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【悪人】STORYひとつの殺人事件。引き裂かれた家族。誰が本当の悪人か土木作業員の清水祐一(妻夫木聡)は、長崎の外れのさびれた漁村で生まれ育ち、恋人も友人もなく、祖父母の面倒をみながら唯一の趣味である車以外に何の楽しみも人生に見いだすことも出来ずにいた佐賀の紳士服量販店に勤める馬込光代(深津絵里)は、妹と2人で暮らすアパートと職場の往復だけの退屈な毎日を送っていたそんな2人が偶然、出会い系サイトを通じて出会う「本気で誰かに出会いたかった...」孤独な魂を抱えた2人は刹那的に愛に身を焦がすしかし、祐一はたったひとつ光代に話していない秘密があった彼はOL殺人事件の犯人だったのだ・・・オフィシャルサイトより抜粋あたしはこの深津&妻夫木という組み合わせが苦手でして・・・・妻夫木くんはともかく深津さんは好きな女優さんですだけど2人が共演したスローライフっていう月9ドラマが、なんというか。。。な~んかこの2人の間には”愛”が見えないのよねどちらかが下手とか、そーいうのではないんだけど友達とか弟みたいな、的な雰囲気だと結構いい感じに思えるのに恋人同士っていう目でみると、物足りないなので、この2人が”刹那的に愛に身を焦がす”と言われても想像ができなかったんだよね原作は未読だけど、ちょっと前に読んだ「パレード」は面白かったから期待できそうだったしトレンディドラマとは違って今回は取り組むテーマの重さからドラマの時とは違った2人が見られるかもという淡い期待を持って見に行ってきましたがやはりダメでした、全然面白くなかった・・・・まず俳優さん達なんだけどみんなお上手なんですよ、ほんとただ配役がはまりすぎてしまっているせいか全てにおいて何の不足もなくじょうず~に演じてらっしゃる演技は上手い方がいいに決まっているけど今回に限っていえばベテラン所以の安定感があたしにとっては裏目って感じだったかなそんな中で祐一の祖母・房枝役の樹木希林さんの演技はとても樹木さんらしいにも関わらず、でもその存在感が圧倒的特に台詞がないときの目の演技、背中の演技が素晴らしかったです一方、被害者・佳乃役の満島ひかりちゃんや金持ち大学生最低男・増尾役の岡田将生くんの演技は新鮮で印象的役柄に恵まれたせいもあるけど満島ひかりちゃん、めっちゃ良かったです若い女の子が持つ、媚びとか嫌らしい面をとっても上手に演じていたし、殺されるまでの数分間はまさに体当たりの演技岡田くんも最低最悪男を完璧に演じてくれてましたで、主役のお二人はというと深っちゃんもいつも通り、お上手話題のベッドシーンに関してはあの深っちゃんがね~的な目線でみれば「大胆!」と言えるんでしょうけどベッドシーンとしてどうかといえば、別に・・・妻夫木くんもこれまでの役柄のイメージと違った難役に挑み、すごく頑張ってましたが・・・やっぱりあきまへん・・・この2人にはなんでか”愛”がみえまへん・・・このあたりについては「ネタバレコーナー」にて俳優さんについてはかなり辛口になりましたがストーリーの方もなんかしまりがないとりあげているテーマはけして悪くないと思うのにねこの物語には主人公2人の悲恋と逃亡劇加害者と被害者家族、それぞれの悲劇という2つのストーリーが交錯するなかで「果たして悪人とは誰なのか?」という問いが生まれてくるんだけど139分という時間では足り無すぎたのかそれぞれのエピが散漫になりすぎて、深みが感じられないのこの「誰が悪人なのか?」という問いを投げかけるためにはいろいろなエピを盛り込まないといけないのはわかるんだけど、小説とは別の「映画」としてまとめるのであればやっぱりもっと主役2人に焦点をあてるべきではなかったかと2人が出会う前まで2人は家族や異性とどのように接してきたのか、どう扱われてきたのかなぜ光代はあの町から出ることもなく暮らしてきたのかどちらかといえば人見知りで内気な性格の2人がなぜ出会い系サイトを利用し、実際に逢おうとまでしたのか2人が抱える孤独の深さをきっちり描けば絶望しかないはずの逃避行を続けることになったかって点でもっと彼らの気持ちにシンクロできたのではないかとそしてその悲劇性がクローズアップされればその相乗効果でこの事件に関わった周りの人たちの悲しみにも深みが増したんじゃないのかな・・・あと気になったのがカット割突然「へ?」っていうような強引なシーンの割り込みやぶちぎりのようにシーン転換したりとなんか流れが悪くって・・・・これも結局のところ、エピの盛り込み方が原因かと思わざるを得ないんだよね・・・結局最後の最後まで、物語に入り込めることなく終わっちゃいましたネットの口コミをながし読みしたときに「テーマが重い」と書いていた方が多かったのでそのあたりは期待していたんだけど確かに重いテーマを扱っているはずなのにぜんぜんその重さが画面から伝わってこなかったなんでこんなに肌が合わなかったんだろ結論としていえることは「原作は面白いだろうな」映画ではカットされたエピを読むことで登場人物達に深みが増し、また小説の方がうまく場面転換してくれてもっと入り込んで読める気がするんだけどどうでしょ?いつになるかわからないけど絶対、原作読も~っと 以下ネタバレさっきも書いたけど主人公2人が抱える「孤独の魂」の描き方が物足りない殺人を犯した祐一がなぜ光代と逃げようと思ったのかなぜ光代は自首しようとした祐一を留めて、逃避行を続けたのか他人には理解できないこの行動を2人が抱える過去と2人の出会いをもっと丁寧に描けば、孤独な魂を埋め合うとか、心の奥底の部分で求め合うとか「絶望的な愛に身を焦がす」2人の関係の重苦しさ、切なさがもっと伝わってきたと思うんだよね・・・2人の出会いまでのエピソードはほんとあっさりメールのやりとりの中で、やがて逃避行の舞台となる灯台の話で盛り上がったというエピソードはもっと欲しかったところ房枝がSF商法の相手に騙される話なんて要らないからその分主人公の2人に注いでやって~ちなみ房枝が騙された件は消費生活センターで特定商取引法によるクーリング・オフで済む話それにだいたいなんであんなに生活に苦労している房枝がなんで現金23万円なんて持ち歩いているの?てっきり信販契約で代金未払いかと思ったら、領収書になってるし・・・描き方が雑すぎ!っていうか、雑なぐらいなら省いた方がまだマシなんでこんなエピに時間を割いているのか不思議でした(でもここでも樹木希林さんの演技は素晴らしい)あと祐一がお母さんに捨てられたというエピソードここはせっかく余さんを起用するんだったらもうちょっとお母さん側の事情を描けば良かったのに・・・そうすればより祐一の孤独感も増していたかと雑と言えば、この事件の捜査方法この映画は刑事モノではないからそのあたりは勘弁してあげてもいいんだけど「深夜ひとけのない山道に女を置き去りにしてきただけで、殺してはいません。」という増尾の自白をなんでそんな簡単に警察は信じるの?祐一が現場にいた証拠でも出てきた?あと月9ドラマ「夏の恋は虹色に輝く」と同様役に恵まれていない永山絢斗くん彼の一番の見せ場だったはずのテーブルのガラスを叩き割るシーンここも余韻残す前にぱっと場面が切り替わり見せ場が見せ場にならず永山君のシーンはほんとは良いエピではあるんだけどもっと時間をとるべきシーンは他にあるから場面転換といえば房枝が孫の祐一から贈られたというスカーフを手にとるシーンとても重要なエピだけど、なんであの唐突に出てくるの?めっちゃ不自然あと娘が殺されるきっかけをつくったのは大学生だけどやはり実際に娘を手をかけた犯人に対する怒りの方が強いと思うのに父親が犯人に対して向ける感情が一切描かれてないのおかしくない?とにかくシーンの組立の雑さが目についちゃいました原作の中からどこを取り出し、どこを削ぐか映画化にあたってはそこが一番難しいとこなんだろうけど原作未読であるけれどどうも失敗しているような気がするんだよねあと演出方法もなんだかな・・・「感動した!」という感想の多いバスの運転手の一言マスコミを悪く描く典型的手法に萎え逮捕直前に見せた”祐一の光代への愛情&優しさ”ゆえの首締めシーンも先に述べた2人の結びつきの強さが描き切れてない分いまひとつ感動できず光代が最後に被害者の父親の姿をみて”どんな理由があるにせよ、人の命を奪った祐一は「悪人」なのである”と改めて心に刻んでくれてればいいんだけど、どうなのかな~?タクシーの運転手の方が無神経で嫌な奴、的に描かれていたもんね佳乃が叫んだ唐突に叫んだ「人殺し!」という台詞も気になるし・・・もしかして彼は連続殺人犯?で、一番気になったのは、なぜ佳乃の殺人現場に祖母・房枝が祐一から贈られたスカーフが結ばれていたかということ房枝が被害者への謝罪の気持ちから現場を訪れるというのはわかるとして被害者やその家族の気持ちを思えばたとえそれが祐一から贈られたものであるということはばれないとはいえ被害者への弔いの品が並ぶ中になぜわざわざ加害者縁(ゆかり)の品を置いていくのはおかしくない?犯罪者となった祐一への想いとかなんとかならあまりに無神経すぎですぞ、房枝さんああ、やっぱり原作読まなきゃこんな感じで見ていたもので映画館の帰りに考えていたことといえば悪徳大学生増尾が乗っていた車が、うちの愛車と同じでこれじゃまるでうちの車が「悪人車」と思われてしまうのではないかとかでも大好きな岡田将生くんが運転していたんだから、ま、いいかとか岡田くんの長い足が繰り出すキック力はすごいな~父娘に対して同じような蹴りをいれて、同じように転倒させてたよなとかすごいしょうもないことばかりま、無料チケットで見た映画なので、もうこれ以上は言いませんとにかく世間ではほんと評判が良いのでひねくれ感想は気にしないでね
September 29, 2010
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あたしにしては珍しくずいぶんとご無沙汰してしまいました実はここんとこいろいろとありましてとてもブログに向かっている時間がとれずもう少しで収拾がつきそうなのであと一頑張り旅行記も早いところすすめたいところなんだけど写真の整理やらなんやら、仕上げるのに時間がかかるので今回の話題は『告白』といっても、あたしがサプライズな告白をする訳じゃーありません期待していた方、ごめんなさい6月5日公開の映画『告白』公式サイトはコチラ'09本屋大賞 第1位週間文春'08ミステリーベスト10 第1位このミステリが読みたい'09 第3位このミステリーがすごい!'09 第4位とそうそうたる評価を得ているミステリーが遂に映画化というわけで、遅ればせながら原作を読んでみたんだはっきりいってこういう賞ってあてにならないだって先日読んだとある受賞作品本を投げ捨てたくなるほど、全然面白くなかったんだもんで、正直これもちょっとどうかと思ってたらいやいや、面白いっていうか、なんていうかこんなに”爽快な後味の悪いエンディング”が書けちゃうなんて爽快な後味の悪さ?矛盾してるよねでもまさにそんな感じの終わり方救い、なんてものはありゃしない簡単なあらすじはというととある中学の1年生を担当するシングルマザーの女性教師彼女は自分の娘を校内で亡くすという悲劇に見舞われるそして3学期の終了式の日教室で37人の生徒を前にこんな「告白」をする『娘が死にました。しかし事故ではありません。このクラスの生徒に殺されたのです。』女性教師の告白から始まりクラスメート、犯人、犯人の家族とそれぞれの立場からの「告白」により事件の全容がみえてくるそして時間は2年生の2学期の始業式の日へと流れ向かえる衝撃のラスト「衝撃のラスト」ってフレーズ、よく使われるけどほんとにこの本のラストは”うっひゃ~!!はぁぁぁぁ・・・・・”って感じ『告白』のスタイルも語り手によって変えてるんだけど一番面白くて、一番、オイオイなのがこの物語で一番の被害者である女性教師の告白あ、もちろん、一番可哀想なのは殺された娘さんだけど・・・・ここでちょっと話変わるけど金☆先生って好きですか?クラスからはみ出している生徒を救い悩みを抱える生徒を救い学校の中でも外でも何時間もかけて熱心に生徒と向き合い、生徒のために語りかける☆八先生日本が理想とする教育者、だよねそんな熱血先生もこの女教師が語るとこうなっちゃう道を外して更正する人より、普段からちゃんとしている人の方がえらいにきまってます。普段からちゃんとしている人に授業を中断してまで語らなければいけないことなんてあるんでしょうか?「そんな話はいいから授業を続けてください」まじめな生徒が勇気を出して言うと、人という字は・・・などとさらに無駄話が続きます。と、金☆先生を見て教師を目指した人がムカつきそうなフレーズが次々登場こういうこと、人前では言えないけどでも心の隅でそんな風に考えたりしてるとこがあるそういうのってないですか?この本にはそんな闇というか、本音というのがあからさまに描かれていて読んでいてけして気持ちいいわけじゃないだけど、ぐいぐいひきこまれちゃうんだやっぱ面白い映画化にあたってのキャスティングもまさに原作のイメージ通りの配役事件の関係者5人による6つの『告白』をどう映画としてまとめるか楽しみ、楽しみ唯一気がかりはこの物語のラストは物議を醸しだしたいわくつきなものなので映画化にあたり、一般ウケしようと変なラストを作ったりしないかなってとこクールかつスピード感をもつ”狂気”をどう描くのか期待してます そうそう、先月読んだ「パレード」これも面白かったです同じ頃に公開された映画は見てないんだけどこれもラストの数ページ、何度読んでもブルってきちゃう「友達、恋人・・・あなたは本当にその人のことを知ってますか?」若者4人が共同生活する2LDKの狭いマンションの一室そこへ1人の得体の知れない若者が紛れ込んでくる同じ頃、近所では連続女性暴行事件が発生して・・・これも主要登場人物である5人の”告白”で構成されているんだよね告白の時期が異なり、物語の最初と最後では数ヶ月の時間差が生じているのも先の「告白」と似てるかな”罪を犯したものにとって一番恐ろしい罰とはなにか?”う~ん、考えさせられ、そして怖くなりました若者一人一人がとても生き生きと描かれていてだからこそ、最後の最後の数ページにたどり着いたときにええ?マジ、え、だって・・・そんな・・・こ、こわいよ~って気分になるの想像力がある人ほど怖くなるストーリー映画化にあたってのキャストもほぼイメージ通り公式サイトはコチラ主要登場人物を演じる俳優さんに藤原竜也、貫地谷しほり、そして最近お気に入りの林遺都くんがいるんだけどもう間違いなく、いい演技してることでしょうDVDになったら絶対見るのだ同じ作家さんが書いた「悪人」も映画化公式サイトはコチラブログお友達のぽこ田ぽこ夫さんのところで知ってあたしもぜひぜひ読んでみたいんだけどこれに関しては映画化のキャスティングがウムムというか原作読んでない時点でこんなこというのもなんだけど妻夫木聡&深津絵里のドラマ「スローダンス」ペアはなんとな~く、見る気がいまいちおきてこないの俳優さんとしては嫌いってわけじゃないんだけどね 最後に最近みた映画についてシャッターアイランド公開終了間際に見に行ってきましたデカプリオの訳の設定についてはほぼ事前に予測していたとおりなのでそのあたりについては意外性も感じなかったし謎解きという点でも、島に行くまでの船や島に到着した直後の描写ではいはい、という感じになってしまってたんだけどこの映画の良さは謎解きではなくデカプリオが演じた男の哀しみこれに尽きるね最後の最後、デカプリオが呟く一言が効きました「あなたは謎が解けるか!」「いくつの謎を見つけられるか!」みたいに謎解き映画みたいに煽っていた日本のマスコミ、いいかげんにしろ!って感じ映画好き、ミステリー好きを舐めてる!?謎解き映画と思うとがっかりするかもしれないけど1人の男の哀しみを描いた作品と思えばよく出来ていると思います☆オレンジピール☆さん、ありがとね今日はあたしの「告白」はないって書いたけどやっぱ一言書いちゃおうこの後、G.W.の旅日記、台湾日記、共に1ヶ月以内に書き終えるつもりで、遅筆に鞭打って、頑張りますあ、これは「告白」じゃなくて、「決意表明」かなぜって?それはパスポートを持って旅行することが決まったからこれは「告白」
May 18, 2010
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マイケルが遺してくれた最後の宝物THIS IS IT今回はマイケルが遺した新たな伝説があたしにくれた小さな奇跡(?)の物語実は1ヶ月前からずーっと体調がおかしくて微熱があったり、耳下腺が痛んだり、胸やけがしたり喉は痛いし、モノがつかえるような違和感があったり病院で薬をもらっても改善されずどうなってるんだろ?ってすご~く、嫌な気分が続いていたんだそうこうしているうちにトルコ旅行の出発は近づいてきて・・・最終的には病院を変えて大嫌いな胃カメラしてようやくこれが原因かも!?って思える結果がでて治療薬をもらったのが、出発5日前そんな時に先輩から映画のタダ券をもらったの先輩もMJの大ファンでチケットの有効期限が11月いっぱいだったから一緒に見に行くことに先輩は難しい案件抱えて忙しいしあたしも体調悪いし仕事帰りに映画はキツイって思ったけど2人の都合があうのはこの日の夜を逃すと朝一番の上映のみ”う~ん、朝から「マイケル」って感じじゃないよね~”という先輩の一言で、仕事で疲れてようが”やっぱり夜、見に行こう!”平日の夜だったからかな、館内はそれほど混んでいなくてちょっと淋しいぐらいあれだけ騒がれても平日はこんなものなのか。。。なんて考えたりしたけど映画が始まったらもう頭の中はマイケルでいっぱいキャ~ッ!よく、目がハートになってるっていうじゃない?画面にうっとりとなっている自分に気づいた時”あ、あたし今まさに目がハートになってる”全てのシーンで彼の曲を口ずさみ足元がステップを踏み踊り出しそうになるのを我慢して体を揺らしている自分がいる東京公演のときと同じく最初のリハーサルシーンはWanne be Starting Somethingこれだけでもう背筋ゾクゾクマイコゥ~って叫びだしたい気分東京でのパフォーマンスがしっかり頭に焼き付いているからスクリーンで流れる映像と当時の映像が重なってみえちゃう20年前と比べて格段と進化しているダンサー達のパフォーマンスだけどほんのり昔の踊りのエッセンスも残っていて懐かしくって新しいって感じむっちゃカッコイイ~一緒に舞台に立つことになったダンサー達のインタビューシーンみてたら彼らもまた目がハート状態そりゃそうだよねダンスを志した者なら誰もがマイケルのPVをみてあのステップを真似たはずあたしだって、中学生の時に真似たぐらいだもん憧れ続けたMJと一緒に踊るチャンスを掴んだ彼らはMJと過ごす、その一瞬、一瞬が夢のような時間だったんだろうな・・・ハイレベルなダンサー達のパフォーマンスを見ながらMJとマドンナが取り合ったという日本人ダンサー「Kento Mori」のことを思い出しちゃった”MJと同じ舞台に立ちたい”子供の頃の夢を叶えるために2004年に単身アメリカに渡ったKento世界でたった500人にしか渡されなかったロンドン公演のオーディション・チケットが届きついに憧れのMJの前で踊りを披露し、見事合格”マイケルと一緒に仕事ができるなら死んでもいい”かつてインタビューでそう語っていたKentoだが彼にはマドンナのツアーメンバーとしての契約があったためなんとMJ自らがマドンナに電話をして彼を譲ってほしいと頼んだんだけど、マドンナの返事は「No」MJとの共演というKentoの夢は断たれたかと思われたんだけどマドンナってやっぱり大物!彼女自身のロンドン公演の時にマイケルの追悼コーナーを設けてそこでKentoにマイケルとして踊らせてあげたんだとその時の映像はコチラKentoのことを普段から「ケント・ジャクソン」と呼んでいたほど、彼を認めていたマドンナならではの演出だよね世界中のダンサーにとって憧れの舞台Beat ItやThrillerなどの演出もグレードアップはしてるけど超有名なダンスステップは当時のまま ”このステップをマイケルと一緒に踊れる”彼らの喜びが全身から喜びが伝わってくるのあたしが大好きな曲I Just Can't Stop Loving YouMJとのデュエットを果たした女性ヴォーカリストさん本当に幸せそう~ものすご~く、羨ましかったぞこの映画はMJが編集したものじゃなくコンサート監督だったケニー・オルテガが編集したものだからかなダンサー、ミュージシャン他、全てのスタッフがMJを敬い、MJを讃えMJと一緒に仕事が出来る喜びみたいなものが作品全体から伝わってくるんだよね作品の中であるダンサーが口にするけど彼らがMJからもらった夢それが"THIS IS IT"MJが生きていたらこういう形で彼の姿を見ることはなかっただろうし彼が生きていたらもっと全然違った形で編集されたと思うんだそういう意味ではこの映画を通じて、MJが決してファンには見せることの無かった姿を知ることができたことはとても幸せなことなのかもこの映画にあるのはMJへの愛だけじゃないMJからの音楽への、そして世界中のファンへの愛がたくさんつまっている世界中のファンにそして世界中の子供達に彼が伝えたかった、伝え続けたメッセージLOVE最後とも言われていたこのツアーで彼は改めて自分の想いを伝えたかったんだろうな昔と変わらぬ歌声とパフォーマンスリハーサルとは思えないほどあまりに見事で”もっともっとみたい!完成されたものをみたい!”って思っちゃうんだけど、とそこで”あ、そうだ・・・もう二度と彼には会えないんだ”と彼の死を思い出して、つい涙することも映画が進むにつれて”終わって欲しくない、いつまでもこの夢の世界にいつづけたい”そんな気持ちに・・・そしてついにエンディングマイケルが魅せてくれた夢の世界の終わりちょっぴり悲しかったけどでもでも幸せな気持ちでいっぱいありがとう、ありがとう、マイケル館内が明るくなった瞬間立ち上がって拍手しようと思ったらあれみなさん、ふつーに席たって帰ってるし・・・隣の席の先輩と思わず顔を見合わすやっぱりこの人数ではこんな感じになっちゃうのか・・・仕方なく先輩と2人、こっそり拍手まるでコンサートから帰る時みたいに2人とも大興奮状態でマーク連発大スクリーンで見れてほんと良かったそして改めて、あたしの体にはDNAレベルでマイケルがいるんだなって実感自分でも気づかなかったほどマイケルが大好きだったようですで、その夜のことあれほど痛んでいた喉、耳、胸すべての痛みがす~って消えてしまったのマイケルが起こした奇跡でもね、翌日の夜には今度は一気に熱がでたの新型か?って思ってすぐに病院に行ったんだけどドクターは今検査してもわからないから明日まだ熱が上がるようなら検査しようってことに結局、翌日には熱は下がったんだけど・・・まさか、知恵熱ならぬ、マイケル熱いまもマイケルの歌を唄いながら書いているし1月27日発売ののDVDマイケルの愛がこうして全世界に届くことになるとはあたし?もちろん、手に入れますとも
December 6, 2009
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ダーと二人だけの”修学旅行”半日で世界遺産を巡るプチ☆奈良の旅全4回シリーズなのであと2回ほど続く予定ですが今日はちょっと寄り道鹿男あをによし素晴らしいサントラ演奏を見つけましたのでぜひぜひBGM付きで読み進めたい方は上の画像をクリックこのドラマ、見てました?あたしも何回かレビュー書いたんだけどめちゃめちゃハマりましたとにかくキャラが良いのだ玉木宏さんも佐々木蔵之介さんも多部未華子ちゃんもいいけど藤原先生役の綾瀬はるかちゃんの可愛さこれは必見ですところで、今週末に公開される玉木宏くん主演の映画-MW-手塚治虫の原作をベースにした全く新しいお話のよう目新しさはそれほどって感じだけど玉木くん、山田くんはなかなか良い評価みたい原作ではこの二人な関係なんですがそのあたりはリアルに描かずワンシーンだけで読みとれる仕上げにしたとかちょっと気になる~レディースデーにでも見に行こうかな子供の頃に巻き込まれた悲惨な事件が、少年二人の運命を狂わす・・・美しく冷血なダークヒーローを演じる玉木さん、見てみたいよん千秋さまを越えられるか!?あ、でも来年は「のだめカンタービレ」映画版も公開だしやっぱり玉木さんはあたしにとって永遠に千秋さまかも~とはいえ、手塚治虫先生の原作もきちんと読んでみたいし買っちゃおうかな~というわけで、次回は鹿様がたっくさん登場しますもちろんドラマのロケ地のあの場所も*プチ☆奈良の旅vol.1 春日大社**プチ☆奈良の旅vol.2 萬葉植物園*
July 2, 2009
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11月15日から公開の映画DISCOSTORYかつてダンスフロアで人気を誇った3人もいまやすっかり冴えない40歳のオジサンそんなある日、かつてはにぎわいをみせていた街のクラブが活気を取り戻そうとダンスコンテストをひらくことに美人インストラクターの指導の元さびついた体と心を鍛える3人若い世代に混じって踊る彼らは再び輝きを取り戻せるのか!?オフィシャルサイト繋がった瞬間懐かし~い音楽がこの音楽で踊った記憶はないけどこの年代の曲は大好きお話としてはありがちなものだけどフランスで大ヒットしたコメディー映画日本でもヒットするかな?で、このオフィシャルサイトで注目したのが映画公開記念”メタボ解消ディスコダンス”あたしとりあえずパソコンの前で踊りましたしかしこんなんで、解消するかぁ?ところで、この映画に美人インストラクター役で出演のEmmanuelle beart エマニュエル・ベアールこの女優さん、結構好きなんだ”8人の女”で魅せた黒のメイド服でのダンス 見たい人はぽち↑アキバのおじょうちゃまとはひと味違う殿方には こちらの映像の方がオススメこの映画ではどんなセクシーショットみせるんだろ最初の画像で思い出すのがサタデー・ナイト・フィーバー実はこの映画。。。見たことありませ~ん見たい、見なきゃ、見ないでか!と思いつつ・・・今度こそみなきゃ!でもBee Geesの音楽は大好きココでは全曲試聴できるよモア・ザン・ア・ウーマン好きなんだよな~ほんと彼らの曲はいまもよく耳にするよね名盤ですあの有名なポーズもこんな風に映画の中で踊ってたんだね~で、ちょっと前だけどこんな記事あったの覚えてる?”CNNニュース:心臓マッサージに最適の曲は?”アメリカ・イリノイ大学医学部の研究によると心臓マッサージの際、最も効果的なリズムで行えるのはビージーズの”Stayin' Alive”なんだってホンダ・オデッセイのCM曲どうしてもマッサージを続けていると1分間に必要な回数を下回ってしまうことがあるんだけどこの曲を聴いて行うと最適な回数を施すことができるとか最近はいろんな場所にAEDが設置されているし一般人のあたしたちが心臓蘇生術なんてする機会もないだろうけどいざっていうときに、この曲聞いてリズム掴んでおいてねというわけで、これならオジサンがデスコでメタボ解消のためにハッスルしすぎて倒れてもこの曲にあわせて心マすればダイジョウV・・・おあとがよろしいようでテケテン、テケテン、テケテン
November 12, 2008
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ひんすーさん、janjiさん とS○ユーザーの方々が機種変したっていう日記を読んで”この夏こそ、機種変しよーっと”と決意を固めたEureka。実はこの夏のモデルの中にあたしの大好きなヒマワリがデザインされた機種が!”こんなの2年も使っていたら絶対飽きる!!”同僚のお嬢様(高校生)にすら、反対されているデザインいい大人が持つもんじゃない?でもいいの・・・だって、あたしの故郷、スペインを想い出させてくれるからということで、近々手続きに行く予定。さて、携帯電話の話から映画の話へ先日公開された映画ワン・ミス・コール”リング(ザ・リング)””仄暗い水の底から(ダーク・ウォーター)””呪怨(JYUON)”に続く和製ホラー”着信アリ”のハリウッド版。実は「着信アリ」って、全然見たこと無かったんだけど最近、たまたま全シリーズ連チャンでみたの。 ホラー好きとしては全体的にちょっと物足りないんだけどどれが一番?って聞かれたらやっぱり1作目(ちなみに見た順番は 3→1→2)ホラー映画の場合、ヒロインの演技力によるところって大きいんだよね。3作品の中でいえば、やっぱり柴咲コウちゃんの、怯えっぷりが一番3の黒木メイサに至っては全然怖がっているように見えませんある日突然自分の携帯電話に知らない着メロで電話がかかってくる。”着信アリ”そう表示された電話をみて着信内容を確認してみるとなぜか発信元は自分の電話番号しかも着信時間が数日後、もしくは数時間後になっている。そして残されたメッセージには自分自身の死の瞬間の声が・・・表示されていた着信時間に残されたメッセージ通りの状況で死んでいく次々と怪死する友人達そしてついに主人公にも「死の予告電話」がかかってくる・・・これが基本的な設定2、3にはこれに「携帯電話の持ち主じゃなく電話に出た人が死ぬ」「着信メールが届いても、転送すれば助かる」といったオプションがついてくるって感じ。 けど、こーいうホラーものって後付すればするほど恐怖感って薄れてくるんだよね・・・そーしなきゃ、シリーズ続けらんないっていう制作側の苦労はわかるんだけどさ。それと残念なのはオチがどうしてもこれまでのホラー映画からひろってくる感じがしちゃって元ネタを知ってると「はい、はい」ってそこで急に興ざめ。やっぱり恐怖っていうのは予定調和の中では生まれないってことなのよね・・・あたしの場合「ホラーは1作目に限る」同じく電話が効果的に使われた「暗闇にベルが鳴る」1970年代の古典ホラーなんだけどあの、オリビア・ハッセー主演。え?オリビア・ハッセーって誰?そうだよね、知らないよね~布施明の元奥さんだとか、「ロミオとジュリエット」で一世を風靡したなんて言われてもピンと来ないよね~まあ、とにかく当時美形と騒がれた女優さんが主役のカナダ製ホラー。見たのはたぶん15年ぐらい前深夜のテレビ番組で見たんだけどこれがなかなか面白くって!女子学生の寄宿舎に何度もかかってくる無言電話。とうとうクリスマス・イブのパーティーの晩勝ち気な学生の一人が「変質者!」と相手を怒鳴ってしまう。だがその時、電話の相手は既に寄宿舎の中に潜んでおり次々と学生達が殺されていく・・・逆探知した結果、この無言電話が実は寄宿舎の中から発信されていたってわかったときの驚きこの映画の面白さは”犯人はこいつしかいないだろ!”と思われる男が登場するんだけどこれがほんとに最後の最後の最後まで怪しいの。それとカメラワークが犯人の目線で撮られているからすごくドキドキしたのを覚えてる。そして犯人が捕まり、全てが解決したかに見えたあとのラストシーン”え!?ど、どういうこと!?”このオチのもっていきかた、ほんと、うまいんだよね~注:↑のタイトルのリンク先にこのストーリーが書かれてるけどラストは書かれている通りじゃないよ、その先にまだ続きがあるのだ!実はこの映画が後のホラー映画に与えた影響は大きいと言われていてホラーファンの間ではカルト的人気を誇る作品。ちなみにこの映画も2006年にリメイクされていたの。全然知らなかった!「Black X-mas」うーん、TRAILERみたけどなんか残酷度とともに殺人鬼の生い立ちみたいなものが加わっていてるみたいで・・・やっぱりヘタに後付しない方がいいと思うんだけど・・・恐怖に理由をつけちゃうと怖くなくなっちゃうからさ。よくわからないから「恐怖」なのかと。夏の定番ということでホラーネタ、やってみました。あれ、いま貴方の携帯電話、鳴らなかった?一人の時に、おうちの電話が鳴ったらどうする?今日はどんびきなネタやな・・・
July 28, 2008
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『蛇にピアス』と『おろち』相次いで、主演キャストが発表されたけどこの2作品、とっても気になる! 『蛇にピアス』Amazon.jpより『蛇にピアス』は言わずも知れたあの20歳で第130回芥川賞を受賞した金原ひとみの作品。世界の蜷川が映像化するって聞いてたけどキャスト発表をみてびっくり!主人公ルイの相手役の一人サディストの彫物師「シバ」を演じるのが先日の日記で紹介したARATAなんだもん!スマイル(ARATA)原作は読んだような気もするんだけどちっとも記憶に残ってないのでシバがどんな感じだったのか思い出せない・・・でも、彼のあの声を背中に聞きながら彫りものされたら・・・ちょっとヤバいかも!一昔前のサントリーのウーロン茶のCM覚えてる?そのナレーションやっていたんだけどあの声はそれだけで媚薬もちろん刺青もタトゥーもしたことないあたしですがARATAが演じる彫物師を想像したらなんかドキドキしちゃって・・・・もう一度、読んでみようかな?ARATAも「髪をスキンヘッドにした時点で演じる覚悟は決まっています」なんてコメントだしてるけどあのユニクロのCMよりさらに頭剃っちゃったのかなぁ?ユニクロ「フリース編」↑男ともだち編映画館には見に行くことはないだろうけど間違いなく借りてくると思いますで、ARATAが出るシーンばかり繋いで見たりして・・・ってまだキャスト決まっただけじゃん!主演の吉高由里子がまだ19歳。内容が内容だけに、彼女がどこまで身体張れるのかなど何かと話題先行となりそうなこの作品。どうなるんだろうね演劇の世界では巨匠と呼ばれる蜷川さん。どんな映像を撮るのかも興味あるな。19歳だけどヌードあり!?衝撃のキャスティング【蛇にピアス】シネマトゥディ 『おろち』Amazon.jpよりこちらもあのホラーマンガ界の巨匠・楳図かずおの原作を映画化主演は木村佳乃この楳図かずおの原作、めっちゃ面白い!オムニバス作品なんだけど今回映画化することになった『姉妹』はストーリーの出来が最高!類い希なる美貌を誇る美人姉妹。ところがこの家の娘は28歳を境に顔が崩れ、朽ちていくという奇病に冒される運命を背負っている。その奇病の兆候はまず額にほくろのような痣ができるの。美人だった母親も同じ病で死んでいくんだけどこの姉妹の秘密を妹だけが知ってしまい・・・昭和25~45年を舞台に美人姉妹、姉・一草(かずさ)と妹・理沙が、母・葵が明かす秘密により悲劇的結末を迎える・・・女の美に対する執着を恐ろしいまでに描いた作品詳しくは書かないけどこれを読んだのは中学生ぐらいの時だったかな~?すっごくショッキングで、しばらく頭から離れなかったのを覚えてる。いわゆるスプラッター的な要素よりも人間が持つ心の醜さ、恐ろしさを描いた作品。映画にするにはちょっと短い話しだなって思ったらもう一つ、別の楳図作品とミックスして仕上げるみたいだね。げにおそろしきはおんななりまさにそんなお話。ちなみにこの映画には主人公一草の恋人役をあたしの愛する山本太郎くんが演じます女の怖さをまざまざと見せつけられるのでますます女性に縁遠くなってしまうかも!?だとしたら嬉しいけどね佳乃の顔が崩れていく・・・映画「おろち」で新境地開拓!?Yahoo!映画ニュース どちらも来年公開予定いい映画になるといいな~最後まで読んでくれてありがとう!おきに召しましたら、ポチよろしくお願いします♪↓
November 21, 2007
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この夏クールドラマで唯一ハマってるのが『山田太郎ものがたり』金曜日の夜10時だし普段、ドラマはみない方も多いと思うけどこれでもかあ!っていうぐらいイイ人ばかり出てくるドラマでなんとも心癒されるんだよね。絵を描くために世界中を放浪している父親に代わって幼い弟妹6人と経済観念ゼロの母親を養うために日々バイトに家事にいそしむ山田太郎。超貧乏でボロ家に住んでいるんだけど奨学金をもらって通っている一流私立高校ではその笑顔と醸し出す雰囲気になぜか大金持ちのお坊ちゃんだと勘違いされていて・・・太郎とその家族達、そして親友の御村やクラスメートの隆子彼らが繰り広げる、ごくごく小さな幸せがテーマのこのドラマ。毎回見せてくれる太郎役の二宮和也くんの笑顔にもうはまりまくってるのだ。でもって、今週借りてきたDVD群。借りてきたDVDリストはコチラその中にある『かもめ食堂』フィンランドにある一軒の食堂を舞台に日本人女性3人たちの不思議な関係と穏やかな日常。一人一人の過去や人物像には深く触れない。でもそれでいて、登場人物たちを見つめる監督の視線は温かいんだよね。3人の日本人と食堂にやってくるフィンランド人のお客たち。彼らの心の触れ合いも温もりに包まれているんだ。一人もお客さんが来なかった食堂がいつしか満席になるまでのお話。こちらもやはり誰一人悪い人はでてこないこれまた流れる空気が心地よい映画なの。この2つの作品が持つ暖かさ。質は全然異なるんだけどどちらも大好きな作品。で、この暖かさ以外に共通するものがあるんだけどわかるかな?それは・・・・『エアギター』実はエアギターといえばフィンランド!1996年に世界で初めてエアギター大会がフィンランドの南の地域で広がりそれがだんだんとメディアで取り上げられるようになりそれに伴って、参加者も増えていまは一大世界イベントに!エアギター世界選手権は発祥の地であるフィンランドのOULE(オウル)という村の夏のフェスティバルで毎年8月に行われます。加盟12ヶ国(日本が加わって今年から13ヶ国)それぞれの国内大会を勝ち抜いた優勝者が参加して世界チャンピオンを決定する大会です(official siteより)『かもめ食堂』の中でもmasakoさんがフィンランドに来ることにした理由としてこのエアギターのことが語られているんだよね。そして、山田太郎ものがたりのオープニングは登場人物達が嵐の「Happiness」に合わせてエアギターをかき鳴らすの。このオープニングが大好きそんなエアギターの世界大会が先日(9月8日)行われ日本人の大地洋輔(追記:お笑いのダイノジの片割れ)さんが、昨年に続き2年連続で優勝したんだよ!すっご~い!!彼の演奏はここで見られるので是非チェックしてみてね『Air guitar world championships 』昨年の演奏もみたい!っていう人はコチラYouTube来週、山田太郎ものがたりは最終回なんだけどなんと最後は太郎たちがエアギター選手権に出場するっていう話。本物の大会にも是非出て欲しいよ~!その時はもちろん、かもめ食堂のmasakoさんもね最後まで読んでくれてありがとう!応援のポチよろしくお願いします♪↓ おまけ『セクシーボイスアンドロボ』こちらのドラマの第8話&9話にかもめ食堂のメンバーが大集合!レギュラーの片桐はいりさんに加えて小林聡美さん&もたいまさこさんがゲスト出演謎の殺し屋(?)集団プッチーニ片桐さんとの直接的な絡みはないんだけど切なくてでも温かい、とっても素敵なお話。良かったら見てみてねあとこちらもオススメ『神はサイコロをふらない』このドラマではあたしの大好きな山本太郎くんと小林聡美さんが恋人同士年齢が違いすぎるって思った人ち、ち、ち!実はその年齢差もこのドラマのポイントなのだ!2人の関係がとっても羨ましくって・・・毎回ウルってきながら見てたんだブログ書く前だったからこのドラマについて語ったことないけどいつかまた書いてみたいと思ってる作品。おまけが長くなりすぎちゃったのでこのへんで。
September 9, 2007
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最近、映画館から足が遠のいているだけじゃなくレンタルで映画を見ることすらない日々。突発的にDVD借りたくなってしまってビデオやさんへGOで借りてきたのがコチラ『ディセント』閉所恐怖症の人はダメかも『モーターサイクル・ダイアリーズ』ガエル君の魅力に浸りたく『パイレーツオブカリビアン/デッドマンズチェスト』いまさらですが2。いっそ3が出るまで待ってもよかったけど『かもめ食堂』前クールのドラマ「セクシーボイス&ロボ」での小林さんともたいさんの共演をみてみたくなっちゃった『真夏の夜の夢』今月、イギリスのプロ劇団による英語劇を見に行く予定。ストーリーのおさらいを兼ねてもう一度予習しておこうと。有名俳優だらけだけどかなり露出度が高いらしい我ながら、すごいチョイス実はこの他に『青の炎』ニノ~『21グラム』これは傑作!らしいなんかも借りようとしたんだけどさすがに見る時間ないと思い、やめときました。ほんとに見る時間あるのか?週末、完徹でみちゃおっかな~なにかお勧めの映画あれば教えてくださいね最後まで読んでくれてありがとう!応援のポチよろしくお願いします♪↓
September 3, 2007
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☆OO7 カジノ・ロワイヤル☆フランス☆セバスチャン・フォーカンこの3つのキーワードから思い浮かべるものは?↓↓↓答えParkour(パルクール)先日テレビでも取り上げていたけど、世の中には面白いスポーツがあるんだね007シリーズって昔々に「美しき獲物たち」を見に行ったことがあるんだけど、それぐらいかなー英会話の先生の強力なお勧めもあって先月見に行っていたんだけど、なかなか面白かったよ。今までのエロエロ親父系とか知的ジェントルマン系ジェームズ・ボンドとはちょっと違って、ワイルド・体力系けど、頭を使うカジノでの勝負ってとこがメインなこの映画では、このダニエル・クレイグ版ボンドをもう一つ活かし切ってない気が・・・・・とはいえ、暴力系(?)アクションが多いのはやはりこの新生ジェームズ・ボンド向けの演出?毒を仕込まれて、半分あの世に行きかけたり男性ならではの悶絶拷問に耐えたりっていうのは確かに体力系といえば体力系なんだろうけどね(苦笑)ただ、まだダブルオーのライセンスをもらったばかりの荒削りなボンドっていう設定は、このワイルドさにあうあう♪命令無視で好き勝手に行動してMに手を焼かせる、困ったちゃん007、バンザーイボンドガールも知性ある女性でボンドが愛する初めて本気で愛した女性という設定にピッタリでした。それと、このカジノが行われたモンテネグロなんだけどあたしは、初めて映画でこの街をみて「なんて、モンテネグロって綺麗なところなんだろ~」って思って、ちょっと憧れちゃったんだけどなんとこの街、イタリアのとある街をロケに使ったんだってね~モンテネグロの人たちが失笑しちゃうぐらい、本物とは違うらしい。けど、イタリアにはこんな素敵な街があるわけだしモンテネグロはもっともっと素敵な処のようだからそういう素敵な場所が世界にはまだまだあるってことがわかっただけでも良しとするか。てなことを書いてると、この映画って本当に面白いの?って、思うかもしれないけどあたしが一押ししたいのは、映画の前半の見所である爆弾魔・モロカとジェームズ・ボンドの建設現場でのチェイスシーン。これが結構長々とやるんだけど、面白いのなんの!で、はっきりいうと、このシーンではボンドよりもモロカの動きにばかり目がいってしまう訳。見たこともない俳優さんだったからあたしはてっきり無名のスタントさんかと思って「いやいやこれだけ目立つ役与えられて、ほんと良かったねー」などと、思っていたんだけど、とんでもない!このモロカを演じたセバスチャン・フォーカン(Sebastien Forcan)Parkourの世界では知らぬ人はいないという第一人者。Parkourっていうのは「一切の道具を使わず自らの肉体だけで障害を跳び越え、攀じ登り、またその上から飛び降りながら移動するフランスが起源の移動技術体系である。」映画の中でも建設中の建物の中やクレーンの中を自由自在に走る、跳ぶ、すり抜ける!隣に座っていたおっちゃんが「サルみたいやな」って呟いてた(笑)まだ日本ではマイナースポーツみたいだけどそれでも仲間集めてやっている人たちのサイトもあるよ。口で説明してもおもしろさはわかってもらえないと思うのでぜひ彼が出演しているこの「Jump London」をご覧あれ!リンク先で見られるよちょっと画像悪いけど、十分楽しめるかと。ちなみにもっとロングバージョンのドキュメンタリー番組「Jump Briten」っていうのもあるよ。セバスチャンと若者が飛び跳ねまくってます(笑)もちっと綺麗な映像で見てみたいっていう人はもう一人のParkour界の第一人者、デビッド・ベレ(David Belle)のこの「Air Man」をみてみて。こっち見られるよちょっと音楽怪しい・・007自体が古ネタなので、もう知ってる人は多いだろうけど最近、映画日記書いてないので、ちょっと取り上げてみました。
February 20, 2007
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もうこのネタはこれでおしまいにしよっかな・・・原作についての感想はココ。いろんな方の意見も寄せられているので、良かったらみてみて。この先はまだこれから映画を見に行こうって思ってる方は見ない方がいいかも・・・この間やっていたPR番組(1月12日放送の再放送分)をみて作品全体の感じがなんとなくつかめてしまって・・DVDがでても、借りるかどうか・・。うむむ・・・冬香『お任せします・・・』やはりこの台詞は寺島しのぶには似合わない・・・うーん・・・・コメントは差し控えるね。冬香の下着がだんだんと派手(?)になっていくっていうシーン?冬香「わたしのために死ねますか・・・?」こんな台詞言われたら、普通はどん引き・・・それにどうしても寺島顔がネック・・・娘の行動を心配する母。おそらくこの後、冬香は菊治と最後の逢瀬を重ねるのかなぁ?どうもみなさんの感想を読むと、富司純子ママの熱演が光ってるそう。死んでしまった冬香(?)。佐藤浩市と共演したかった寺島しのぶ。ところが絡みは検死シーンのみだったらしい。真っ裸でベッドに横たわってるだけで佐藤浩市は冬香にかぶさっていたシーツをぺらってめくるだけ。佐藤浩市は「しのぶちゃんの裸みてないからね!」と力説していたそうだが、念願の初共演がこんな形でとってもがっかりだったそうな。(寺島しのぶ談)菊治「あなたは死にたくなるほど人を愛したことがあるんですか!」裁判所で検事に向かって叫ぶ菊治。ここが結構、泣き所らしい。身勝手なお父さんの行動に大迷惑な娘。けど、娘はそんなお父さんに対して大変理解を示しているとか。どの感想を読んでも必ずといって触れられているのがむやみやたらにセクシーなハセキョー。新境地開拓という熱意はかうけど検事がこんなに胸のあいたスーツ着る!?なんかやったらサービス精神旺盛な番組で映画見なくても、出来が想像できちゃうぐらいいろんなシーン、見せてくれました。寺島しのぶがお土産に持ってきた「まりもっこり」人形が一番ハマったかも!(爆)この人形、「もっこり」部分をひっぱると笑い出すんだけど寺島しのぶは引っ張りすぎて、この「もっこり」を引きちぎってました・・これって、「愛ルケ」っていうか「阿部定」?
January 23, 2007
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文春が2006年度の『きいちご賞』発表ハリウッドではアカデミー賞と並んで毎年注目(?)される、ゴールデン・ラズベリー賞。最も酷い映画に贈る、映画関係者にとっては絶対関わりたくない栄誉(?)。ゴールデン・ラズベリー賞は通称「ラジー賞」って言われているんだけどこれは「ラズベリー」と、からかう、侮辱する、無礼を働くという意味の俗語「razz」の両方に由来するとか。そんな冗談好きなアメリカに習って、日本でも同じくワースト映画を選んで発表しているのが、文春による「ラズベリー」ならぬ「きいちご賞」。なんかエラく可愛くない?受賞作は以下の通り。1位:宮崎駿監督の息子である宮崎吾朗氏の初監督作品 『ゲド戦記』 2位:草なぎ剛主演、あの名作のリメイク 『日本沈没』 3位:世界中で超々話題となった原作を映画化 『ダヴィンチ・コード』 以下6位の『LIMIT OF LOVE 海猿』など10位までは邦画が占める中、チェ・ジウ主演の『連理の枝』が7位、リュック・ベッソン監督の『アンジェラ』が8位と洋画もめでたくランク・イン。この賞は32人の映画記者、評論家の厳正なる投票(1位~5位までをポイントにして集計)によって行われるとのことだけど、この結果をどうみるあたしはここで挙がった作品のうち、『ダヴィンチ・コード』しか見ていないんだ。原作は読んでいないんだけど、ちょうど公開に合わせて日本のテレビ局がこぞって『ダヴィンチ・コード』特集やってたじゃない。だから実際に映画館に見に行ったときには、ストーリーの展開が読めてしまって・・先がみえみえ、中尾ミエ状態。結構強引な展開だなって感じる時もあったからきっと原作にはもっともっと面白いエピソードがたくさんあるんじゃないかなって。見に行って損した!とか、つまらなかったっていう感はなかったけどあれほど大騒ぎするほどの映画じゃなかったな、っていうのが正直な感想。先の審査員たちが、これらの作品のどういうところを評価して順位をつけたかは、文春読んでいないんでわからないけど・・・ま、でもさ、悪い評価がつくってことは、ある程度注目されたってことでしょ?ニュースでは作品賞しか書いていなかったけど本家であるラジー賞には男優賞や女優賞もあるんだよね。このあたりはどうなってるんだろ?ちなみに本家ではシルベスター・スタローンが最多受賞を誇っているとのこと。さすがに文春も、そこまで辛辣に評価はできないってことかな?1位のゲド戦記。実は我が家では密かなブームだったの。「命を大切にしない奴なんて大嫌いだー!」CMでバシバシ流れていた、テルーのこの台詞。うちでは、手嶋葵ちゃんが無抑揚にしゃべるこの台詞を真似て「仕事もしないで、文句ばっかりいう無能上司なんて大嫌いだー」「ウィンカー出さずに車線変更する馬鹿ドライバーは大嫌いだー」「空気読めずに、むだに会議を長引かせる○○は大嫌いだー」「定年後の生活だけを夢見て、ただ座っているだけの公務員なんて大嫌いだー」などと、適当な方向を指さしながら、毒吐きまくり!お互いのストレス発散させてたのさ今年はこれからどんな映画が公開されてそして一年後に、どの作品がこの「きいちご賞」を受賞するのか。今年は、もちっとたくさん映画見られるといいな~
January 23, 2007
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先週の土曜日、ついに愛の流刑地が封切りとなりました。なんか、感慨深いものがあるんだよね、これには。というのも、去年の5月、まだブログを書き始めた頃に取り上げたのがこのネタ。実際に映画館に足を運んだ方々の感想を読み回っているんだけど今日はちょっとこの映画の原作のことについて書いた古ネタをリメイクしてみようかと。かなり毒が入ってますが、あくまで原作だけ読んだ段階の話なのでご勘弁を。あー、ここまで毒入れて書くの、初めてだからな・・ちょっと怖いよぉ・・・☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆ この小説が日経で話題になっていた頃、最初に映画化の話題がスポーツ新聞に載ったとは一昨年だったかな。なんと、「役所広司で映画化!」っていう見出しが踊ったんだよね。失楽園に引き続き、またしても役所広司かよ!?って驚いたのを覚えてる。相手役は未定という段階で、このニュースはそれっきり立ち消えてしまったんだ。で、あたしはまたミーハー根性発揮して、これまで見向きもしなかった愛の流刑地(=通称愛ルケって呼ばれているのもこの時知った)を読み始めたの。実は日経に連載される前だと思うけど、読売新聞にも渡辺淳一の小説が連載されていたんだよね。これがさ・・・もうとてつもなく駄作だったわけ。主人公の男があまりに幼稚で、女医に寄せる好意の表現、エッ○に至る様、○ッチの最中の心模様、なにもかもが「一体いつの時代の男なんだよ!っていうかこれで31歳??信じられん・・・今時のまともな成人男性か?」ってオール突っ込みいれてたくなるような有様。もちろん、そんな稚拙妄想男が想いを寄せる相手な訳だからその精神科の美人医師っていうのも、全く魅力無し。妄想主人公が一生懸命「きれいだ、きれいだ」って言ってるけど読んでいるこっちには、ちっともその美しさが伝わってこないんだよね。それでも「純文学の巨匠」っていう世間のイメージに引っ張られてついつい最後まで読み切ってしまったの・・・不覚。「現代の精神医療と美貌の女医の心の闇に迫る」単行本になったときに、装丁にこんな帯が付いているのを見て「あの内容に、このコピー・・・業者さん、相当苦労したんだろうな・・・」って一瞬、出版元に同情したくなっちゃったぐらい。(現代の精神医療なんて、よく書けたものだ・・・)そんな過去があるので、正直愛ルケ読むのも気が引けたんだけどやはり話題ネタ、役所広司好きだし、読んでみるかって。いや・・・・・・・・決して読書家とはいえないあたしにとっては、これはもう希にみる経験だったよ・・・・ちょうどその頃は小説は菊爺、もとい菊治の裁判の頃だったんだんだと思うけど、もう内容の酷さに目も当てられない状態だったんだ・・・。新聞では「賛否両論で話題沸騰!」って書いてあったけどネット上ではあたしの見る限りは「否」だらけ。ポルノ的要素にしても、あまりに古くさくて、どーしようもない。ポルノ小説としたって3流以下なのに、これを「純文学」と崇める人たちがいるっていうのが信じられないだよね・・・これをマジ映画化するの?って東宝の頭の中疑ったもん。そして相手役が未発表のまま新聞では小説は終盤を迎え、おそらく日経が内容の酷さに打ち切りを決めたとしか思えない強引な幕引き。渡辺淳一の頭の中が収拾つかなくなったのかな?って思っちゃった。この先は「原作」に基づいたネタバレありなので、要注意!☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆ 売れない貧乏爺作家・菊治55歳が色白で3人の子持ちで「身持ちの堅い」<ここ重要>35歳の主婦・冬香と知り合う。そして京都で密会を重ねてるうちに、首締めプレイにはまっちゃう。ある日、「首締めて~、イイ~」って冬香絶頂むかえるが、盛り上がりすぎてプレイ中に冬香死亡。菊治は殺人で逮捕されるも、裁判前に冬香との情事を書いた小説がなぜか出版されることになってこれが、ベストセラーに。そして裁判では過失致死じゃなくって属託殺人を主張する有様。さらに拘置所の中でも冬香の妄想して自慰しまくり。結局実刑8年をくらうことになるんだけど、逆ギレ。さらに妙齢な女性検事に対しても妄想しまくり。で、最後は行きつけのバーのママから「絶頂迎えたまま逝くことができた冬香はうらやますぃ~」って手紙もらい、「実刑8年っていうのは、相手を究極に満足させることができた男だけがたどり着ける「愛の流刑地」なんだなーん♪」<これほぼ原文どおり>って自らの処遇に納得する菊治。で、これからの8年間は冬香を想いながら自慰しまくっちゃおーて想うところで終了。かなり粗っぽくまとめているので、おしかりは覚悟ですが原作のまとめ板なんかをみてもらえれば、わかるはず。連載の最終話に、「愛の流刑地」の意味を解説する先ほどの菊爺の台詞が出てくるんだけどこれ読んだときは「おいおい、それで愛の流刑地なのかよ!!」って大爆笑!!!!とにかくこの菊爺の性格っていうのがやっかいで自己完結型思考、客観的なものの見方ができないので自分の周りの出来事を全て自分の都合の良いようにしか考えられないの。他人に理解・賛同してもらえないと、その人間が悪いってことになっちゃうし例え冬香でさえ、自分の希望と違う行動をすると、機嫌が悪くなる。55歳といえば、それ相応の分別も持ち合わせていてもいいものの、自分と冬香以外に対しての関心は全くなし。配慮もなし。作者も細かいところにはまるで関心ないのか冬香の子どもたちの年齢設定も途中でいつのまにか変わってるし時間帯的にいえば、通勤ラッシュにもみくちゃにさらながらも菊爺のもとに通う冬香ってことになってしまうような状況を作り出す始末。そして自分たちの行動を正統化するためには、周りに非があるようにいうなんてへっちゃら!(冬香の夫かわいそう・・・)自分たちこそが、究極の性の喜びを達し得た「性のエリート」<渡辺淳一が好むフレーズであることを強調して、これほど愛し合ったことのない人間(究極の性の悦びを知らない凡人)たちには理解し得ないと嘆く。(嘆くだけじゃなく、非難したりもする。)人は別に不倫がいけないとか、理解できないとか、そーいうレベルだけで愛の形を語るわけじゃないのに菊爺(もしくは渡辺淳一)の中では「この『究極の愛』を理解できる人」→性の悦びを知る(与える)人→性のエリート「この『究極の愛』を理解できない人」→性の悦びを知らない人(与えられない)人→凡人と2極化されちゃうんだよね・・・・・なんかさ、悲しくならない?作者の恋愛遍歴の貧しさをみてしまうようで、ちょっと辛くなる・・こんな独りよがりのおじいさんの妄想に延々付き合わされたってこっちが嘆きたくなったよ・・・けど、人間って不思議なもので、あまりにみょうちくりんな話だとどこで一体この話のケリをつけるんだろうって怖いものみたさのような気分になっちゃうんだよね。毎朝読む新聞の隅に掲載してあるから、読む機会そのものは手軽にあった訳だし。そんなこんなでとんでもないものに出会ったなーって思いつつ連載終了後もしばらくは映画化の話が出てこなかったのでやっぱりボツになったのかなーって思ってたところに友達からメールが届いたのが去年の5月。「『愛ルケ』、トヨエツと寺島しのぶだって!」マジっすか????って目が点になったよ。当時トヨエツはあっちこっちに映画でまくり状態。慰謝料稼ぎ、大変なのかなーって本気でそう思っちゃった。トヨエツ好きだったんだもん。あの長い指は魅力的♪実は映画化が決まった後(役所広司の時点でね)は誰が冬香を演じるか=誰が脱ぐかってとこで、2ちゃんねるあたりでは大盛あがり!年齢的にも石田ゆり子有力説だったんだよ。まさか寺島しのぶとは・・・やっぱり首締めプレイによがりまくる女の役っていうのはちょっとヒクよね。この人の脱ぎっぷりには定評(?)あるんだけど、いまいち耽美的とは思えない。けどあたしはそういう過激シーンそのものよりもあの小説読んで、あたし冬香やりたい!なんていう女優いるとは思えなかった。なぜかって、この小説で描かれている冬香っていう女性はまんま菊爺の妄想の産物。その仕草も態度も台詞も、すべて菊爺の都合の良いように解釈されて、できあがっているキャラ。男性が描くエロ小説に登場する女性はたぶんにそういう要素が色濃くでるものではあるけど客観的思考を持たない、自己完結型思考の菊爺の中で作られる冬香には、人間としての厚みがないんだよね。映画化するにあたって、脚本を作る際にこの冬香にどう肉付けしていくのかっていうところがポイントなのでは。映画というのは、原作があったとしてもかなり削られて作られるものじゃない?余計なものを削り取って、別の処を膨らませる。そういう作業が可能なわけだから、監督、脚本、演出次第ではまったく別物として仕上げる(仕上がる)可能性もあるわけだ。この映画の評判をみていると「不倫」 「究極の愛」 「死んでしまいたいと思うほど愛し合う」などのキーワードが目立つように思うんだけど少なくとも、原作を読んだものにとっては、これらの言葉は菊爺さんの妄想に火を注ぐための、単なる燃料剤や後付理論のようにしか思えない。激しいベッドシーンが話題になっているけど正直その内容云々よりも、この主人公の妄想を如何に美化して表現するか、そのへんがポイントの気もするんだよね。原作通りにブランデーで○○○酒なんてやっちゃうと観客ひくぞ!?『55歳という、男盛りをちょっと過ぎて、斜陽の時代に入り男としての自信みたいなものに多少の陰りがみえてきたところに出会った、20歳年下の美人妻。身持ちも堅い、貞淑な妻だった女が、自分と巡り会ったせいで女としての悦びにめざめ、淫らに、そして美しく、その魅力を開花させていく・・・』これって男にとっては、ある種の永遠の夢みたいなもん?男心ってわからないけど、今でもこんなシチュエーションを夢見るのかなぁ?☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆ いろいろ書いてしまったけど、映画ではどう仕上がっているのかすごく気になっちゃってるんだよね。それに、なんでマスコミがここまでこの作品を持ち上げることが出来るのか自分の目で確かめてみたいっていう想いも。そして原作を読まずに映画をみた人が、後から原作を読んだときにどう思うのか。映画の出来が素晴らしくて、原作を読まないままに「渡辺淳一」崇拝する人が増えるのか。いろんな意味ですっごく気になる。けどやっぱり映画館まで見に行くのはちょっとキツい・・・映画を見た方の感想を読ませてもらいながらDVDが出るのを待とうかな。※PR番組みました。 感想&愛ルケ名シーンはココ
January 18, 2007
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ロバート・アルトマン監督が死んじゃった・・・この監督と初めてであったのは『プレタポルテ』という作品。実はこの映画を見たきっかけはお仕事の関係からなのだ。ある作家がこの映画をモチーフに絵を描いていてその作品の個展をあたしが働いていた会社で扱うことになったんだよね。それまでロバート・アルトマンの作品は1つもみたことがなくって「映画の内容を知らないっていうんじゃ、仕事はできないじゃろ」ってことで、お勉強感覚で見たのを覚えてる。そしたら、これがすごく面白い。あたしは基本的に群像劇っていうのかな?<ある1つの限定的な場所・出来事を中心に、大勢の登場人物がいろいろと絡み合って複数の物語が同時に進行する>っていうシチュエーションって大好きなんだよねこの『プレタポルテ』はパリ・コレという、世界のファッションの最先端を舞台に、流行を生み出すデザイナー、それを体現するモデル、それを追いかけ、群がる雑誌編集長やカメラマンそれぞれの立場の人間の心理を巧みに描いているの。そして流行(=モード)を常に作り出していくという、作り出していかないといけないというファッション業界に対する皮肉を交えながら、業界の裏側を描いているんだ。実際のパリコレにカメラを持ち込んでの撮影もあってゴルチェ、三宅一生、トラサルディ、ソニア・リキエルなどの世界的有名デザイナーやナオミ・キャンベル、クラウディア・シファー、ヘレナ・クリステンセンといった当時のスーパーモデルたちも軒並み出演。(なんか時代を感じさせるよね、この名前の数々)華やかな舞台の影でうごめく人間達の欲望、裏切り、愛憎。この映画のラストはちょっと感動ものだよ。感動といっても、涙が出るとかそういう意味ではなくってなんというか、あっぱれっていう感じかな?アヌーク・エーメがほんとステキです。ちなみにこの作品の2年前に公開されたティム・ロビンス主演の『ザ・プレイヤー』という作品ではハリウッドの裏側を描いてる。でもって、こちらも本物の有名俳優・女優さんがたっくさん出てるらしい。(あたしはこっちは見ていないの)カンヌで監督賞を受賞しているので、こっちの方が知名度高いかな?この監督さんはとにかく群像劇が得意中の得意で、最近では『ゴスフォード・パーク』なんかも、それなんだけどこれも結構好きな作品。イギリス郊外にある貴族のお屋敷「ゴスフォード・パーク」で開かれる、盛大なパーティーを舞台に描かれる人間模様。貴族側(上流社会の人間)と、使用人側(下流社会の人間)たち。一見華やかなパーティーでありながら、それぞれの側から、人が持つ欲望や悲しみといった人が持つ暗い部分を描いた群像劇。プレタポルテとは違って、クラッシックな建物の中が唯一の舞台。堅苦しいイギリスの階級社会の中で物語は進行するの。でもね、やっぱりこの作品でもアルトマン監督らしい皮肉がよく効いていてあたしは好きだな。それとこの作品はポスターとキャッチコピーが好きだった確か「お茶は4時、ディナーは8時、真夜中には殺人を...」だったかな? この作品ではアカデミー賞の前哨戦である全米批評家協会賞監督賞、NY批評家協会賞監督賞、ゴールデングローブ賞監督賞を受賞していて、やっとアルトマン監督がアカデミー賞を受賞できるだろうって言われていたんだけど、やっぱりダメだったんだよなー。結局一度もアカデミー賞は受賞できなかったんだよね。今年やっと名誉賞をもらったなー、なんて思っていたんだけど・・・そっか、亡くなったのかぁ登場人物が多いと人間関係が把握できなくてイヤっていう方にはオススメできないけどもし良かったらどうぞ。ということで、お茶は『プレタポルテ』、ディナーは『ゴスフォード・パーク』、真夜中には 『ぱらいそ・かぷりちょそ』 を・・・
November 22, 2006
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昨夜はちょっと面白い体験しちゃった。映画のエキストラを頼まれたのぉぉ!主人公は某超々有名女優。誰なのかはこの日記の最後にね。頼まれたっていう言い方は正確ではないんだけど実はいま地元で映画製作が行われていて、エキストラ募集してたの。1次募集の時は、撮影時期がちょうどあたしがモンゴルに行っている時だったから無理だったので、諦めたんだけど、また新たにエキストラの募集があったんだ。なぜかこちらはスナップ写真も同封しないといけなくて恥ずかしかったけど、エキストラやれたら面白いなーって思って応募しちゃった。そしたら一昨日の朝、「今夜と明晩、エキストラお願いできますか?」って電話があったの。急な話だったし、ちょうど一昨日は体調もイマイチだったので、明日の夜だけならって言って引き受けたんだ。で、昨日の晩、行ってきたんだけど、300人ぐらい来てた!!「お祭りを楽しむ地元の人々および観光客」ってことなので、集められた人も多かったんだ。1人で行ったので、寂しくて、近くにいたやはり1人で来ている雰囲気のおばさんに声をかけてみたら、おばさんは前の日も来てたんだって。でも前の日は人数は130人ぐらいだったけど、最初に40人ぐらいに助監督から声がかかっただけで、残りの人は待機所となっている公園でずーーーーーーっと待ってるだけ。30分ぐらいだけロケ現場に連れていかれて、「人が大勢きてますよー」っていう雰囲気だけわかるような感じの撮影に参加しただけで、全然現場の様子が見れなかったとのこと。ロケ弁貰って、飲み物もらって、それだけ。それすら貰えずに帰った人たちもいたとか。しかも主要な女優さん、俳優さんは来なかったので、がっかりだったんだって。行かなくて良かったぁ!今日はどうなるのかな?って話していて、「もし助監督に声をかけられたら、友達ってことで一緒に行こうね」って約束してたんだけど、今日はとりあえず全員参加だったの。「祭りに向かう人達で賑わう川沿いの道。その川にかかる橋の上で、誰かを待つ主人公」っていう設定なのだ。一応、現場の人たちもエキストラの方を平等に扱おうと、さっき前の方で写った人は今度は後ろへ、さっき後ろだった人は前へって入れ替えたりするんだけどその主人公が立つ橋の上を往来する役に当たった人が一番ラッキーだったかな。やっぱりそのシーンを何度もいろいろな角度から取るし、主人公に一番近い位置を歩くからね。けど残念ながらあたしはその役には当たらなかったのだ・・・その代わりといってはなんだけど、橋のすぐ横で記念撮影をする有名な踊り子さんグループを撮影する観光客の役をやったの。(といってもたっくさん居る中の1人だから全然目立てない・・)別のシーンでは、橋の上で人を待つ主人公が、急に思い立って、駆けだして川沿いの道を走っていくっていう設定で、主人公がちょうどあたしのすぐ横、もしくはあたしのちょうど目の前ぐらいに来たときに「カーット」って声がかかるので、主人公の顔がすぐあたしの目の前。けど、カメラの位置からすればきっと全然映ってないだろうな~待ち時間の間は監督がすぐそばでカメラを覗いていた。監督は優しそうで、怒鳴ったりはせずにニコニコしながら、演技指導してたよ若いスタッフが大勢いて、大道具や小道具担当の女の子も男性に混じって、重い荷物運んだり、小道具を設置したり。映画作りの現場って大変なことも多々あるだろうけどやっぱり楽しそうにみえるなぁ~色々なシーン(でもきっと映画では数分ぐらいしか使われないんじゃないかな?)を何度も何度もテストして(本番はだいたい2、3回ぐらいでOKがでてた)出番の無い時間の方がはるかに長くて、結構疲れたぁ。夜の6時半に集合して、あたし達が解散したのが深夜1時過ぎ。橋の上のシーンに係わったエキストラさんは、まだまだ残ってたよ。特に椅子があるわけでもなく、飲み物は無料で配られたけどみんな路上に座ったりして耐え凌いでた。さっきのおばさんと、前日におばさんが仲良くなったという男性と3人でずっと一緒にいたんだけど、みんな目立つのが大好き!おばさんとその男性は去年、別の映画のエキストラをしていたんだよ。しかも男性の方は、前回の映画では結構しっかり映ってるんだって!この男性は今回の映画も、エキストラ出演が10回目!(全然映らない回もあったらしいけど)。この人、主なスタッフの名前も覚えちゃったらしいよ。参加記念に貰えるオリジナルてぬぐいが10枚貯まったので、プロデューサーに「僕、10枚貯まったんですけど、何か他に貰えませんか?」って聞いたらしい(笑)でも他の景品はなかったんだって。あ、なんかステッカーを貰ったって言ってたかな。エキストラ経験豊富なこの男性に言わせると、助監督のそばに立っているのが一番いいんだと。すぐに声をかけてもらいやすいからなんだって。けど、さすがにこれだけたくさんいるとなかなか難しいよね・・・。実は橋を通る人間の数がちょっと少ないから足そうというときに、あたしとおばさんにもお呼びがかかったんだけど、やっぱり男性が良いってことになって別の男性が呼ばれたの・・・。うーーーーーー、おしいぃぃ!あと1シーンぐらいあるからって12時過ぎても待機させられていたのに結局何にもなくって、帰されちゃった。まぁ、でも一応翌日仕事あったし、そろそろ限界って感じだったもんね。ロケ弁(サンドウィッチでした。ちなみに前日はオムソバだったとか。やはり参加人数が多い分、1人当たりの弁当のランクは落ちてるというのはベテランエキストラの男性の弁)と缶コーヒーと参加記念手ぬぐいを貰って、終了。ちなみにこのベテランエキストラ男性には、日曜日のロケにもお声がかかってるので11枚目の手ぬぐいもゲットする予定。すごいなぁ!来月からのロケはエキストラも少人数になるので、なかなかチャンスはないだろうけど、まあ、一度でも参加出来て楽しかった映画作りの現場を体験できただけでも、充分面白かったもん。でもやっぱり欲を言えば、もっと映りたい!ってあたしも相当目立ちたがり屋!? で、主人公を演じているのはこの方です!着物姿だったんだけど、とってもキレイ・・テレビで見たまんま。顔ちっちゃくて、背がスラーって高くて。人混みの中のシーンでもやはり目を惹くもの。ボディガードみたいな男性が常にそばにいたよ。なんとなく疲れが溜まってるように見えたなぁ。昨夜はだいぶ涼しくて、過ごしやすくはなっていたんだけどね。あ、そうだ、一応地元名についてはブログでは書かないことにしてるのでもしわかってもスルーしてくださいな♪ちなみに○年ほど前、スクリーンデビューは果たしました。(ちょい役)PFF(ぴあ・フィルム・フェスティバル)で入賞したので、当時東京の映画館や地元のイベントなんかで短期間ながら上映されたの。いわゆる実験的映画だから、映画マニアでも知らないだろうけど。この監督はその後、メジャーデビューをしたよ♪
August 31, 2006
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今日、昼休みにとんでもないメールが友人から届いた。「『愛ルケ』、トヨエツと寺島しのぶだって!」マジっすか????って目が点になったよ。映画化が決まったのはどれくらい前だったっけ?なべ淳の日経エロ小説がまたしても映画化しかもまたしても役所広司が主演っていうもんだから、その時もびっくりしたんだよね。ちょうどその頃は小説は菊自慰、もとい菊治の裁判の頃だったんだんだと思うけど、もう内容の酷さに目も当てられない状態だったんだ・・・。これをマジ映画化するの?って東宝の頭の中疑ったもん。そして相手役が未発表のまま新聞では小説は終盤を迎えたんだけど、読んだ人いる?おそらく日経が内容の酷さに打ち切りを決めたと思うんだけど(もしくはなべ淳の頭の中が収拾つかなくなったのかな?)打ち切りとしか思えないような強引な終わり方。この話し知らない人のために、簡単にあらすじ紹介するね。売れない貧乏爺作家・菊治が色白の30代、3人の子持ち主婦・冬香と知り合い、京都で密会を重ねて、そのうち首締めプレイにはまっちゃう。ある日、「首締めて~、イイ~」って冬香絶頂むかえるも盛り上がりすぎてプレイ中に冬香死亡。菊治は殺人で逮捕されるも、裁判前に冬香との情事を書いた小説がなぜか出版されることになってこれが、ベストセラーに。そして裁判では過失致死じゃなくって属託殺人を主張する有様。さらに拘置所の中でも冬香の妄想して自慰しまくり。結局実刑8年をくらうことになるんだけど、逆ギレ。妙齢な女性検事に対しても妄想しまくり。で、最後は行きつけのバーのママから「絶頂迎えたまま逝くことができた冬香はうらやますぃ~」って手紙もらい、「実刑8年っていうのは、相手を究極に満足させることができた男だけがたどり着ける「愛の流刑地」なんだなーん♪」<これほぼ原文どおりって自らの処遇に納得する菊治。で、これからの8年間は冬香を想いながら自慰しまくっちゃおーて想うところで終了。あたし、前にヨミ○○新聞で連載されていた作品読んだけど、これももうどうしようもない、稚拙文体で、しかも女性の描き方が戦前の少年かよ!ってつっこみいれたくなるような妄想そのまんま。リアルさゼロってことで、この人、自分の妄想癖が悪化して、退行してきてるんだろうなって思ってたの。でもあれよりもエロさが増している分、たちが悪い。でも映画化が決まった後は誰が冬香を演じるか=誰が脱ぐかってとこで2ちゃんねるあたりでは盛り上がっていたよう。年齢的にも石田ゆり子有力説だったんだけどね。まさか寺島しのぶとは・・・やっぱり首締めプレイによがりまくる女の役っていうのは断りまくられたのかな?あの小説読んで、あたし冬香やりたい!なんていう女優いるとは思えないもん。なぜかって、この小説で描かれている冬香っていう女性はまんま菊爺の妄想の産物。その仕草も態度も台詞も、すべて菊爺の都合の良いように解釈されて、できあがっているキャラだから。男性が描くエロ小説はたぶんにそういう要素が色濃くでるものではあるけど客観的思考を持たない、自己完結型思考の菊爺の中で作られる冬香には、人間としての厚みがないんだよね。映画化するにあたって、いちから脚本を作る際にこの冬香にどう肉付けしていくのかっていうところがポイントなのでは。寺島しのぶ、脱いだ作品全部評価されているけど一般受けはしてないないよね。少なくとも寺島しのぶの裸体みたさにこの映画見に行く人は少ないと思うんだが。こないだ東京タワーみて、確かにこの人の脱いだ時の迫力っていうのかな脱ぎっぷりの良さは認めるけど、耽美的なものは感じないもんね・・・テレビドラマ界の巨匠・鶴橋さんが初メガホンってことらしいけど、一体この駄作をどうすばらしい映画に仕上げるのか。ある意味、見物。けど、豊川悦司もよくわかないっすよ、こんな役引き受けるの。慰謝料がすごいのかななんて勘ぐっちゃうけどほんと大丈夫かな?指は綺麗だよ、だって彼のヒット作「愛してるといってくれ」でそれは立証済みじゃん。でもさー、寺島しのぶとだとアングラっぽい仕上がりになりそう・・・弁護士のくずでのキャラ違いは笑ってみてられるし、むしろ楽しんで見ているんだけど、これはな・・・ま、とにかく見に行くかどうかは別にして、この映画の行方は見守ることにするべし。http://www.sanspo.com/geino/top/gt200605/gt2006051701.html
May 17, 2006
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昨日、『嫌われ松子の一生』の伊勢谷友介の紹介文みてたら出演作に「笑う大天使(ミカエル)」ってあってビックリ!「え~!あの川原泉の?????」で、いろいろネットで調べていたら、去年のブログばっかりひっかかって「ここんとこずーっと情報収集してなかったからな・・・しらんかった。」と深く反省。(_ _ )/ハンセイ川原泉のマンガってさ、昔すっごく好きだったの。当時はもう川原作品買いまくりだったもんな~勿論、この「笑うミカエル」も持ってます。でもね、実家に置きっぱなし。うう、読みなおしたい!!映画ではどこまで原作どおりになってるかは知らんが以下、おぼろげながら覚えてる記憶を頼りに登場人物紹介。司城史緒…母1人子1人、貧乏でも強くたくましく生きてきたが、 その母が死んでしまい、その葬式にれたのは生き別れた実の兄、一臣。 一臣の家は超お金持ちで、一臣自身も人気作家。 で、史緒は一臣の家に引き取られることになる。成績優秀。斉木和音…名門華族の母と、その母の父(祖父)に馬鹿にされたせいでお金儲けに走った 成金の父を持つが、プロポーズの際のちょっとした行き違いから夫婦仲は 冷め切っており、子供である和音にも関心を示さない。口数も少なく、 常にぼーっとした様子で、唯一の理解者は子供の頃から和音に 影のように寄り添う教育係の若月俊介。スポーツ万能。更級柚子…家族経営だったレストランがあれよあれよというまに巨大レストランチェーンに発展。 それでも家族仲は超円満。大邸宅に住みながらも昔の癖がぬけなくて、 大広間みたいな食堂にちゃぶ台おいて食事するほんわか一家。 学園の理事長でもあるローレンス先生のクラスの委員長。史緒は超お嬢様学校である聖ミカエル学園に転校することになり、その中で必死にその素性を隠そうと振る舞うんだけど、偶然、和音と柚子に知られてしまうの。けど、お互いに猫をかぶってることがわかりそうなってしまえば後は「いかに自分が庶民であるか」を自慢しあって毛色の違うお嬢様同士、仲良くなっていくんだ。今回の映画は、この学園のお嬢様たちが次々に誘拐されてしまい、三人が犯人捜しすることになるっていうエピソードをとりあげているみたい。川原作品って独特の間というか空気があってそれが面白くて、買い続けていたんだけど、正直、映画化されて大丈夫かな?って感じ。まさか川原先生作家生活20周年記念作品ってことではないだろうけど・・・。小田一生監督は原作のファンでその雰囲気を大事にして撮りましたっていってるけど、不安。主役の司城史緒には、「スウィングガールズ」「ジョゼと虎と魚たち」で大ブレイクの上野樹里。斉木和音には、「8月のクリスマス」「ハチミツとクローバー」の関めぐみ。更級柚子には、「3年B組 金八先生」などのTVドラマなどで活躍の平愛梨。司城一臣には、「嫌われ松子の一生」の伊勢谷友介。(さっき言ったね)だそうだ。ロケはなぜかハウステンボスで行われたみたいで撮影日誌が公開されてるよ。マンガには、ダミアンっていう黒い犬が出てきてこの犯人捜しにも一役かうんだけど、映画にもちゃんとでてるようなんで、良かった良かった。前売券買うとダミアンストラップはもらえるらしい。見たい!ってほど強く思ってるわけではないんだけど原作は大好きだったからな~ついついチェックしちゃいました。↓笑う大天使(ミカエル)http://www.michael-movie.com/↓ハウステンボス撮影日誌http://www.huistenbosch.co.jp/event/staff/michael/michael.html
April 20, 2006
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映画化が決定した時から気になっていた作品。5/27公開予定。まずタイトルにピン!ってきて、さらに中谷美紀が原作に惚れ込んで「この役をやるために女優やってきたのかも♪」(♪はあたしの勝手な想像で追加)とまで言わしめたっていうから、気にせずにはいられなかった。ところが、それほどまでの意欲を持って取り組んだ中谷美紀が完成記者会見では「もう女優辞めようかと思った・・・orz」(orzもあたしの勝手な想像part2)と言ってるんだから、こりゃー、もう見るしかない!って。ここまで読んだ人はあたしが中谷美紀ファンと誤解するかもしれないがそーではありません。監督があの「下妻物語」の中島哲也だからチェックしたっていう方が大きいかな?アニメとCGの効かせ方がむちゃ良くって性格最悪のロリータ(深田恭子)と純朴ツッパリ暴走族(土屋アンナ)がすごく活き活きと描かれていて、最初、アイドル映画的な話しなのかなって思って、軽く見ていたあたしはこの見事なまでの馬鹿馬鹿しいほどの面白さにヤラれてしまったのだ!ピンクのレースのフリフリと極彩色の特高服がこんなにマッチするなんて!で、「下妻・・・」もそうだけど「嫌われ・・・」の原作も読んでいないあたしはてっきり「嫌われ・・・」も松子の人生は悲惨だけど原作自体、そう悲壮感溢れた話しではなく、ポップで明るい作品なんだろうなって思いこんでいた。だから監督はこの作品を映画化したんだろうなって思いこんでいた。ところが、原作はやっぱりただただ悲惨なお話だったみたい。それを監督が原作通りに悲惨な松子の生涯を描きながらも極限まで明るく描いたってことらしい。そういうわけで、原作とは全く違うイメージの作品に仕上がったみたいだがあたしの中ではイメージした通りの作品になったようでますます楽しみなのだ♪さっきから悲惨、悲惨と書いているが、松子がどれだけ悲惨かというと普通の女教師だった松子(中谷美紀)は教え子の罪をかばって教師をクビになる。そして、最初の同棲相手である作家の卵の恋人(宮藤官九郎)が自殺。その元恋人の友人(劇団ひとり)と不倫、妻にばれる。その後ソープ嬢となり、同棲している男(武田真治)に貢ぐが裏切られ男を殺害し刑務所へ。出所後、元教え子のヤクザ(伊勢谷友介)と再会、同棲。ヤクザにも殴られ、裏切られ、二度目の服役後、引きこもり生活をはじまる。そして数年後、最後は荒川の河川敷にて死体で発見される。こんな不幸を絵に描いたような話が中島監督の手にかかるとひたすらに男を信じ愛する、Happyなおとぎ話みたいな物語になってしまうという。うーん、みてみたーい!!先の中谷美紀のコメントにあるように中谷美紀と監督の間には撮影中、壮絶なバトルがあったそうな。 ↓ココみてhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060411-00000030-sanspo-enthttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060411-00000016-dal-ent今までクールなイメージの強い中谷美紀だけど今度の映画ではこれまでにない中谷美紀がみれるとのこと。今回もアニメとCG、取り入れているっていうしファッションも美術も要チェックだな。なんとなく「アメリ」を意識したつくりっぽいけど、どうだろ?「下妻・・・」からは土屋アンナ&荒川良々が参加。他の配役も含めて楽しみだな♪↓嫌われ松子の一生http://kiraware.goo.ne.jp/↓映画生活http://www.eigaseikatu.com/title/15328/
April 19, 2006
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なんだか機会逃し続けてしまって、昨日やっとSAW2見たよ。ホラーってきくだけでダメな方、ここから先はご遠慮下さいませ。文章で読むぐらいなら、って方はどうぞ。ネタバレアリなので、それでも良い方、れっつらごー(死語)。一言でいうと、非常に良心的な映画。ちゃんとホラー映画のルールを守っているもん。SAW1を見て、それから2を見に来た人にとっていわゆるルール違反なことはしてない。前回の「1」はこれまでのホラーにはない、驚きのラストを用意してくれたので、ただただビックリ&やられたー!っ感じだったが今回はそういう驚きはない。ま、主人公であるジグソウはちゃんとルール守ってゲームする人物だから当たり前か。前回はその犯人の人となり(?)が不明だったからどう展開するかハラハラだったし密室に二人と死体(ま、これは・・ね)だけという閉塞感、しかも二人とも足を鎖で繋がれているという絶望的状況をより一層高めた演出だったしやはり初物(はつもの)は新鮮に楽しめる。だが、「2」は犯人のやり口が一応同じという設定である以上、(というかそれを全く違えてしまったら2であることに対してのそれこそ全くのルール違反だからね)・ゲームのルールは守る・ジグソウは常に最前列でそれを見るのが好きこの二つの大きなお約束が守られているはずであってそう考えてしまうと、すぐにこの話のおおまかな展開は見えてくる。前回の作品でも、前半部分で『最前列が好き』という犯人の特徴を言うシーンがあるのだが、それが後半で活きてくると気付かなかっただが、一度学んだものは忘れない。最初のゲームの場面は前回を踏襲しておりその点は逆にとても楽しめた。そうそう、これこれ♪って懐かしい(?)気分になり前作と同様のテンション保ってるなって感じたから(むしろ何度も何度も顔にメスをあてる様は前作よりも痛々しくて、人の不快感を刺激してる)「よし、2だけど前回以上の面白さになるぞ!」と思った。ところが、刑事に息子が誘拐され、しかも8人もの大人数が大きな屋敷に閉じこめられているという、前回と全く違った大味な雰囲気になってきたことから「あれれ・・・?」しかもその8人の中には前回の生き残りのアマンダがいる。しかもアマンダが最後に起きあがってくる。そしてジグソウはその様子を遠く離れた場所でその上、モニターを見ることができない位置に座っている。「あーあ、そういうことか。」つまりこれから起こるゲームを「最前列で楽しむ」ためにはその場所=ゲームが行われているにいなくてはならない。そしてこのゲームの主役は実は刑事。(なぜなら最初のゲームの現場にその刑事の名前が記されていたから)だから刑事がこのゲームに自ら参加させるためには刑事の息子は生かしておかなければならない。こう考えるとすぐに誰が今回の事件の首謀者かが見えてしまう。こう考えると8人のうち、残りの6人がいかに死んでいくかだけがとりあえずのポイントになっていっていまう。前回のように主要人物が二人しかいないとなると話しの展開が読みにくい。どちらかを死なせてしまうわけにもいかないからね。自分すらも、その場に居合わせるような緊迫感があって自ずと画面に集中していまい、心身共に疲れてくる。(それが醍醐味♪)そして、目の前にあるノコギリの使い道については、誰もが考えながらも「いやいや、そこまではやらないだろう」と否定しつつ見続けて、「やっぱりやるんかい!」って最後は驚くという仕掛けが見事だった。けど6人もいれば、適当に死なせていけばそれで時間が経過する。そこには緊迫感はなく、観客であるあたしは全くの第三者でいられるので楽チン。前回は全く無関係に思える二人の接点を探っていく点も面白かったが今回は時間の関係ですぐに共通点はわかっちゃうし・・・。つまり人数が多いということは、この手の映画ではラクになるのだ。という訳で、よくあるホラー映画同様、安心して楽しめる映画になってしまったのであとは殺され方を見守るだけ。ところが結構あっさり死んでしまう(仕掛けで死ぬのは3人だけだし)のでこれまた拍子抜け。6人それぞれに手間暇かけられないってことだろうね。前回の舞台となったシャワールームを最後のオチに持ってきたのは気に入ったけど、やはり「2」は「1」を超えることはなかった。それに今回の実質的ジグソウ役であるアマンダちゃんのやり方はかなりリスキーじゃない?下手したら途中でゲームオーバー(自らが死んでしまう)という可能性大だもん。注射針の山の中に投げ込まれたのだって、彼女にとっては予定外だったんじゃない?ま、あれで死ぬことはないけどさ。神経ガスにしたって、おそらく彼女だけはほとんど吸って居無くって他の人よりは体力的に強い状態にあったとは思うけど・・・映画だから、そう細かく突っ込んでも仕方ないけどね。前回は犯人が実は最初から目の前にいたという、予想もしない展開で度肝を抜かれてしまったけどでもその手口を知ってしまった以上、それ以上のものを考えるのは難しい。先にも書いたけど、これが犯人は同じなのに手口だけを根本から覆すようなものにしてしまったらダメだから(犯罪の手口というのはその人の性格そのものだから、性格破綻させたらダメである)あとは、予定調和として目の前で起こる恐怖を楽しむだけである。そう(しゃれじゃないよ、念のため)、たぶん人はこの予定調和的恐怖が好きなのだ。安心して楽しめるホラー映画。矛盾しているようだが、これがホラー映画で続編が作られる理由なのでは?但し、この映画の予定調和はほかのものに比べたらよく出来てる方だと思うよ。ホラー慣れしすぎているあたしが、ホラーズレしてるのかもしれないし。ってかホラーズレってなんだ!?けど、割と「すごく怖かった!」っていう感想が多いってことはやはりズレてるのかも・・・とほほ。この作品は続編が作られることが決定しているが映画館に見に行くことはもうないだろう。少なくとも、続編も良心的にきちんとルールを守った作り方をしている限りは・・・けど、ルール無視のホラー映画もどうかと思う。ここらへんが、あたしの中のホラー映画に対する矛盾かな。↓映画生活http://www.eigaseikatu.com/tb/14150/
April 18, 2006
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最近、映画館に足を運んでいない・・・DVDもみてないかも。ま、そんな期間もあるさってことでいろいろ映画情報ぐらいチェックしておこうかなって思ってたら見つけた!I found it! Eureka!「陽気なギャングが地球を回す」もうタイトルからして好み!HP見に行ったら、これまた好み!バックに流れているサントラもこれまた好み好み!『他人の嘘を見抜くことができる男(大沢たかお)寸分の狂いもない体内時計をもつ女(鈴木京香)口からうまれたかのような屁理屈をこねて人をけむにまく自称演説の達人(佐藤浩市)動物を愛する若き天才スリ師(松田翔太)こんな奇妙な能力をもった4人が、偶然銀行で出逢い、銀行強盗を捕まえることになる。だが・・「俺たちならもっとうまくやれる!?」こうしてスリリングでロマン溢れるストーリーが始まる!』「俺たちに明日はない」「ルパン三世」「レザボア・ドッグス」などが大好きなあたしはもうkの映画に一目ぼれ。「ロマンはどこだ!?」っていうコピーとともにハート型の銃口が映し出される。もう最高!!ファッションもギャングの定番、ピンストライプのスーツなどおしゃれに決めている!原作もかなり評判いいみたいだし、期待度大♪♪♪ただ、大沢、鈴木、佐藤の面々の演技によるなと。みんな演技には定評のある俳優&女優なんだけどこれが逆に裏目にでると・・・実は以前「DRIVE」というsabu監督の映画をみたんだけど主役の4人はみな、あたしが彼らに対してもってるイメージ通りの演技、っていうかそういうキャラクターが割り振られていたんだよね。だからもちろん、みな上手に演じてた。でもそのぶん、面白みが半減だったんだ。もちろん、「これってこの人のハマリ役だよね」とその人らしいキャラを生かして面白くなる映画だって多々ある。でも、この手の映画の時って、どこか自分の予想を良い意味で裏切ってくれることを期待しちゃうんだよな。贅沢?その点、松田優作さんの次男である松田翔太が映画初デビューって要素はおいしいかも。彼が入ることで、4人の演技が面白く絡んでいくといいな♪もう一つ、これは他の人にもきいてみたいのだがこの映画の公開は5月13日。まだ一ヶ月もある。となると、この間に原作を読んでおくべきか、田舎、もとい、否か。原作を読むとどーしてもそのイメージを持って映画館いくことになるし。原作がいまいちだったら、映画見に行かなくなるかも知れないし。でも、原作知ってる方が楽しめる場合ってのもあるし。こういう風に原作読むより前に映画に惹かれてしまった場合ってすごく困る。他の人はどうしているんだろうな?↓陽気なギャングが地球を回すhttp://www.yo-gang.com/
April 16, 2006
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一応、好きな映画に江國香織原作の「きらきらひかる」を挙げているあたしとしてはこの映画もみてみたいなって思っていた。が、キャスティングをみていまいち気乗りしなくなり結局、映画館に足を運ぶことも、レンタルDVDを借りることもしてなかった。ところが、先日テレビでやっていたのでとりあえず録画。CMプランナーの妻、詩史(黒木瞳)は友人の息子でもある20歳年下の透(岡田准一)と出逢い、一目で恋に落ちていく。それから3年間、詩史と透は秘密の関係を重ね続けていた。一方、透の友人、耕二(松本潤)も夫への不満をもつ主婦の喜美子(寺島しのぶ)と恋に落ちていく。不倫という題材を扱っているが、その善し悪しを語る映画ではないので、そのへんは置いておく。ただ、裕福な家庭で、自らも高級な顧客を抱えるセレクト・ショップを経営しているという設定の人妻を黒木瞳が演じるというのは、ふさわしいことはふさわしいのだがやっぱり、薄っぺらい印象になってしまうのだ。あたしは黒木瞳は嫌いじゃない。作品によっては好きなこともある。もともと泥臭い不倫話ではない。夢物語のような恋愛話だって、嫌いじゃない。むしろ映画なら夢見るような話でもいいと思う。なのにこういう透明感のある恋愛話を彼女が演じると透明感を通り越して、単なる陳腐なペラペラのお話になってしまうのだ。「恋はするものじゃなくて、墜ちるものだ-」このテーマには共感を覚える。気付いた時には恋という空間の中にいる。そんなものだ。だから二人が出逢ったとたんに恋に墜ちることもわかる。だが、3年という月日の中で、二人の結びつきが深まっていく様子はまーーーーーーーーったく描かれていない。透が、詩史の好きな音楽を聴き、詩史が好きな本を読み、詩史からかかってくる電話を心待ちにしている様子や逢いたくても逢えないという切なさ、詩史への想いを岡田くんは熱演していたが詩史の透への想いの強さははよくわからないのだ。当初、身勝手な詩史の、相手を振り回すだけ振り回すだけの恋愛なのかなって思っていてそれはそれで面白いかもって思いながみていたんだが、どうもそうではなかった。(まあ、ある意味身勝手な結末にはなっていくのだが)だとすれば、中盤までにもっと詩史の透への想いを表現してほしかったなー。高級なレストランやホテル、パーティー、そして美しく輝く東京タワーと二人の恋愛はただただ美しくてきれいなものに囲まれている。が、それだけ。まあ、きれいなモノというのは見ているだけでも楽しめるモノではあるのでそれはそれでいいのだが、とはいえラストに向かう話の展開はあまりに安易でかなりショートカットされていてしらけてしまう。ネタバレになるので、読みたい人だけ下記の部分の文字色を反転させてね。「不倫が夫にバレて透と詩史は一旦破局するのだが、結局詩史は夫と別れて、パリに留学している透のもとにいき、ハッピーエンド。ったく、失恋した男がパリ留学ってあなた、そんな使い古された手口、よく使うよね~しかも二人で眺めていた東京タワーのかわりにエッフェル塔を映して・・・ああ、もうベタすぎ~くりーむしちゅーのベタ映画じゃないんだから。」どんなに美しい恋愛でも、描き方を間違うと、陳腐にあるという見本でした。一方、耕二と貴美子の恋愛は面白い!「貴美子さんはどんどんすごくなる。あの人は悪魔だ。」って耕二に言わせるほど、耕二と出逢ってからの貴美子は激しくなっていく。「35歳の女の欲望なんて絶対に耕二くんにはわかりっこない」あたしはこの貴美子の台詞が大好きだ。これこそ年の差カップルの本音ではないのか?絶対にわかりあえない部分があって、それでもなお惹かれていき、墜ちていくのが「恋」。綺麗だけどペラペラな詩史たちの恋愛と違って、こちらはドロドロで現実的。フラメンコという小道具も使って、貴美子の激情を表現している。こっちのカップルはラストもいい感じ♪以下、ネタバレなんでまたしても文字反転。「同年代の女の子を乗せて走る耕二。女の子からどんな女性が好みかと聞かれ、貴美子を思いながら、答えていると突然後ろの車からぶつけられる。それは貴美子の運転する車だった。貴美子は更にガンガンとぶつけていき、最後はクラッシュ!けがはないものの、耕二の車は半壊。怒って運転席から降りてきた耕二に対して『あなたを怒らせたかった。いつもあたしが怒ってばっかりだったから。あたしのこと絶対に許さないでね。』と最後の別れを告げる貴美子。忘れないでじゃなくて、許さないでといって、相手への想いの強さを伝える貴美子が悲しい。」貴美子の夫を宮迫博之、姑を銀胡蝶が演じていた。はっきりいって、このキャストでこの内容はもったいない!今度はこのカップルだけを描いた作品を撮ってもいいんじゃないだろうか?そのときはやはり内舘牧子あたりで、ドロドロさを一層濃くするか多少コミカルな部分を加えてもいいかも。そのときのタイトルは「猟奇的な人妻」なんてね。あ、そーいえばちょっと前のTBSドラマでは黒木瞳の相手役を宮迫博之が演じてたな。黒木瞳の新作ドラマ「プリマダム」(タイトルがまた微妙~コメディタッチなのか?)はどうだろ?このところ主演ドラマ、コケまくりだもんね。共演が中森明菜に神田うのに高岡早紀。女同士の争いが生まれそうな製作裏話のほうが楽しみかも!!↓東京タワーhttp://www.tokyo-tower.jp/index1.html↓プリマダムhttp://www.ntv.co.jp/prima/↓映画生活http://www.eigaseikatu.com/title/11023/
April 9, 2006
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『トム・ハンクス、「ダ・ヴィンチ」の次は「スターバックス」 トム・ハンクスが、ガス・バン・サント監督の次回作「How Starbucks Saved My Life(いかにして私の人生はスターバックスに救われたか)」に主演することが分かった。米バラエティ誌が報じたもの。ハンクスの製作会社プレイトーンが製作し、ユニバーサル・ピクチャーズが配給する。 同作は、広告代理店J・ウォルター・トンプソン社の元重役であるマイケル・ゲイツ・ギルの回想録の映画化で、仕事も妻もなくして落ち込んでいたギルが、スターバックスの店員となり、人生の新たな生き甲斐を見つける姿を描く。』 まだ「ダ・ヴィンチ」も公開されていないのでまだまだずーっと先にお話。ガス・バン・サントって「グッドウィル・ハンティング」しかみたことない。あれは面白かったなー。アカデミー賞授賞式でのマット・ディモンやベン・アフレックの初々しさがなんとなく記憶の片隅に残ってる。別にトム・ハンクスのファンってわけでもないのだがスターバックスってとこにひっかかってしまった。これって、スタバ全面協力のタイアップ作品ってこと???この作品の公開を気に一気にスタバ全世界に大量出店するわけ?(2005年現在世界30か国以上で販売されているらしい)アメリカ資本の象徴として、嫌われてる面もあるって話。この映画がイメージアップとなるか、逆に作用するか…2006年現在、スタバが存在しない場所に住んでいるのだがそれまでにはここにもスタバができるのだろうか?先日やっとドトールとTULLY'S COFFEEがオープンしたこのシアトル系カフェ不毛の地に、スタバはやってくるのだろうか??とりあえず、この映画公開時にはここを離れているだろうから(ほんとか?ほんとにそうなるのか??)ほんとのとこ、たいして関心はないんだけどね。↓スターバックスコーヒージャパンhttp://www.starbucks.co.jp/ja/home.htm
April 4, 2006
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好きな映画をあげるとしたら、まず必ず挙げているのが「グラン・ブルー」だ。この作品はあたしとって、単なる好きな映画ではないのだ。なぜか?この映画が「グレート・ブルー」というタイトルで公開したときに偶然、映画館でこの映画に出逢った。(後にカルト的人気を博したこの映画は「グラン・ブルー」と タイトルを変えて、再度、上映されることとなったのさ。但し余計なシーンが加わっただけなので、完成度が高まったわけではないよ。)記憶が定かではないんだけど、たぶん同時上映だった別の映画を見にいったんだと思う。以下ネタバレなんで注意。ところが、その音楽と映像と主人公の不思議な魅力に画面に釘付け。珍しく一人で映画を見てたんだけど、最後ボロ泣きで、恥ずかしかったことを覚えてる。今ではこの映画もすっかりメジャーになっており、たくさんの人が見ているはずだ。「ボロ泣きするような映画か?」と思う人も多いだろうけどあたしにはあのラストは涙涙だったのだ。恋人役のロザンナ・アークエットがインタビューで「アメリカ人のあたしには、なぜ最後、愛する人に対してあの台詞がいえるのかが理解できなかった。ヨーロッパ的な感覚なのかもしれない。」と言っていた、ラストシーン。愛する男が(しかもその男の子供を身籠もっている)自分の元を離れて、自分だけの世界に向かおうとしている。彼女のことを嫌いになったわけではない。だが男は一般社会には適応できず、心だけでなく体さえもそれを拒否してしまう。そして、ついには彼が愛する世界、スキンダイビングによって得た海の中に広がるグラン・ブルーの世界へと否応なく導かれていってしまう。そしてそれは永遠の別れを意味することを彼も、彼女自身もわかっている。深海にむかって、一人潜っていこうとする彼を見つけ彼女が彼に最後に言う台詞が「行きなさい。行ってわたしの愛をみてらっしゃい・・・」ロザンナじゃなくたって言えないよ、こんな台詞!!「自分と一緒に、家族としてこの世界で暮らしていったとしても 彼は幸せになることはできない。彼が共にいることを選んだのは 海の中にいる彼の家族なのだ」そう悟った彼女は彼を解放してあげることで、彼女の彼に対する最大限の愛情を表現するんだよね・・・大都会で仕事に追われて疲れきったキャリアウーマン。そんな彼女が出逢った男はイルカと会話する、風変わりでピュアな心をもった男。男と愛し合うことで、癒され、新しい命も授かりまさにこの男と一緒に生きていこうと決めたその矢先に男が永遠に自分のもとを去っていっていこうとする姿をみる。そんなシーンでこの台詞だよ・・・こんな愛し方できる女性の強さに涙しちゃったんだよね・・・どうもこの映画はジャン・レノばっかりがとりあげられているけどそーいう視点でみたら、泣けないよな。この映画があたしにとって特別なのは実は映画のパンフレットに載っていた監督のインタビューの中でこの映画で撮ろうとしたイメージを表現してる文章がこの映画が公開される数年前、中学生のあたしが書いた詩の内容そのままだったの。もちろん日本語で書いてある記事なので監督が全くそのままに言ったかどうかはわからないけど(意訳したのかもしれないし)でもでも、当時のあたしにはものすごい感動で「ああ、この人はあたしと同じ感覚を持ってるんだ」ってますますこの映画が大好きになっちゃったんだよね。いま、手元にパンフレットも詩もないので正確に書けないのでここには書かないけど、いつか書こうとは思う。と思い入れが強い作品だけに、あたしはロケ地の一つであるシチリア島のタオルミナまで行ってしまった!ちょうどシーズンオフだったので、町は静かで観光客も少なかった。劇中で主役達が滞在するホテルを訪ねると、ホテルの支配人らしきおじいさんが、撮影場所を案内してくれた。この映画の中で有名なパスタを食べるシーンは実は別のホテルのレストランで、そのときは閉鎖されていたので食べに行くことは残念ながら出来なかったのである。しかも、シチリア島は少なからずあたしの名前に関係している場所なので、この映画がきっかけとなって、その地を訪れることになったことはあたしにとっては運命的なものを感じずにはいられないのだ。一方思い入れが強い故に誤った行動をとってしまったこともある。それはある人の作品=マンガを買いそろえてしまったってこと。っていうか、この作者も相当誤った行動をとってる思う。この作者=きたがわ翔このB.B.フィッシュ(ブルーバタフライフィッシュ)ってていう作品は最初は運動神経抜群なのになぜか泳げない奔放な性格の男子高校生と美人でお金持ちの女子高校生の恋愛ものにスキンダイビングネタを持ち込んで、ちょっと自然環境とかの話もちょっと絡めてみました、程度の話におさめるのかと思いきや、どんどんグラン・ブルーの物語に内容が傾いていってしまって・・・最後は映画と同じく、主人公は海へ消えてしまい(映画と違い、最初から自分で潜ったわけでもないし 彼女との別れのシーンもないけどね)彼女は残され彼の子供を身籠もり、出産、で終わりと。しかもこの人はこの作品だけでは飽きたらず次の作品では主人公の名前を円造(エンゾ=ジャン・レノが演じた役)にし、しかも風貌もジャン・レノ似。いーかげんにしろ!って言いたくなる。しかもこの作品(ホットマン)は反町隆史(ジャン・レノか???)でドラマ化されそこそこ人気を博してしまった。ああ、グラン・ブルーよ、どこにいく~(涙)ジャン・レノは日本に青年コミックに自分の名前と風貌が勝手に使われていたことを知ってるのだろうか?しかもその役を日本の○流俳優(○の中はお好きな数字で埋めてあげて)が演じていたことを知ってるのだろうか?まー、別にだからといってあたしがグラン・ブルーを好きな気持ちに変わりはないことだけどね。人間(男)に恋した人魚(女)の話は「人魚姫」。これは悲しい物語。人魚(女)に恋した人間(男)の話は「スプラッシュ」。これはハッピーエンド。じゃあ、人魚のような男に恋した人間(女)は・・・「グラン・ブルー」はそんなお話って言ったら語弊あるかな?そーいえば邦画で浅野忠信が人魚演じてなかったっけ?<見てないけど。ま、話が長くなるのでこのへんで。まだ見てない人、もう一度見たくなった人は、みてみてね。http://www.eigaseikatu.com/title/1198/
March 30, 2006
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まーこれでも映画好きを名乗っているわけでそれなりに映画もみてきているわけですが・・って前置きしなくても話なんだが今年の6月にキネマ旬報主催の映画検定が実施されることに。4級~1級まであるらしく、映画人としての 入門~達人とそれぞれ分類されているみたい。(ただし、今回の試験では1級は実施しないとのこと)公式問題集も出るみたいだしなかなか本格的で面白そー角川ヘラルドの社長は「映画業界目指すなら最低ランクは受かっておけよ」と書いてるけど、これが採用条件になるのか??自分が名乗る「映画好き」というのが果たして公式にはどの程度のものなのか、知ってみたい気もするな。4級にも受からなくて、とても映画好きとは言えなかったりして・・・まあ、でも級をとるために映画を見るっていうは本末転倒なワケで、やっぱりこれからも自分のアンテナにひっかかる、見たい映画を見るってことになるんだろうな。↓映画検定http://www.kinejunsoken.com/eigakentei/
March 30, 2006
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チャーリーとチョコレート工場のDVDを購入してからいろんな人に見せ回ってるけど軒並み好評♪先日はお礼にチョコレートをもらっちゃった♪英会話教室でも、たまにこのDVDみてるんだけど日本語訳を覚えるくらいすでに見ているので英語字幕をみても日本語訳が頭に浮かんでしまうのだ。まだこの映画を見ていない人がいるならすぐに貸してあげたい!とりあえず原作本と一緒にお貸しいたします。子供の頃に読んだ本が映画化されるって聞いたときワクワク感とともに、「大丈夫かな?」って心配してしまうんだよね。マンガや小説が映像化された時にがっかりすることって少なくないし。たぶんそういう経験は多くの人がしていると思う。この作品はそーいう意味ではとてもよく出来ていてティム・バートンじゃなかったら、こんな風な映像にはならなかっただろうって彼がこの作品を選んでくれて本当にラッキーだったなって思った。彼が作り出したチョコレート工場のセットは見事としかいいようがないもん。それにあのリス、本物を使うなんて考えもしなかった!リスって意外に賢いんだね~原作にはない、ウォンカさんの過去も普通なら「よけいな物」と思うんだろうけど、ちゃんとストーリーの中にうまく組み込まれていたし。原作はあくまでもチャーリーを主人公においているけど映画はウォンカを中心に描かれてるからね。ジョニー・デップを主役におく以上、そうならざるをえないし。そのためにはウォンカという人物に厚みをもたせる必要がでてきたんじゃないかな。けど一番はやっぱり工場&ウンパ・ルンパの歌とダンス!本の中でも歌詞はでてくるけど、それに極力近い歌詞と1曲ごとに違うジャンルの音楽をつくったエルフマンは偉い!これにハマったせいで、DVDも2枚組豪華版の方を買ってしまったのだ。しっかりウンパ・ルンパダンスをマスターしちゃったよ♪というわけで、おいしいチョコレートを食べながらチョコレート工場をみるという贅沢な時間を過ごしませんか?あ、ジョニー・デップつながりで「ショコラ」と二本立てっていうのもいいよ!こちらも大大大大好きな作品♪ ↓チャーリーとチョコレート工場http://wwws.warnerbros.co.jp/movies/chocolatefactory/↓ショコラ(ストーリー)http://www.eigaseikatu.com/title/s-1482
March 24, 2006
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