混沌の本棚

混沌の本棚

PR

×

Calendar

Free Space

2010年12月1日より
読書メーター
登録しました。

琵音の今読んでる本

読書メーターに
画像がない本は
反映されないみたいです。

Archives

May , 2026
April , 2026
March , 2026
February , 2026
January , 2026

Keyword Search

▼キーワード検索

April 18, 2012
XML
カテゴリ: ミステリ(日本)

蓮丈那智フィールドファイル 4【まとめ買いで最大15倍!5月15日23:59まで】邪馬台/北森鴻/浅野里沙子
北森鴻 浅野里沙子
新潮社 四六上製
☆☆☆☆☆◎
 蓮丈那智シリーズ初の長編だったそうだが、執筆途中で著者が急逝され、浅野氏が書き継いだ作品。結末も担当編集の方と一緒に考えたそうだ。私はどこからが北森氏の筆でどこからが浅野氏の筆なのかはわからなかった。とにかく、北森氏が亡くなったと知って、このシリーズが読めなくなるのが一番さびしかったので、とにかくありがたい。しかも、テーマも手垢がついたテーマではあるが、ある意味大定番であるし、楽しく読んだ。
 しかも、この作品、蓮丈研究室のメンバー+キツネ目の教務主任高杉に加え、別シリーズのヒロイン、冬狐堂と屋号を忘れたが、越名も登場。オールスターキャストで作中で言及される事件には、冬狐堂が過去に巻き込まれた「狐闇」も含まれる。(って私はそれが「狐闇」だと他の方のレビューで知ったんだが……)邪馬台国を扱ったミステリは結構好きで読んでいるが、好きで読んでいるだけで、詳しい訳ではない。ただ、「どこにあったか」より「どういう国だったか」という蓮丈先生の視点は新鮮だった。結構言いえていると思う。あと、酒と鬼道だ。このあたりは歴史というより民俗学のアプローチだろう。ただ、魏志倭人伝の中の男は大小で刺青をしているの「大小」は大人も子供もという意味ではなく、大金持ちも庶民もという松本清張氏の考えに賛同するけれど。ま、これって結構どうでもいいことじゃなかろうか。
 そして、蓮丈先生が邪馬台国の場所に比定したのは結構以外な場所だった。でも、結構説得力はあると思う。また、この作品では実際の新聞報道なども引用されていて面白かった。そういえば、某大新聞はまるで邪馬台国が機内にあるかのような記事ばかり載せていた時期があった。意図的なのかどうか知らないが、ちょっと偏った報道だと感じていたのを思い出した。にしても、ちょっと記事掲載への姿勢に疑問を感じてしまう。
 そして、作中に出てくる謎の古文書、「阿久仁村異聞」。これがまた凝った古文書なのだ。ただの邪馬台国への謎解きではなく、この古文書が関わるところで読み応えがさらに増したのだが、この古文書と村にまつわることにはもう少し追及があってもいいと感じてしまった。
 それにしても蓮丈先生はカッコイイ。そしてその助手の内藤はお気の毒な役回りだとは思うが、結構間抜けっぷりに笑ってしまう。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  April 18, 2012 01:39:21 PM
コメントを書く
[ミステリ(日本)] カテゴリの最新記事


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: