1

皆さまお久りぶりー今日はタイトル通り宮城県仙台市にある夢メッセ宮城で2021年5月21日(金)~5月23日の三日間行われたミネラルショーに参戦してきたのでその戦利品報告ですー毎年5月中旬ごろに行われていて去年は残念ながらコロナが始まってすぐのころで中止となりなくなったため未参加でしたが、今年はしっかり参戦してきました夢メッセ宮城がちょっと不便なところにあり仙台市内在住でも車がないとちょっと行きづらく参戦者が少なくこじんまりとしたショーでなおかつちょうど同じ日程で福岡のミネラルショーとかぶるため出展者も限られる為関東・関西のミネショ常連からするとわざわざ他県から来るほどでも・・・というのが実情のようでかなり穴場的なミネショになっています今年は日程がかぶることなく4年ぶりに出店したという所もあり存分に楽しんでまいりましたではでは早速戦利品紹介~スピネル0.20ctベトナム・イェンバイ州・ルクエン・アンフー鉱山産まずはスピネルちょっと今まで見たことないような色味のスピネルで赤でもないオレンジでもない不思議な色をしてます残念ながら現地カットでどれもカットがもうちょっと頑張れよ・・・といった感じなのが多く歪になってるのが多かったのですがその中でもマシなものを選んできましたずいぶん前に仕入れていたらしくリカットしようと持っていたそうですがこのコロナ騒動でカットに出せなくなったうえに在庫も少なくなってきたからと今回初出しのようですお次はキュービックジルコニア(CZ)7.96ct製造国不明まさかまさかのCZのカボションあまりにも可愛くてついつい招いてしまった写真でも少し見て取れるかもしれませんがぷるぷるツヤツヤでかなり可愛い全宝石の中でも明るい赤色でアクセに耐えれるような石って実は少なくてこれはその条件もクリアできるのでシンプルなアクセにするのもありだなーと思ってしまったお次は模造ズルタナイト0.62ct製造国不明天然石のダイアスポアのうち黄緑系から赤茶系にカラーチェンジをするものをズルタナイトという商用名で販売されているのですがそのズルタナイトを真似た模造石で正体はガラスザンドライトの商用名で売られているカラーチェンジグラスのズルタナイトカラーバージョンですねちょっと面白かったのでサンプルとして入手お次は処理ブラックオパール0.51ctエチオピア産以前からエチオピア産のオパールに砂糖液をしみ込ませそれを塩酸に漬けて砂糖を焼いて黒くした処理ブラックオパールの存在は知っていたのですがまだ未所持だったため今回初ゲット最近は砂糖を使わずに薬剤のみで処理されるらしいですが今回のもその薬剤のみでの処理らしく砂糖焼きと比べると確かに色明るいなという印象を受けます次は合成ブラックオパール0.61ct京セラ製京セラが合成オパールに力を入れており色んな色があるんですが今回は処理オパールとの比較もできるしとブラックタイプを選択さすがは京セラ製と言える出来ですごい綺麗ですただ裏を見るとあ、合成だとすぐわかる程度には独特の雰囲気がありますね。ちなみに京セラ製の合成オパールは2種類存在していて単純に合成を行ったオパールと合成したいろんな色のオパールの欠片を15%ほどのレジンで固めたものがあります地色がピンクとか真っ青なものはこのレジン充填タイプが多いそう処理ブラックと合成ブラックの比較各種オパールとの比較左から①エチオピア産未処理オパール②エチオピア産処理ブラックオパール③京セラ製合成ブラックオパール④ギルソン製合成ブラックオパール⑤オーストラリア・ライトニングリッジ産天然ブラックオパールオパールの場合は斑(ふ)(虹色の事)がそれぞれ一個づつ違うため単純に比較出来るものでもないですが比較を撮ってみましたお次はベニトアイト結晶1.09ctUSA・カリフォルニア州・サンベニト・Gem Mine産5枚目の写真は短波UV照射時の蛍光の様子ずっと持ってなかったベニトアイトの結晶バイカラー具合も可愛く手ごろ価格だったので招いてきましたせっかくなので持ってるベニトアイトを並べてみました最後に左非加熱ルビー0.22ctタンザニア・ウィンザ産右非加熱レッドサファイア0.12ctマダガスカル産どちらも真っ赤!という物をようやく満足できる色で入手できましたーーーちなみにルビーとレッドサファイアの違いは分かりやすく言うと蛍光するか(ルビー)しないか(レッドサファイア)もうちょっと詳しく言うと色起因の成分(ルビーがクロム、レッドが鉄)が違うので鑑別に出すとちゃんと鑑別でサファイアと出るそうですほんの10年ほど前にレッドサファイアとは処理を施して赤色にしたものだという噂があったのですがここ最近ようやく決着したものですレッドサファイアの方は成分的にはどちらかというとガーネットに近いらしく肉眼で比べた際にはたしかに似たような赤なんですが受ける印象が違いますねルビーの赤はなんというかトロンとした印象を受けレッドサファイアの赤はパキっとしたといえばいいのかシャープなイメージですせっかくなのでこれも手持ちの色んなルビーと比較左から①タイ産ルビー(いわゆるビーフブラッド)②インド産ルビー(一番ルビーらしい赤紫系)③タンザニア・ウィンザ産の紫を少し噛むタイプ④今回の真っ赤なタンザニア・ウィンザ産⑤今回のマダガスカル産レッドサファイア2枚目は長波UV照射時の蛍光の様子右端レッドサファイアも光っているように見えますがUVライトの反射で蛍光しているわけではないです写真の右端ビーフブラッドも蛍光していないように見えますがごく弱く蛍光を確認しました以上が今回の戦利品参加業者も少なくルース専門な所も数えるほどしかなくちょっと物足りなさはあったものの久しぶりにじっくり鉱物標本を眺めたりと充実した1日でした次回ミネショ参加は池袋かなぁ・・・来週末には渋谷と福岡でミネショもありますし皆さまもよい石ライフを~~
2021.05.23
閲覧総数 2719
2

元々が鉱物からルースに入っているのもあり、化石も好きなのもありでなぜか妙に心惹かれる物があるのか、気が付いたら産地コレクション化してきましたw改めて言うまでもないことですが琥珀(アンバー)は樹脂が化石化したものです今の現代人は樹脂=松ヤニを想像しますが、現在の松ヤニは琥珀にはならないそうそして興味深いのが産地によって経年が違う、樹脂のというか木の種類が違うんです過去書いた記事ではまだまだ勉強が足りなくてw億年超えた琥珀はなく恐竜の血を吸った蚊入りの琥珀はない と書いたと思いますが、その後色々調べてますと億年超えた琥珀もありました最古の琥珀では古生代後期(3億年前)というのもあるそうですイギリス・シベリア・アメリカで約3億年前の琥珀が過去見つかっていますなお1億4千万年前以上の昔の琥珀に、虫入り琥珀は存在しません(現状発見されてません)入る虫がいないんです白亜紀ごろ(1億3千万年前ごろ)にようやく花粉を持つ植物が出現したそうで、この花粉を食べる昆虫が出現したのもこのころ。そのためにこの白亜紀以降の琥珀にしか虫入りは存在しえないそうです現在発見されている最古の虫入り琥珀はレバノン産で白亜紀前期(約1億2500万年前)の蚊の仲間入りが見つかっていますそして次いで古い虫入り琥珀 というのが我が国日本なのです千葉県銚子産の琥珀から白亜紀前期(約1億1000万年前)のハチやハエの仲間が見つかっているそうですなお若干年代は落ちるものの岩手県久慈産の琥珀からも虫入りがたくさん出ています年代としては白亜紀後期(約8500万年前)になるそうですちなみにですが、ティラノサウルスは約6,850万~約6,550万年前(中生代白亜紀末期)ごろに生息ですなおなぜ年代まで分かるのか という部分ですが、昆虫などのインクルージョンがある場合はその昆虫などで分かることもあるそうですが、基本的にはその産する地層からの推察なので、正確な年代までは分からないそうですこの特定法はいわゆる陸琥珀、地中から出てくる物に限り、一番出まわっているいわゆるバルティック・アンバー(バルト海産琥珀)など、俗に言う海琥珀という海からの琥珀はインクルージョンがない場合年代特定は不可能。今ではバルト海産のものはロシアの地下水脈の横に伸びる後期始新世~前期斬新世(約5000万年から3500万年前)の地層と分かってはいますし、現在では海岸線に打ち上げられたものを待たず採掘してるとも聞きますねさてでは難しい話はここまでにしますか琥珀大集合(いつのまにこんなに・・・・・これじゃ分かりませんねw個別に見て行きましょうwwwまずは国産岩手県久慈市産アラウカリア(南洋杉)の仲間スギ科針葉樹・現生種が南米熱帯地方にあり白亜紀後期 約8,500~9,000万年前この産の特徴として色彩は、赤みを帯びた茶褐色、縞目模様、黒色などが多い。長波青色蛍光などあり北海道三笠市奔別川メタセコイア?(樹種不明)白亜紀セノマニアン 約1億4550万年~6550万年前明るい色が多いように思う長波青蛍光あり千葉県銚子市長崎外川産(樹種不明)白亜紀前期(約1億1000万年前)蛍光は弱いものが多いように思う岐阜県瑞浪市釜戸町上荻ノ島産(樹種不明)更新世(258万年~1万年前)経過年数が少なくコーパルに分類蛍光あり東京都八王子浅川産(樹種不明)更新世(258万年~1万年前)経過年数が少なくコーパルに分類ごく微弱に蛍光あり?所持はないですが他に国産の産地としては福島県いわき市 茨城県 北九州 長野県 山口県 などがありますお次は外国産まずはバルティックアンバー(バルト海産)を行きましょうかポーランド・リトアニア・ラトヴィア・エストニア・ロシアなどがバルティック・アンバーと呼ばれます樹種:アラウカリアナンヨウスギ科ナンヨウスギ属古第三紀新世後期 約4,000万年前過去パイナス・スッシニフェラ(マツ科針葉樹・絶滅種)の仲間とも言われていた現在もどちら と確定したわけではないそうです色の特徴は、いわゆる琥珀色(黄色系茶色)、乳黄色、白色などが多く非常にバリエーション豊かたくさん産出されるので人的処理石も多く存在グリーンアンバーとは裏面を黒く焼いて緑を強調したもの(NNグリーンもありますが薄い)など数多く存在します数が多いのでまとめさせていただきますねロシア・カリーニングラード産バルティック・アンバーの主要産地のひとつ最大産地と言っていいかと思います虫入りの蜘蛛部分拡大はこちらお次はリトアニア産虫拡大画面はこちら中の虫はDIPTERA ハエの一種ですお次はドミニカ・サントドミンゴ産ドミニカというとカリブ海を思い浮かべるかもしれませんが、炭鉱から採掘されているようで陸琥珀です樹種:ヒメナエアの仲間マメ科広葉樹・現生種あり。古第三紀斬新世 約2,400~3,800万年前中米熱帯地方などに現生種がある。色彩は、淡いアメ色などが多い。 年代が若く熱帯林に起源することから、虫入り琥珀が多いようですお次はメキシコ・チアパス州産樹種:インドニセアカシア(Hymenaea courbaril)マメ科アカシア属・現生種あり第三紀6500万年~180万年前ごろメキシコの琥珀の特徴というと、茶色っぽい黄色をしているのが多く稀に赤や緑、青いものもある。強烈な蛍光性を持っているものがありブルー・アンバー と言えばメキシコ産が多かったですねそしてコロンビア・ボヤカ産樹種不明(マメ科?)第四紀(180万年~現代)経過年数が非常に浅くコーパルの典型最後にバーマイトミャンマー・カチン州・フーコンバレー産バーマイトとはミャンマーの旧国名ビルマ にちなみビルマアイト がなまったものかと思います樹種:マンサク科落葉高木モミジバフウ白亜紀後期(1億1千万年前~8000万年)この産の特徴はたいていが縞模様や渦巻き状の色ムラがあることだろうか上質な物は非常に透明度の高いものが多い印象また極稀に多色性のあるものがあるそうで一方からは淡い薄黄緑だが、他方からは赤く見えるものがある唯一所持してる琥珀の指輪が一番最初の集合写真にも載せていますがある方向からみるとこのように真っ赤に見えるのでもしかしたらこれもバーマイトなのかも?と思っています以上が所持品ですが最後に所持はありませんが各国の産地情報も記載しておきます(コーパル産地含む)ポーランド ドイツ デンマーク イギリス(サセックス州・ヘイスティングズ産) スイス ヨルダン シベリア オーストリア フランス レバノン ヨルダン イスラエル ルーマニア イタリア・シシリー島 中国・撫順炭鉱 ボルネオ アラスカ カナダ アメリカ・ニュージャージー州 さていかがでしたか?以外と奥深い琥珀の世界あなたもはまってみませんか?
2013.08.20
閲覧総数 3772
3

さーてさて名古屋ミネショ、宝石展も終わりあとは帰るだけとなったのですが実は名古屋ショーでモルガナイトを招いたブースが今までもちょくちょく見ていたブースだったのですが鉱物・宝石界隈じゃ有名な名古屋の東急ハンズで出店してて店長はそっちに行っていると聞きどうせ名古屋駅戻るしと少し顔出してきました。まずは長年話に聞いていて名古屋ハンズの鉱物コーナーの感想ですが・・・・・・せまっが素直な感想でしたwいやまあたしかに品ぞろえはすごいし名古屋近郊であればいついってもあの量見れるのは素直に羨ましい部分もあるんですがミネラルショーに頻繁に行く人であれば同じ感想を抱くかもしれません。さてそんな私見は置いといて・・・某店店長Hさんにはミネショでしょっちゅう顔合わせてただけあってやはり私をどこかで見たなミネショでよく見る人だなとは思ってたらしいですが実は私がCATsDAIですと話したところ昔から当ブログを見ていたことが判明。もっと早く言ってよーーと言われましたw。こんな拙いブログですが、時折ネットで知り合った石仲間からも見てました宣言されるので驚きは少なくなった物の最近はただの戦利品報告しかしてなくて申し訳ない・・・久しぶりにDAI辞典再開するかなぁ・・・余談はこれまでにして番外編戦利品報告wやはりルースが少なすぎた反動かつい色々招いちゃいました・・・ロードクロサイト・キャッツアイ1.92ct北海道産名古屋で原石入手した後に見つけちゃったのでつい見てたらあれ?これキャッツじゃね?とお招き致しましたw何個もカボションあったんですがこの1個だけしっかりシャトヤンシーが出る物でした。せっかくなので北海道産セットー続いてはブラックオパール0.44ctオーストラリア・ライトニングリッジ産まだまともなオースト産ブラックオパールを招いてなかったのでついお迎えしてしまいました。次はー人工モアッサナイト0.43ct合成石持ってなくていつか欲しいと思ってた無色モアッサお次はーチューライト(ピンクゾイサイト)1.84ctノルウェー・ドヴィデスランド産チューライト(ツーライト)というゾイサイトの亜種で基本的に不透明ながらゾイサイトでは極めて稀な赤系統。何個か会った中で一番赤が強い物を選んできました。最後にフローライト1.09ct(ラフ未計測)大分県大野郡緒方町 豊栄鉱山産豊栄鉱山のは持ってはいるんですが持ってたものより大きかったのと知人がフローライト好きで以前見せて以降この産地の同じような無色の物を欲しがってたので譲るのも考えてお出迎え蛍光もしっかりありましたーーーさてさてというわけで名古屋旅は以上となります。次は京都ショーかなぁ・・・行けるかなぁ・・・
2022.08.28
閲覧総数 506
4

産地、色、母岩の違いなど商用名も含めると非常に多岐に渡るオパールの名称が覚えきれないので簡単にまとめてみようと思いますただしここにまとめきれてない物もあると思われますのでそのあたりはご了承くださいまずはOPALオパール和名:蛋白石硬度:5.0~6.5分類:酸化鉱物(含水ケイ酸ゲル、または水の分子を含む二酸化ケイ素)晶系:非昌質化学組成:SiO2・・nH2O劈開:なし比重:1.25~2.10屈折率:1.37~1.47蛍光:あり(青、緑、茶など地色により変化)条痕:白主な色:赤、茶、黒、オレンジなどのほか、遊色するものもありブラック・オパールオーストラリア・ニューサウスウェールズ州・ライトニングリッジで唯一産出される黒い粘土層由来のポッチと呼ばれる黒く見える母岩を少量持つオパール黒地に游色が出るさまは非常に人気があり最高級に位置付けられるオパールではあるが近年産出量が激減しており高騰が激しい。その為最近は産出の多いエチオピア産のオパールに砂糖水を含侵してから硫酸で焼いて黒くした処理ブラックオパールも多く見られるライトニングリッジのブラックと違い母岩に因らない黒なので比べるとやはり違いはあるまた過去に作成されていたフランス・ギルソン社製の合成ブラックオパールもあったがこちらは製法が伝わっておらず長らく似た合成ブラックは存在しなかったがここ最近京セラ製の合成ブラックオパールが出てきているボルダー・オパールこちらもオーストラリアで産出され、主にクイーンズランド州がメイン。ブラックと違い母岩が鉄鉱石に由来しており游色のあるオパール層と鉄鉱石部分が入り乱れて形成されているホワイト・オパール、半透明から不透明な白い背景に游色の出るオパールの総称で具体的にどこの産地のこれという物ではなく後述するウォーターとも混同がよく見られる一応この名称がよくついているのはオーストラリア・クーパーベティ産やオーストラリア・ミンタビー産によくついている気がしますクリスタル・オパール上記ホワイトとの混同が非常に多く、どちらかどちらとも言えない状況ですが本来は透明から亜透明の地に游色があるオパールを指し、後述するウォーターと同義な部分もあり今まで見た中ではメキシコ産以外の産地の透明度の高い游色のあるオパールについている事が多いファイアー・オパールメキシコ産の赤い透明~亜透明の地のオパールで元々は游色を示さない赤いオパールの商用名だったらしいがファイア=游色という意味としてとらえ游色のあるオパールの総称だと言われた場合もあった。今現在は黄色~オレンジ~赤い地で游色のあるなしは問わないようになっているのが実情昔宝飾業界で「メキ」というとこのタイプか後述するウォーターのどちらかだったらしいウォーター・オパール前述したクリスタルとの混同やホワイトとも混同はあるが無色透明の地色に游色のあるオパールの総称なのが一般的主にメキシコ産の無色透明の地色を持つものを指す場合が多いカンテラ・オパールメキシコ産の母岩付き游色のあるオパールの事で「カンテラ」とはスペイン語で母岩を意味しておりランプのカンテラとは違います上述したボルダーとは違い母岩部分とオパール層は入り乱れているわけではない場合が多いがオパール層が薄く単体で取り出した場合小さくなるため母岩ごと切り出した物になる母岩自体はボルダーとは違い明るい茶色をしていることが多いレオパードスキン・オパール見た目はボルダーに近いオパールで母岩付き游色のありのオパール主にメキシコ産のであるためこれもカンテラと同義と言っていい物ではあるがカンテラとの大きな違いとして見た目が黒く「黒豹」のようということでついた名称真っ黒なレオパードスキンは昨今かなり少なくなっているようでここ最近はカンテラと同じような濃いめの茶色い母岩にオパール層が入り乱れて入っていて豹柄のようになっているものも出始めているマトリックス・オパール(メイトリックス・オパール)、ホンジュラス・オパールこちらも母岩付きのオパールで游色のあるオパールで真っ黒な母岩に細かな游色が出る物よくブラックオパールと混同されるがまず産地が違い主な産地が南米のホンジュラスで他にペルーなどでも少量採れるそうブラックオパールとの違いはその游色がかなり細かいラメ状態であるのも特徴の一つですが一番の違いは母岩が違っており砂岩が主体。なおかつこのブラックマトリックスは先にも述べた一般的に「砂糖焼き」と呼ばれる処理が施されたもので、ほぼすべてが処理オパールであるという点ハイアライト(・オパール)本来は無色透明で游色を持たず、短波で激しく蛍光するオパールの事最近は長波でも反応するハイアライトが見つかっていて無色透明で游色のない長波・短波を問わず強蛍光するものと定義が変わった気がする合成オパール先述したブラックでも少しだしたがフランス・ギルソン社製のギルソンオパールをはじめ各社色々な合成オパールが開発されている昨今は厳密には合成ではなく人口、模造オパールに該当するものもあるがここ最近は京セラ製の合成オパールが非常に出来が良く本物と比べても分かりにくくなってきている人工オパールや模造オパールの中には自然界ではありえないピンク色のものなど分かりやすい物もあるがそれもまた面白く色々比べるのも楽しい左からエチオピア産処理ブラック、京セラ製合成ブラック、ギルソン社製ブラックこのほかあまりにも多岐に渡るため以下一言説明のみヤワナッツ・オパールオーストラリア・クイーンズランド・ヤワ鉱区産の母岩付きボルダーの一種産状が木の実に似た形で出てくる為この名称ただしカットされた場合は通常のボルダーと見た目に違いは出ないコモン・オパール游色の出ない単色のオパールアイアン・オパールボルダー・オパールの一種でボルダーの中でも褐鉄鉱(リモナイト)を母岩に持ち母岩自体も磨かれると金属光沢を放つ為ボルダーとは別種として数えられる場合があるハイドロフェーン・オパール(マジック・オパール)水に漬けると透明度が増し、水から出すとまたもとに戻る性質の強いオパールの総称ほぼ不透明から透明になるさまは見てて楽しいが精製水でしないと水道水やミネラルウォーターでした場合不純物が石内部に残ってしまい変質する可能性があるシェル・オパール貝殻が化石化するさいにオパール化した物の総称ウッド・オパール珪化木の一種でもあり木が長い年月を得てオパール化したもの色名起因チョコレート(濃い茶色)セミブラック(薄い黒色)ハニーオパール(半濁な黄色)ミルキー(ホワイトと同義に近いが半濁な白)産地起因ブラジリアン(ブラジル産)エチオピアン(エチオピア産)メキシカン(メキシコ産総称)コソボ(半透明なグリーンの物をコソボグリーンと呼ぶ場合がある)アンダムーカ(ほぼマトリックス・オパールなオーストラリア・アンダムーカ産)国産(日本産オパール。ほぼすべてがコモンで游色はない。 極稀に游色のあるものもあるが、産出が稀な為宝飾向きとは言えない 有名産地は福島県・宝坂産)游色パターン名称ハーレークイン(大きめの角ばったまだら模様)モザイク(上記ハーレクインとほぼ同義、どちらかというとハーレクインより小さ目のまだら)ピンファイア(細かな游色。マトリックスによくみられる)フレーム(石全体を流れるような縞模様の游色)ピーコック(主に青と緑で構成された游色)ボードフラッシュ(石全体が光るような游色)コントラルス(真正面から見ると游色が見えず、斜め方向から光が入ると游色の出るオパール どちらかというとイリスアゲートを想像すると近い游色の出方)フラッシュ(ある角度でいきなり鮮烈な色が現れるパターン)ローリングフラッシュ(動きについてくるフラッシュパターン、 線状に出るとキャッツアイとなる)リボン(主にブラックオパールで使われる用語で、 色の帯がリボンのように何本も横切っているパターン)チャイニーズ・ライティング(直線状に游色が交差し海外では漢字のようだと表現された)ハニカム(ハチの巣のような六角形状模様のあるオパール)他にもまだ紹介しきれない部分はありますし、解釈が人によって違う部分もあります。そのあたりは私も1コレクターであり専門業者ではありませんのでご容赦願います
2021.06.16
閲覧総数 398
5

さーてさて今回はタイトルの通り石ふしぎ大発見展in京都通称京都ショーでの戦利品のご報告いきなり寒くなったので皮ジャン来ていったのですがまぁ外にいるときは正解でしたがさすがに会場内では厚着すぎましたねーこのあたりこの時期の服装って難しいですよね・・・会期は2022年10月8日(土)~10日(月・祝)までとまだしておりますのでお近くの方は行ってみるのはいかがでしょうか?または行く予定の方はこういうのあるのかーと参考になれば幸いです。あ、ただし今回は無料参加ではなく事前にチケットの購入が必要で当日券の販売もないそうなので行こうと思う方はお早めにチケットの確保をーさてさて早速戦利品のご報告ですグランディディエライト・キャッツアイ1.51ctマダガスカル産まずは私と言えばキャッツアイとはいえグランも一応所持はしてたのですが手持ちよりもかなりはっきりシャトヤンシーが出ていたのでグレードアップって感じですねシャトヤンシー優先で撮影したので相当ガチャく写ってしまいましたが肉眼ではもっと落ち着いた色味でここまでガチャくは見えません。お次はピンクインペリアルトパーズ0.27ctブラジル・ミナスジェライス州産今年になるまでなぜかピンクインペは持っていなくて全開入手よりもかなり色濃くピンクな物を見つけたので早速の入手写真では写しきれませんでしたが方向によってオレンジみもかなり見受けられるのでもしかしたら非加熱の可能性もあるかなーという当たりの1石最近やたらと高騰してて加熱のうっすらピンクでもすごい値段になってきましたね・・・お次はインペリアルトパーズ0.33ct ラフ0.602gブラジル・ミナスジェライス州産こちらはオレンジ~茶色系のこれぞインペという感じのトパーズ原石はかなりピンクみも感じるもののカットしたらオレンジなんだろーなーという不思議な色味せっかくなので以前購入の薄いピンクと合わせて集合させてみました今回の濃いピンクが再現しきれませんね・・・・これは肉眼で見てこそかもしれませんお次はートパーズ0.71ct ラフ0.613g岐阜県恵那郡福岡町木積沢産上のインペに引っ張られてつい国産トパーズも入手してしまいました・・・続いてーレインボーガーネット1.005gSan pedro.Santa fe county,New Mexico,USA産昨今まったく見なくなった産地、アメリカ・ニューメキシコ州産のレインボーレインボーガーネットの産地としてはメキシコ・ソノラ、アメリカ・ニューメキシコ、奈良県天川の3大産地が有名ですがここ数年本当に見かけなくなった産地。まぁ近年発見されたニジェール産や内モンゴル産も全然流通がなくて見かけないんですけどね・・・そっちもいずれ欲しいなぁ・・・続いてはーサファイア左0.28ct 右0.25ctタイ・チャンタブリ産非加熱未処理品この産地は現在鉱山保護のために採掘されておらず滅多に見かけることのない産地左はかなり濃い緑で右はかなり濃い青です。タイ産のルビーもやたら濃いのでなにか産地特性なんですかねぇ・・・次はーインディゴライト・トルマリン0.37ctブラジル産すごい濃い青のトルマリンは基本的に着色要因的にどうしても暗くなってしまい大きくなると一見黒くしか見えないのでこれくらいの大きさでないと綺麗に見えないのが少し残念要素です大きいとこうなります0.74ct7.7×3.8×3.0mm続きましてはーフローライト12.34ctアフガニスタン・カンダハール州産かなり大きくマイコレサイズ的に限界ギリギリなんですがあまりにも綺麗でつい購入してしまいましたw蛍光もこのように非常に綺麗でしっかり青紫が見えました次は合成ベリル0.62ctロシア製(水熱法合成)いわゆる「パライバベリル」と言われたものでほんの一時期だけ流通したもう作られていない合成石の一つ。今回久しぶりに流通があったようでちらほらと出しているところがありましたね。そんな中久しぶりにカットしたーと言われていたところで入手してみました。その1最後に合成フローライト4.55ctキャノン オプトロン製カメラレンズ用などに開発された合成フローライト開発当初は天然を砕いて再結晶させて色味を抜いた人工フローライトの費用を削減させるために徐々に費用が下がる見込みだったのが10倍近い費用がかかることになって極々少量のみ作成されているだけで滅多に市場に出回らないらしい合成石。蛍光が凄まじく(長波)鮮やかな蛍光は一見の価値ありです。さてさて長くなるので一旦その1はこれまで続きはその2をご覧くださいませー
2022.10.08
閲覧総数 1070
6

皆様超おひさしぶりです。関東から東北へと転勤し、早半年(正確には8ヶ月)元気でやっとります。さすがになかなかミネショにも行けず寂しくはあるものの、細々と趣味は続いておりますwまぁそんな状況なので新規購入品は紹介出来ませんので、久しぶりにDAI辞典更新と参りましょう。※2021年1月22日写真追加あり今日はタイトル通り○大宝石について宝石に限らず世界3大、5大、10大なんとかなんてのはよく耳にしますが、宝石においても同様に設定はありますただ・・・・宝石に関しては明確にしっかりと定義は存在せず3大宝石として不変なのがダイヤモンド、エメラルド、コランダム(ルビー、サファイア)の3種ルビー、サファイアのどちらかとなるとだいたいルビーが入ることの方が多いですねちなみに3大希少石という定義もあるそうでこちらはアレキサンドライト、パライバトルマリン、パパラチア・サファイアだそうです。5大宝石となるとダイヤ、ルビー、サファイア、エメラルドの4つは全世界共通で残り1つは販売される国(というか人種の好み)によって変わりますが、日本では翡翠か真珠が入ることが多いです。他の国ではアレキサンドライトかオパール、クリソベリル・キャッツアイが入ることもあり、5大宝石としては固定のものはありませんね。ただ正確には真珠は「石」ではないので省かれることも多いようです。体感ではダイヤ、ルビー、サファイア、エメラルド、ブラックオパール、もしくはアレキな事が多い気がします10大宝石になると大体がダイヤモンド、ルビー、スター・ルビー、サファイア、スター・サファイア、エメラルド、(ブラック)オパール、翡翠、アレキサンドライト、クリソベリル・キャッツアイの10個になるようです。正直な感想は、個人的にはスタールビーやスターサファイアは入れたくないですがwたしかに価値的にはスターの出る石は貴重ですが・・・・多様な宝石が増えてきた今ならスター石二つの変わりに、(パライバ)トルマリン、タンザナイトあたりを入れてあげて欲しいものです。さて少し話しは変わってあまり世間では話されないものですが「世界10大レアストーン」というのもあります。内訳はマスグラバイトターフェアイトグランディディエライトセレンディバイトポードレッタイトペイナイトエレメジェバイトベニトアイトレッド・ダイヤモンドガーネットとなっています中には「え?」と思うものもあるかと思いますが、ひとつずつ詳しく説明していきましょうまずはマスグラバイト(未所持の為写真なし)Musgravite 和名:マスグレイブ石 組成:(Mg,Fe,Zn)2Al6BeO1210大レアにも含まれるターフェアイトの亜種として知られ、ターフェアイトに成分、特性が類似しており通常鑑別では区別が難しく、より高度な解析が必要で(ラマン分光検査や、蛍光X線分析など)その分析費用も乗っかることもあり必然的に高額になるうえにそもそも数がない。まれにターフェアイトやスピネルに紛れ込んでる場合もあるので、それを夢見てスピネルのロット買いをする人もいるとかいないとかwマスグラバイトという宝石(鉱物)があることは1967年の発見時から知られていたものの、ターフェアイトとの識別が確立されておらず、ようやく近年になって確立されたため、ターフェアイトとして入手してるものの中に紛れ込んでる可能性もおおいにある。10大レアに入っておりたしかに流通量も少ないが、鑑別技術向上もあって探せば見つからなくは無い(高いけど次は上でも出たターフェアイトTaafeite 和名ターフェ石 組成:Mg3BeAl8O161945年にターフェ伯爵が友人の宝石商の所持だった宝飾品からはずされた宝石を眺めており、スピネル とされたロットを顕微鏡で眺めている際に、裏についた傷が2重に見えるものがあることに気づき(スピネルは単屈折のためありえない)これはスピネルではない とイギリスの自然史博物館に送られ詳しく検査されたところ、新種の鉱物であることが判明し、1951年に上記の経緯から伯爵の名前を冠し「ターフェアイト」と名づけられた。色は薄い紫色を呈し、濃くなればどんどん値段があがる傾向あり。発見当初はスリランカ産のみであったが、ようやく最近シベリア、オーストラリア、ミャンマーなどからも見つかるようになった。ただし宝石としてカットを施されるものはほとんどがスリランカ産だとのこと。また10大レアに入ってはいるものの、探せば結構簡単に見つかります。そのかわり・・・・・・・・・ターフェの中でも非常に希少な色が存在し「レッド・ターフェアイト」となるとまさに10大レアストーンと呼んで間違いの無い希少性となるグランディディエライトGrandidierite 和名 グランディディエ石 組成:(Mg,Fe)Al3(BO4)(SiO4)O青緑色~緑青色の極希産宝石のひとつで、1902年にマダガスカル南部で発見され、後にマダガスカルの宝だ とマダガスカル政府によって国外持ち出し禁止とされたために、今現在非常に入手の難しい宝石となっており、半透明~不透明でなおかつ内包物も多い石ではあるが非常な高額となっている。2015年に新産地が発見されたそうで多少の流通があり、2016年のツーソンショーで出回った為、2016年現在それなりに見かけるようにはなった。ただしこういう石は継続して取れるかわからないので今がチャンスといえるかも知れず、おそらく今後も10大レアの中での難関のひとつといわざるを得ないだろう。セレンディバイトSerendibite 和名 セレンディーブ石(セイロン石) 組成:Ca2(Mg,Al)6(Si,Al,B)6O20こちらもスリランカで最初に発見された石で1903年には記載がある。セレンディーブとはスリランカを意味する古語でセイロンから名づけられ、サランディブと表記されることもある。10大には入ってないが、希少石のひとつ「サファーリン」によく似た外観と似た組成を持っている相当な高温とホウ素を含む熱水下でしか生成されないようで、このような特殊条件はそうそうなく希少宝石のひとつとして10大レアに名を連ねる。10大レア というからと探せば結構簡単に見つかります。ただし簡単に見つかるものは一見黒色の濃緑色~灰青色なことがほとんど。これらの色のものは「10大」に含まれず10大レアとして数えられるものは、透明な蒼いセレンディバイトのみと言っても過言ではない。透明なものはスリランカからも過去3石しか見つかってないとか、ものすごくレアなんだな という記述がたくさん見つかるだけで本物はそうそう見つからないことでしょう当然上に載せた写真左側も10大としてはノーカンですw右側の青い方がブルーセレンディバイトですが、もっと透明なものも存在はするようです。しかしまぁ品質に拘らなければ比較的簡単に集めれる石のひとつ。ポードレッタイトPoudretteite 和名 ポードレット石 組成:KNa2B3Si12O301965年カナダ・モンサンチラールで発見された。しかし新種認定されたのは1987年であり、なおかつしっかりと類型化されたのは2003年と非常に歴史の浅い石となる極希産な宝石で無色~淡いピンク色~濃い目の紫を噛んだピンク色を呈した綺麗な宝石。ただインクルージョンの多い石でもあり、綺麗なものはそうは見つからない。写真は色は無色でポードレらしさはないものの、ほぼインクのない綺麗なものでしたので、サンプルとして確保した物。パワストなどでも有名なスギライトの近縁種で、そうそう簡単にお目にかかれない石のひとつ近年ミャンマー・モゴックで宝石になるような産出があるため、昔に比べれば見つけやすくはなったが、高額なことには変わりは無い。ペイナイトPainite 和名 ペイン石 組成:CaZrBAl9O181952年にミャンマー・モゴックで同石が発見され、57年に新種認定されたが、最初に発見されたのは2個だけでこれは大英博物館所蔵となり、3個目が見つかったのは1979年。4個目は2001年とあまりにも見つかる量が少なく、ギネスブックに「もっとも希少な鉱物」と掲載されていた。当然そういう状況なので一般人が手に出来るわけもなくまさに10大レアストーンの名にふさわしい状況であった。上記の状況は原石の状態であり、カットされた宝石としては2005年ごろまで世界にたった2個しか存在しなかった。ところが・・・・2002年にミャンマー北部、2004年に最初に発見された原産地である漂砂鉱床の近くで初生鉱床の発見、さらに2005年6月にミャンマー・モゴックで大きな産地が相次いで2箇所見つかり、このころから市場に出回り始め、今となっては探せばすぐに見つかる石となってしまった。なおかつ基本的には上の写真にもあるような赤茶けた色であり、宝石としては暗い色なので人気もいまひとつとなり、いまや完全に10大レアからはずされてもおかしくない状況。なお非常に良質のものはバラ色とも言える綺麗な色ではあるので、そこは救いか。エレメジェバイトJeremejevite 和名 エレミア石 組成:Al6B5O15(F,OH)3正確な年代ははっきりとは分からないですが19世紀末にロシア・ウルチンスクで発見された。正確に年代がわかるものとしては1974年にナミビア・スバコプムント市郊外で発見上記の発見は大半のものは微小結晶しか見つかっていないそして時は下り2001年ナミビア・エロンゴ山のペグマタイト鉱床から結晶が発見されました。今現在流通するエレメのカット石の9割がこのエロンゴ産だとも言われるほど、宝石としては歴史の浅い石。色としては無色~淡い黄色~淡青色~濃青色と幅広くバイカラーも珍しくはありません。澄み渡る青のものは非常に綺麗で人気も高いが結晶そのものが小さいものしかほとんど採れず、大きなものは非常に高額となってくる。こちらも2001年までその微小結晶しか見つからなかったため10大レア入りしてますが、今となっては品質を問わなければすぐに見つかるでしょう。しかし良質で大きなものはそう滅多にお目にかかれるものではありませんねちなみに硬度は7あるのでジュエリーにも耐えれます。ベニトアイトBenitoite 和名 ベニト石 組成:BaTiSi3O91907年、アメリカ・カリフォルニア州のサンベニトで発見され、ダイヤと同じ分散度を持ち、サファイアと見紛う青色で(実際発見当初間違われかけた)非常に人気があがった。その後アメリカ・アーカンソー州でも見つかったが小さな結晶しか採れず、また日本(新潟県糸魚川市青海など)でも見つかったがこちらも同様に微小結晶しか採れず、宝石としては唯一サンベニトからしか採れないという実情そのサンベニトも2005年に実質的に閉山したとも伝わりますます入手困難になりつつある。絶対量の少なさからジュエリーショップに並ぶことは滅多にないが、硬度も6~6.5とジュエリーに耐えるため、じわじわ人気も上がっているらしい。地域限定でしか採れず、微小結晶しか他産地ではないことから10大入りした・・・・・わけではない。(と思う。地域限定で入るならアウィンもあるしな)実はこのベニト基本的には無色~青の色なのだが、オレンジ~ピンクのものが存在する。この色のものが実質的に10大レアに入る理由ではなかろうか。ただし、今現在流通するオレンジ系、オレンジピンクなどはほぼ9割が加熱処理石。一応天然でこのピンク・ベニトアイトがある というのだ。ただ、これも山火事などによる天然加熱品ではないかとは言われているが正確なところは分からない。もしナチュラルピンクベニトアイトがあるなら見てみたいものだ。レッド・ダイヤモンド(未所持)ある程度ルース集めしているものは既知の存在である「赤いダイヤモンド」ダイヤの中で赤色と紫色は非常に発現しにくく、過去オークションに登場した際に0.95ctのレッド・ダイヤモンドは約2億円(当時価格)過去1度だけ石友さんの所持するものを見る機会に恵まれたが、見ることすら非常に難しい超レアなカラー。もう一度実物をこの目で見たいものだ。(欲しいけど無理wさて10大の最後なんでガーネット?と思われたかもですが・・・・当ブログでたびたび出しているようにガーネットとは総称で、色々な種類があると分かってもらってるとは思います。そのなかの一つマジョライト(Majorite)というのが今回の締めとなりますこのマジョライト・ガーネットというのはパイラルスパイトグループに属し、存在もしっかり把握されており組成もしっかり分かっているにも関わらず、Mg3(Fe,Al,Si)2(SiO4)3ルースコレクターの誰一人見たことがない石となりますまさに幻の宝石ずいぶんと私も勉強しましたw以前書いたこの記事レア・ガーネットについてそれ以前からも調べてはいましたが、おそらく今現在もこのマジョライトのことを知っている人はほとんどおらず、(幸い?当ブログ閲覧者からなのか少し認知度が上がった気がします・・・)日本語検索だけならば私のブログかもう2~3しか引っかからないという情報すら少ない種になります問題のマジョライトの組成もちゃんと天然から確認もされました。ところが・・・・・確認されたのは「隕石の中から顕微鏡サイズ」の組成なのです。2016年現在隕石以外から見つかったという情報はなく、目視レベルでは存在しないのでは?というまさに「幻の宝石」となっています。天然に存在すれば「紫色のガーネット」になるそうですので、ナニカの自然の手違いでこの世に存在することを楽しみに、これからも探し続けますw
2016.11.13
閲覧総数 1348
7

ここ最近はミネラルショーの豊富さもあり、ひと昔前までは短波のUVライトの入手難度が高く、そう簡単には手に入りませんでしたが、最近は割安で短波UVライトの入手難度が下がったようで、安価でありながら高性能な短波UVライトも探せばすぐに見つかるようになってきましたね。私自身は長波・中波・短波をフィルターで切り替えるタイプの物を偶然入手できたので、撮影時には短波蛍光の写真も度々載せてきました。しかしながら蛍光だけ それも短波だけに焦点を当てた記事って書いて無いなぁといまさらながらに思ったので短波で蛍光する石、短波UVライトで楽しめる石を今回はピックアップしてみようかと思います。まずはその前に蛍光全体のことに関してはこちら をご覧ください。とはいえこの記事も2009年(執筆時点で11年前)なので、今となっては古い情報や間違って覚えていた部分もありますので、鵜呑みにはしないようお願い致します。なお例として載せた物に関しても、産地などの違いで成分が変わり、同じ石はすべて蛍光する というわけではありません。蛍光しなかったから偽物だ!と決定されるわけではないことはご理解お願いします。まずは短波で蛍光!というとまっさきに名前が挙がるのがベニトアイトこの石は短波のみで蛍光を示し、その蛍光色の青白色がかなり強くお持ちの方には是非とも試してほしい石の筆頭です。ルース派の人でも長波には無反応な為、ベニトが蛍光するというのを知らない人も多いですね。なお極まれに長波で赤く蛍光するものもあるそうですが、ルースでは見たことありませんお次はハイアライトこの無色透明なオパールの変種は本来は短波でのみ蛍光を示すのですが、長波で蛍光を示す、「強蛍光」ハイアライトも存在します。この辺りは上に書いた注意事項の、産地によって違ってくる代表でしょうお次はタグトゥパイト(ツグツパイト、タグツパイト)こちらは長波でも蛍光性を見せる物もありますが、短波で蛍光させた場合は同じグループのハックマナイトの亜種にもあたるため、テネブレッセンスが見れるものもあります。他にも当ブログに登場させたものだけであげてもパウエライト、ペンタハイドロボライト、パーガサイト、ハックマナイト(グリーン、イエローのみ短波反応)シーライト、スカポライト、ネオジムランタン石、カルサイト(長波・中波・短波で蛍光色が違うタイプで 最初の発見地にちなんでターリンガ・タイプと呼ばれる物)、あたりでしょうか?抜けもあるとは思いますが色々登場させましたねー短波で蛍光すると見た物、聞いたもの、知った物を列挙致します。ウィッケンバーガイト(赤系統蛍光)アルバイト(曹長石)(青白色蛍光)アンダルサイト(黄色蛍光、稀)ヴラソバイト(黄色蛍光)マグネシオターフェアイト(赤蛍光)アンモニオリューサイト(青白色など)ユガワラライト(黄白色)アナルシム(白青色)チタナイト(スフェーン)(黄色)ブルーサイト(水滑石)(青白色)ツァボライトガーネット(オレンジ色)グロッシュラーガーネット(赤系~緑白色)産地による差が激しいベスビアナイト(オレンジ色)ダンビュライト(青色)長波でも同じ色スファレライト(短波黄色、長波・中波オレンジ色)フローライト(長波と違う色の蛍光を示すものあり)オケナイト(青白色)ウレックサイト(薄黄色)スミソナイト(産地による差が激しく各色ある)ミメッタイト(オレンジ色)オーソクレース(正長石)(赤蛍光)ベリロナイト(淡緑色)ヘルデライト(黄緑色)ヘミモルファイト(淡黄白色)ジルコン(金色)バライト(重昌石)(淡黄色)コーネルピン(黄色)プリーナイト(淡緑色)ハライト(岩塩)(産地により様々で各色、また長波でも反応するものもある)セレスタイト(天青石)(白~黄色)アパタイト(白色~ピンク系など)ダイオプサイト(黄色系の報告有)珊瑚化石(緑色蛍光)産地や置換鉱物で大きく変化、しないものもあるクンツァイト(青紫色・ゾーニング蛍光が顕著な例が多い)ジプサム(青系統)トパーズ(ゾーニング蛍光が黄色である場合あり)ペタライト(白蛍光)ターコイズ(鮮青白色)ヒスイ(青白色)ただし蛍光した場合研磨剤や含侵材の可能性大ラリマー(黄色蛍光)ペリドット(黄色)トルマリン(ドラバイト系黄色、ウバイト系赤、エルバイト系基本蛍光なしだが稀に青) トルマリンの場合はクロムやチタンの含有率により蛍光の強さが変化クリソベリル(稀に白黄色)アレキサンドライト(短波では基本蛍光しないが中波と長波で色が違う)オパール(産地による変化が大きく各色様々)アラゴナイト(白色蛍光)まだまだ多くありますし、あまりにもレアなものは省いて記載いたしました。さぁあなたも目の前のその石・・・光らせてみませんか?
2020.07.29
閲覧総数 2362