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August 1, 2012
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カテゴリ: ミステリ(日本)

祥伝社文庫 つ4-9 天才・竜之介がゆく!紳士ならざる者の心理学 本格痛快ミステリー/柄刀一【SBZcou1208】
柄刀一
祥伝社文庫
☆☆☆☆☆
 竜之介シリーズの連作短編集。このシリーズは何年か前に数冊読んだのだが、結構長い間中断していた。その間の何冊かをとばして読んだ。ストーリー展開を追うのにあまり不都合はないが、やはり、この本の中で言及されている学習プレイランド計画の立ちはじめを読んだ記憶があったほうがよかったなぁ。また、何人かの登場人物はそのプレイランド計画を実行に移す途上で、何等かの事件に巻き込まれて竜之介の推理の世話になった人々らしいのだが、それもこんな事件だったなぁと思い出せた方が、私には楽しい。まあ、ほとんどそれで不自由はないのだが。それに、時間があいても主人公、天地竜之介のおっとりぶりはあまり変わらないし。前作にはいなかった彼女候補になりそうな女性とこれからどうなるのかも気になる。
 でも、トリックはちょっとピンとこないものもあった。理に走って、現実に実行したら、この通りいくかな、というのが二つほどあった。表題作と「見られていた密室」がそうだった。特に「~密室」はあの状況であそこまでできるだろうか、アタマが回るだろうか、というのが、やっぱり疑問。逆に最後の「少女の淡き消失点」はピンホールカメラの使い方がとても楽しかった。そして、そこから導き出された 少女の家庭環境 はちょっと可哀想だったけど。でもそれだって、その前に出てきた登場人物の 台詞 からもそれが分かるようになっている。
 なんとなく、学習プレイランドの構想のでき始めから知りたいので、間の本も読んでみよう。





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Last updated  August 1, 2012 03:54:08 PM
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