Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2023年03月29日
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カテゴリ: 唯物論
閑話休題:ディドロの自然科学の解釈3 物質観-1:物質と運動-4
 ディドロの物質観を述べた時代の物理科学では精々が分子レベルの解析程度で、漸く単一性質としての、其れも全てが同一性を持った原子が理論上に登場したばかりです。其れ等の組み合わせにより分子が構成されていると考えられていました。其れ故に、彼の言による物体にはその内部に「作用と力」が充ちている。つまり、物体が静止しているときでもその内部には絶えず運動がある「分子」があるのであって、その運動によって物体は変化しつつあるのである。と述べています。此のディドロの分子の解析を現代物理科学の最前線である量子重力理論に見立てて見ましょう。超弦理論とは、この世界を構成する粒子=素粒子は点ではなく、弦(ひも状のもの)であると考える理論である。素粒子には、中間子や陽子、電子などのクォーク、電子やニュートリノなどのレプトンが発見されており、いずれも物質を構成する素粒子である。また、先に述べた4つの力を媒介するゲージ粒子、質量を与えるヒッグス粒子などが実験などによって存在することが明らかになっている。しかし、これらの素粒子をそのまま用いるだけでは、場の統一理論を導くことができない。そのため、素粒子を1つの弦(ひも)の状態であると仮定し、その弦が、閉じていたり、開いていたり、振動することにより様々な波形をつくることで、その性質を理論化しようという試みがなされている。つまりは、ディドロの物質観の「分子」を「原子」どころか「素粒子レベル」においても「作用と力」が充ちていることになる。但し、現代物理科学理論の素粒子レベルは更に一歩遡及できてマルチバースを組み込んだ宇宙創生の動作因、自ら運動する限りなく大いさが無に近づき運動量が無限の運動する作用因を持ったものが予想される。



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最終更新日  2023年03月29日 06時10分06秒
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