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April 11, 2011
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カテゴリ: 歴史・地誌・旅行
【送料無料】ユダヤ・エリ-ト

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価格:798円(税込、送料別)



中公新書
☆☆☆☆
 主に東ヨーロッパに住んでいたユダヤ人「アシュケナージ」の18世紀半ば頃から9.11まで(破壊されたビルは金融関連の企業が沢山入っていた。つまり、金融に強いユダヤ系の人々が沢山被害に遭っているんだそうだ)の、社会科学系の知識人を概容した本。また、1492年までスペインにいたセファルディたちについても多少言及されていて、スピノザはセファルディだったそうだ。最後はずっと米国のユダヤ系社会科学の高名な学者たちの紹介になる。正直、国際的な政治・経済・法律を勉強しているひとでもない限り、あんまり興味はないかなぁ。しいていえば、昨今、女子高生が自分がマネージャーをしている野球部をマネジメントして甲子園を目指す、というコンセプトで有名になった経営学の本の元ネタ本を書いたドラッカーもユダヤ系で、この本の系譜の中に入るということと、19世紀の作曲家、メンデルスゾーンの祖父、モーゼス・メンデルスゾーンがハスカラ主義運動とよばれる、ドイツの文化への同化を目指した運動の提唱者だったというのが、興味深かった。あとは、やっぱりこの本の中で著者が紹介してもらったユダヤ系人脈のネットワークの凄さかなぁ。このネットワークはきっと現在でも機能しているんだろうな。
 ホロコーストを逃れたユダヤ人たちは米国を目指した人々も多いが、アメリカはそれを受け入れて、現在のアメリカ社会の土台を作ったのだ。だから、彼らを手放したドイツの影響も大きいような気がする。また、ユダヤ系の人々は音楽好きな人が多く、生活のことも考えて学者にならなければ音楽家になっていた人も多かったそうで、ここに出ていた何人かの高名な学者たちもそうだったらしい。また、指揮者のバーンスタインは経営者になるはずが指揮者になったし、そういえば、作曲家のF.メンデルスゾーンは家が豊かだったから、音楽家にもなれたといえるかも。
 政治・経済・法律なんて一番私は興味ない分野だ。やっぱり音楽におけるユダヤ人の活躍の方が興味あるなぁ。そういえば、旧東ベルリンのシナゴーグについて書いてあったが、私が1992年にベルリンに行ったとき、(迷い込んでいった)シナゴーグのことかもしれない。「観光客は近寄らない場所」だって。ヤバいところに迷い込んだんだなぁ。





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Last updated  April 11, 2011 10:40:22 PM
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