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December 9, 2008
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カテゴリ: ミステリ(日本)
山村正夫
講談社ノベルス
☆☆☆☆☆

ネタバレ箇所は文字色を背景色と同じにしてありますが、他にもネタバレがないとは限りません。特に勘の良い方はご注意下さい。

 旦那が捜査一課の警部という女流棋士小柳カオリが、将棋が関係した猟奇殺人を推理する。
初版は1991年。
 坂田金時の子孫を自称する男が持っていた古い将棋の駒を見せられたカオリは、その直後、その男がバラバラ殺人事件の被害者になったことを知る。しかもその殺人は、3人の体をバラバラにして一人分に再構成して遺棄したという猟奇的なものだった。そして、死体の手に将棋の棋譜が握られていたことから、旦那を助けるために事件に関わる。
 丹後半島の名所の描写が読んでいて楽しかったし、思わせぶりに出てくる人や他のものにもミスリードされてしまった。だが、最初の方は初出が将棋雑誌だっただけあって将棋の話ばかりで門外漢には退屈だったが、ストーリーが動き始めてからは一気に読めて、予想よりおもしろかった。 特に、伝奇的な設定へのもっていきかたも、手術の麻酔中にみた幻覚と思えば、突飛ではないと思う。が、被害者の殺し方にはちょっとムリがあるかも。あんな殺し方したら、痕跡が残ると思うんだけどなあ。近所の動物が死んでたとかで。あと、遺体のバラしかたにもちょっとムリがあるような気がする。私は容疑者と同じ苗字の人間が犯人だと思っていたら、ここで手の細かいどんでん返しがあるし。
そういえば、冷凍車の普及もこの頃からだろうか?





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Last updated  December 9, 2008 12:39:49 AM
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