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August 9, 2016
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カテゴリ: ミステリ(日本)

甘栗と戦車とシロノワール [ 太田忠司 ]
太田忠司
角川書店 四六並製
☆☆☆☆☆
 シロノワールのタイトルにつられて読み始めた。この本を読みながらシロノワールを食べたかったのだが、果たせず残念。かなり軽い本なので、一日で読めてしまうが、楽しめる。名古屋が舞台で、名古屋市内の地理が細かく出てくることと、名古屋飯のことがちょこっとでてくる。ころうどん、気になるなぁ。
 ストーリーは中学校時代、凶暴で恐れられ、そのガタイから「戦車」とまで言われる同級生、徳永が主人公の甘栗晃に小学校のときの恩師を探してくれと依頼してくることから始まる。その先生の事情は同情に値するが、キャラクターはちょっと同性の共感は得られにくい。この主人公の甘栗君は探偵だった父親の急死でその仕事を引き継いだ高校生探偵。でも結構推理は的確。そして美術部の部長だ。文化祭間近な美術部の様子も高校生らしくていいのだが、ここでも同性の共感を得られにくそうな女子高生が登場する。この甘栗クンにしろ、彼の友人の直哉にしろ、今回の依頼人徳永にしろ、男子はいい感じなのだが。この主人公甘栗クンのさりげなく描写される容貌や、情報通の友人直哉、徳永や他の大人のキャラにしても、マンガがそのまま小説になったような感じもするが、楽しく読めた。前作で父親の急死から探偵仕事を引き継ぐ過程が語られているらしいので、気が向いたら読んでみよう。





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Last updated  August 11, 2016 11:27:52 AM
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