある人が、前に自分がいかなる感情もいだいていなかった他人から憎しみのゆえにある害悪を加えられたことを表象するなら、彼はただちに同じ害悪をその他人に報いようと努めるであろう。を見よ)、また自分の愛するものを維持し、自分の憎むものを破壊しようと努める(第三部定理二八 我々は、喜びをもたらすと我々の表象するすべてのものを実現しようと努める。反対にそれに矛盾しあるいは悲しみをもたらすと我々の表象するすべてのものを遠ざけあるいは破壊しようと努める。を見よ)。
 もし人間が理性の導きに従って生活するのだとしたら、各人は他人を何ら害することなしに自己のこの権利を享受しえたであろう(この部第四部の定理三五の系一 人間にとっては、理性の導きに従って生活する人間ほど有益ないかなる個物も自然の中に存しない。なぜなら、人間にとっては、自己の本性と最も多く一致するもの、記:この部第四部の定理三一の系一 結論:物は我々の本性とより多く一致するに従ってそれだけ有益である。そしてその逆も真である。により)。
 ところが人間は諸感情に隷属しており(この部第四部の定理四の系 この帰結として、人間は必然的に常に受動に隷属し、また自然の共通の秩序(記:物理法則>生命秩序>社会法則)に従い、これに服従し、かつこれに対して自然が要求するだけ順応するということになる。により)。



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最終更新日  2022年06月05日 06時10分06秒
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