Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2023年03月26日
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カテゴリ: 唯物論
閑話休題:ディドロの自然科学の解釈2 物質観-1:物質と運動-1
 ディドロは、全ての唯物論者と同様に、自然あるいは物質が総てのものの基礎であり源泉だと主張します。即ち、世界、此処では須藤靖(すとう・やすし/1958年 - )理学博士、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻教授における「世界」の定義の物理科学的世界観を借りて「世界」を眺めます。須藤博士の世界観に拠れば我々が通常表象するところの世界は人間が在するところのユニバースとしての単一宇宙の世界像であり、彼の思考するところの世界は現代宇宙論における4種のマルチバース宇宙を想定したものが「世界」であり「世界」は現代観測物理科学ではマルチバース不可視であるところのものを取り込んでいます。それ故に、世界>現時の観測可能世界として人間に内在する宇宙観を含有する宇宙となります。此処には主観的観念論は入り込む余地はなく唯物論的科学態度が見て取れます。さすがに、ディドロのフランス革命の啓蒙思想的準備者としての彼の時代には観測宇宙科学・実験物理科学は拙いものであったが、彼の物質観は現代物理科学の量子重力理論を予期させるものでした。須藤博士にしろディドロにせよ世界に「絶対存在・絶対意志・絶対意識」の世界における他者を否定することには変わりありません。ディドロによれば、①物質は永遠に運動しており、②しかも此の運動は、外部から物質に強制されたものではなく、物質の内部にある原因によって行われる。③従って、物質と運動とは互いに引き剥がすことができない。従来は物質あるいは物体はそれ自身では運動もしないし、作用しないものと考えられていた。あるいは、現に感覚には運動した作用しているようにみえる物質(物体)でも、徹底的に分析していくと、不動な静止した物質に還元されてしまうと考えられていた。



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最終更新日  2023年03月26日 06時10分07秒
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