Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2022年09月17日
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カテゴリ: 霊魂論
神秘学概論-記:7-2 シュタイナー思考
  1 .シュタイナーの学術履歴とその思想の変遷
 シュタイナーが1902年の41歳の時に神智学協会に入会した真意は何処にあったかは、彼の文献からは真相が読み取れません。技術畑・合理的判断を最優先する技術畑の環境で育った彼が、宗教と哲学ではなく「神智学」に惹かれたのは何に故でしょう。推測の域は出ませんが何等かの神秘体験があったこそならと想像ですが思わせられます。その「神智学」ですが、その歴史的位置づけについては所々様々な説があります。ドイツ神秘主義やロマン主義の潮流に位置づけられたり、そのドイツにおける仏教的な思想が受容される流れの中に位置づけられたりもしますが、最近の流れにはドイツ心霊主義の伝統から生まれたものだとする説も出てきています。シュタイナーは神智学協会の事務局長を務める要職にあり、代表的著作が「神智学 (Theosophie) 」であるとされていることから、シュタイナー思想である人智学も神智学と同様の思考と見倣されているのは無理からぬところです。然し乍ら、シュタイナー研究者である高橋巌は、シュ タイナーの解く人智学は、18世紀から 19世紀初頭にかけてドイツでおこったギリシア精神復興運動の流れの中にあるとします。ルドルフ・シュタイナー研究の第一人者として1985年には日本人智学協会を創立した高橋巌はこの間の時代を、「霊的衝動に基づいたギリシア精神の再生」だとし、その復興運動において、ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ(Johann Wolfgang von Goethe/1749年8月28日 - 1832年3月22日)やシラー、カント及びフィヒテ、ヘーゲルなどが顕れたのであるとします。神智学徒になる前は優れたゲーテ研究者と評価されていたシュタイナーも、こうしたドイツ的なギリシア精神復興の雰囲気の中に生きていたと高橋巌は説いています。



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最終更新日  2022年09月17日 06時10分08秒
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