僕は修士までしか行っていませんが、当時は、僕の専攻(文系)でも、博士論文を書いて博士課程を出て博士号を取りましょう、みたいになりかけていた(それ以前はあまり書く人がいなかった、著名な研究者でも学部卒とか修士修了とか多かった)頃で、僕のポン友にも博士号を取ったヤツはいました。

で、当然ですが謝礼云々の話は全く聞きませんでした。更に当然ながらそれなりの論文を書かないと学位なんか取れないぜ、という至極当たり前の状況だったわけですが・・・・。

例の事件に関しては、「やっぱり医学部って特殊なのかな?」ってのが第一印象でした。

その後の報道によれば、「謝礼払わねぇと学位出さねぇぞ、ゴルァ」みたいな恫喝もあったとかなかったとか・・・・。何だかなー、って感じです。 (May 5, 2008 06:36:35 PM)

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May 3, 2008
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カテゴリ: 学位工場 Degree Mill
つい先日、掲示板にyimamuraさんが久しぶりにDegree Millネタをアップしてくださったので、それに関するフォローも含めてちょっと書いてみようと思う。

ちなみにこれからも出るであろうDegree Millの被害者(たとえば、未認定校だと知らずに学費などを払ってしまって、あとで痛い目を見ることになる人たち)に対して発信すべき情報はもう Degree Millネタのリンク集 に書いてあるようなことで十分だと思っている。

その上で、これからも日本国内でのDegree Millの実態などを積極的にあばいていくべきかと言えば、正直萎えている部分もあったりして。

たとえば以前だったら絶対に取り上げてるであろうネタ、横浜市大の医学博士号の(本人らにとっては色々もっともらしい言い訳もあるんだろうけど)「売買」の件。いや、あれって公立大だからあの規模で収まっているわけで、私立大だったら・・・、とここではここまでしか書けないけれど、つまり、日本でのDegree Millの件、ひいては大学院の実態をおっかければおっかける程、そもそも日本の大学院制度の中に「Degree Mill体質」があるように見えてきてしまって、なんだかむなしくなってしまったっていう面もあるんだよね。個人的には毅然と線引きはあくまでも「その国で公に認知されているかそうでないか」という点におきたいとは思ってるんだけど、ちなみに今回の「医学博士号(厳密には医学博士号はもう存在しない、というマニアックは勘弁してくださいね)」はあくまでも「日本国では公に認知されている学位」なわけで・・・。

そもそも日本の「社会」にとって「博士号」ってどれだけ必要とされているもの、重要なものなんだろうかと考えた時、日本の大学院生そしてその卒業生には申し訳ないけど、かなり疑問に思えてしまうのは致し方ないような気が・・・。無駄な橋やトンネルにお金を回すのも問題だけど、大学にだって相当な税金が使われてるんですよね。





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Last updated  May 3, 2008 10:21:05 AM
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Degree Mill  
launch さん
まあ、ホンモノの博士号にこういうネタがあがってしまうと気分的に萎えるのは仕方ないかも知れませんね。とはいえ身の回りの理工系では謝礼云々なんて話はぜんぜん聞きませんが...

日本「企業」での博士号の価値は外圧(笑)のせいでだんだん上がって来てたんですけどね。昨今の需給バランスのせいでちょっと微妙かもしれません。


(May 3, 2008 11:23:58 PM)

僕の周りでも・・・  
yimamura さん

Re:Degree Mill(05/03)  
CAT0857  さん
launchさんいらっしゃいませ~。

>とはいえ身の回りの理工系では謝礼云々なんて話はぜんぜん聞きませんが...

続けてのyimamuraさんも同じことをおっしゃってますが、そうですね、とにかく日本の医学部が突出して「ヘン」なんだと思います。まわりの方とかからお話を聞くかぎりはそもそも謝礼は当然のことで、何を今更といったかんじらしいですし、そもそも(医師の資格は持ってるからでしょうか)博士のハードルが驚異的に低いところも、特に私大を中心に散見されるようなんですよね。

>日本「企業」での博士号の価値は外圧(笑)のせいでだんだん上がって来てたんですけどね。昨今の需給バランスのせいでちょっと微妙かもしれません。

ものすごい勢いで輩出してますからね・・・。いくら需要を増やそうと努力しても、供給がとんでもない勢いで増えていて、かつ、0.9倍の人材選抜システムをくぐり抜けてきた(?)人材ともなると、どうなんでしょうね、採るほうも考えちゃうんじゃないでしょうか・・・。
(May 6, 2008 10:06:05 AM)

Re:僕の周りでも・・・(05/03)  
CAT0857  さん
yimamuraさんいらっしゃいませ~。

>で、当然ですが謝礼云々の話は全く聞きませんでした。
>例の事件に関しては、「やっぱり医学部って特殊なのかな?」ってのが第一印象でした。

すでにlaunchさんへのレスでも述べてますが、その通りだと思います。医学部だけ突出してヘンな状況になってるようです・・・。

>その後の報道によれば、「謝礼払わねぇと学位出さねぇぞ、ゴルァ」みたいな恫喝もあったとかなかったとか・・・・。何だかなー、って感じです。

あまり詳しくは書けませんが、(でも以前もブログで何度か触れてますが)差し出す菓子折の箱の中に札をしきつめ、でも「期待値」に達していないとつっかえされたりとか、そもそも今回の件でつっこんでみたら、某私立医大出身の方が「実は自分の博士号も買ったようなもんです」と告白してくれましたし(苦笑)、つまり、白い巨塔然とした世界が未だに繰り広げられていることは想像に遠くないような気がします。

でもDegree Mill関係のやりとりの中で、日本のそういった実態を指摘すると、全く「無視」されるんですよね。それが不思議でなりません。もちろんDegree Millとして指摘するのではなく、「論理的に矛盾することにならないか」という意味で問題提起するわけですが、全くの無視ですね。日本の大学関係者にとっては、そういったことは「ないこと」になっているような印象を受けています。
(May 6, 2008 10:13:36 AM)

Re[1]:Degree Mill(05/03)  
launch さん
yimamuraさんあてのお返事を読んでて感じたんですが、米国では、専門が工学でも医学でも文学でも同じ博士(PhD)だ、という感覚は結構強いのでしょうか?英語圏だと敬称(Dr)まで変わるくらいだから「博士」かそうでないかが重そうに感じます。

(May 7, 2008 12:24:31 AM)

Re[2]:Degree Mill(05/03)  
CAT0857  さん
launchさんいらっしゃいませ~。

>米国では、専門が工学でも医学でも文学でも同じ博士(PhD)だ、という感覚は結構強いのでしょうか?

そうですね。細かいことを言っていけばきりがないんですが、日本よりはそのような気がします。というより、バチェラー、マスター、ドクター(MD、 PhDなどをひっくるめたいわゆるドクトラルレベルの学位)というのは、学位を越えて、普遍的な社会的地位(過去にあった爵位のようなもの)ととらえられている節もあります。自分はヨーロッパには行ったことがないので直接的な経験はありませんが、まわりのヨーロッパ人の連中の話を聞く限りでは、ヨーロッパではさらにその傾向が強いようで、たとえばヨーロッパ系の航空チケットを買う際のprefixをDrにすると、座席が優先的に割り当てられるなどという話はどうやら定説のようです。

だからこそ、そんなものを金で売買するということへの畏怖(?)の気持ちも日本人のそれよりは強いのかもしれませんし、だからこそ逆に、金を払ってでもなんとかゲットしようとする(Degree Mill)手段も横行してるのかもしれません。

>日本だと、工学博士取った人にとって、自分の学位が例えば文学博士と同じとはあまり感じられないような気もするので... このへんなんとなく違いがあるように思います。

というわけで、何度かここでも触れたかもしれませんが、そもそも「システムの成り立ち」「社会の中での存在」が日本と欧米では違うような気がしてなりません。辞書で「博士」を引くと、あくまでも「特定の知識に精通している人」といったような意味合いが第一候補ですから。
(May 7, 2008 11:25:06 AM)

Re[2]:Degree Mill(05/03)  
CAT0857  さん
launchさん

ちょっと思い出したので追加です。

どなたかが指摘されていたのですが、欧米のTV番組などでインタビューされた時にインタービューに答えている人が博士号を持っていれば、必ず名前の後にPhDなどがくっついてますが、日本のTV番組では、大学の教授であればさすがに○○教授となっていますが、単なる博士の場合はとくに○○博士とはしないことが多いですよね。つまり、日本では博士かどうかは社会的には重要な情報ではなく、欧米では社会的にも重要な情報、ということなんだと思います。

さらに面白いのは、欧米人の博士が日本のTV番組に登場する際にはそれでもちゃんと○○博士となっている点ですね。日本の博士だと「博士」はつけないことが多いのに。なんとも不思議な現象です。でも、ここから読み取れるのは、つまり社会一般にとっては「どーでもいいこと」ってことなんだと思います。
(May 7, 2008 11:30:40 AM)

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