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March 25, 2016
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【送料無料】 手仕事にみるヨーロッパの暮らし ユキ・パリスコレクションより / ユキ・パリス 【単行本】
ユキ・パリス
文化出版局 225mm x 210mm (A4判orAB判変形?) 並製
☆☆☆☆☆
 正方形に近い変わった判型の本。小規模な博物館の図録なのかな? 中身はヨーロッパの針仕事で作られた品物の数々。最初はサンプラーや教習布といった、針仕事のモデルの布から。とにかく綺麗。そして、本文中でヨーロッパの服飾史にも触れられていて、編み物がアラビア半島起源でヨーロッパに伝わり、スペインで花開いたとか、イギリスとスペインの海戦で破れて流れ着いたスペインの船員がシェトランド編み(棒針編み、レースが素晴らしい)を伝えた、とかクロスステッチもフン族から、とかとても興味深い。編み物やクロスステッチ、そういうものだと思って、その起源なんて考えたこともなかった。そして、ヨーロッパでは染色技術が東洋ほど発展せず(これは水質のせいじゃないだろうか)、代わりに針と糸を用いた手工芸が発展したという記述も言われてみれば納得。正倉院には1000年以上前のろうけつ染めがあるが、そういえば、ヨーロッパってあまりきかない。逆にカットワークやなどのレースが発展したのだ。カットワークなどのやり方は知っているけれど、あんな細かい針仕事、とてもできない。また、ドラマ「ダウントン・アビー」などでも上流階級の婦人が刺繍をしているが、ヘア刺繍というごく細い絹糸を使った精密な刺繍について、「家事などしなくていい上流婦人が気の遠くなるような手間暇をかけて作った~」という少々含みのある表現とともに何となく納得してしまった。もっとも刺繍は階級の上下を問わず女性の必修科目だったようだけど。
 目の保養の一冊だった。ずっと憧れていたタティングレースとシェトランド編み、いつか挑戦してみたいものだ。また、服飾史の本も内容によっては、面白そうだ。





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Last updated  March 29, 2016 12:32:48 PM
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