Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2022年10月30日
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カテゴリ: 霊魂論
第2章 人間の本質(28節 23)
23 生命霊
 自我の力がアストラル体の背後に在る隠れた力にまで浸透することでアストラル体を支配するが、さらに発展すると、同じことがエーテル体でも生じる。ただ、克服すべきものがアストラル体では一つであるが、エーテル体では二つなので、より密度の高い働きかけが必要である。対アストラル体と対エーテル体の作用の違いは、子どもの成長過程での変化に着目するとわかりやすい。まず、自我の働きかけによって快や欲望、喜びや苦痛といった魂的なものがどう変化するかを見るために、幼少期を思い出してみよう。何に喜び、何に苦しんだだろうか。幼児期にもできることはあったが、後になってそれ以外に何を学んだだろうか。これらは自我によるアストラル体支配の現れである。なぜなら、アストラル体が快や苦、喜びや苦しみの担い手だからである。それに比べると、気質やその人の深い個性などの性質は、時を経てもあまり変化しない。子ども時代の怒りっぽさを、大人になっても持ち続けていることはよくある。人間の基本性格は変わらないという意見もあるくらいである。人間の基本性格とは生涯一定で、現れる側面が状況に応じて変るだけだという考えもあるが、これは観察が不十分だからである。十分に観察すれば、基本性格や気質も、自我のかかわり次第で変化することがわかる。勿論、その変化はアストラル体の諸特性に比べれば緩慢である。両者の違いは、時計の短針と長針の動きに擬(なぞら)えることができる。性格や気質を変化させるには、成長力、消化力、生殖力といった生命の領域を支配する力と同質であるエーテル体領域に働きかける必要がある。これについては、後に詳述する。… 快や苦、喜びや苦しみに振り回されている限り、自我はアストラル体に作用していない。魂の諸特性を変化させるとき、その働きが始まる。さらに、性格や気質まで変化させようとするとき、自我の働きがエーテル体に及ぶ。意識するしないにかかわらず、誰でも、自我はエーテル体を変化させるべく作用している。  宗教はエーテル体に作用する:通常の生活の中では、宗教衝動が最も大きくエーテル体を変化させる。宗教からの力を自我が繰り返し取り込み作用させると、自我内に、エーテル体までをも変化させる力が作られる。生活の中で学習、内省、感情の浄化といったアストラル的なものは、比較的弱い力でも変化しうる。ただ、それらの変化の基盤は、それぞれ別個である。しかし、宗教は、思考、感情、意志に統一性を与え、魂の営みすべてを統一的な光で照らし出す。出会いをきっかけに、人は日々違ったことを考え、感じる。しかし、そうした筋のない事柄に宗教的体験が統一的な糸をつなげるなら、思考や感情が日々を越えて一貫性を持つようになる。宗教は、魂の営みに一貫性をもたせるのである。この影響は時間と共に積み重なっていく。作用が継続的に反復し、エーテル体に働きかけるのである。  芸術によってエーテル体が変化する:真の芸術も同様に人間に作用する。思考や感情が、フォルム、色彩、音を媒介に芸術作品の霊的基盤にまで浸透すると、自我はエーテル体にまで及ぶ衝動を得る。この点を徹底して考えると、人類進化にとっての芸術が持つ大きな意味がわかるだろう。これらの例では、自我の働きかけがエーテル体にまで作用している。ここまで顕著ではなくとも、同様な例は生活の中に多くある。このように人間には、自我の作用を待つ隠された構成要素があるとわかる。これは第二の霊的構成要素であり、「生命霊」と呼ばれる。(東洋の叡智では「ブッディ」と呼ばれる)。「生命霊」と「生命体(エーテル体)」には同一の作用があるので「生命霊」と呼ばれる。自我の作用を受けていない場合が生命体で、自我の活動が浸透すると生命霊として現れてくる。
記:「ブッディ/buddhi(覚)」とはサンスクリット語では、目覚めた人・智慧・心の状態・理解力・本質の意。



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最終更新日  2022年10月30日 06時10分06秒
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