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August 8, 2005
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カテゴリ: ミステリ(日本)
秋月達郎
実業之日本社ジョイノベルズ 新書判並製
☆☆☆☆
 フィールドワーク中の民俗学者竹之内潤一郎は、近江鳥居本で失踪した父を探す女性と出会う。彼女の捜索に協力しつつ、一方では、日本史学会のドンで古希を過ぎて尚漁色家の大学教授が殺される事件が起こる。潤一郎の定宿の若旦那が刑事という結構テレビでありがちな設定。
 ストーリーも殺された大学教授を巡る女達とその女を愛した男の愛憎。舞台には近江と京都の観光名所が沢山出てくるし、(私ですらあ、あそこだと思った所があった)やっぱり豪華な女優陣と渋い年配の男優と若手二枚目半あたりの男優でテレビ化したらよさそうな内容。と思ってみたら、著者も映画のプロデューサーだったらしい。また、スターバックスやメールのやりとりがふんだんに出てくる一方で戦前に廃線になった鉄道とそのジオラマ、香道(源氏香)といった古典的な舞台小道具の対比が面白いかもしれない…。が、メールの文章の「笑」なんてのが多く、読んでいて鬱陶しかった。また、携帯メールもメーカーによっては字数に制限がある(私の使っているドコモはそうだ)から、この長文メールを携帯でやりとりするのは結構ムリがないか? どちらかにシグマリ○ンでも使わせればいいのに、といらぬツッコミを入れてしまった。

 本格的な推理小説ではないが、旅情ミステリとしてはとても楽しめる。旅行に行けなかった憂さ晴らしには、自分的にかなり適当だった一冊。

BGM : 黄孩子/朱哲琴





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Last updated  August 9, 2005 01:10:48 AM
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