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July 12, 2013
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カテゴリ: ミステリ(日本)

【送料無料】軍神の血脈 [ 高田崇史 ]
高田崇史
講談社 四六並製
☆☆☆☆☆
 この著者が書いた本でなければ楠木正成のことを書いた本は読まなかったと思う。私の持っていた楠木正成のイメージは忠義バ○。死ぬと分かってて、忠義とやらのためだけに死地に赴くとか私には理解できないのだ。この著者であれば、それとは違った解釈を楽しませてもらえるだろうと思って読んでみた。
 読んでみて正解。この本の中の推測通りの人物像なら、かなり好みの武将。また、楠木正成の死についても面白い解釈をしている。現実的にはどーかなーと思わなくもないが、もしこんなことが現実にあったのだとしたら、ドラマティックだなぁ。映画みたいだ。少々残念だったのは、現代の殺人未遂と絡めて、24ばりに一日の中で事件が起こり推理が展開され、そして事態が収束するので、少々駆け足の感がある。東京の寺社めぐりと愛媛の史跡めぐりもあって読んでいて楽しいけれど。また、ヒロインが薬剤師でマニアックな毒薬の薀蓄があるのもこのヒトならでは。私はかなり好きだ。でも、ヒロインの言動や描写が何となくどこかのオタク少年向けヒロインのようでピンとこず、恋愛事情も少女マンガチックなのは、我慢するしかないのかなぁ。これだけが私にとって、この著者の本の瑕疵なのだ。歴史の解釈は面白いのになあ。





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Last updated  July 12, 2013 11:44:56 PM
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