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March 30, 2009
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カテゴリ: 映画



国を憂うのは誰か

うわわわわわ! 面白いじゃないですか!

満を持して、という感じの力作。
ロバート・レッドフォードの監督としての力量が、いかんなく発揮された、と言えましょう。
邦題は『大統領の陰謀』を踏まえて逆に失敗してますよ・・・ ヘロリ。

・・・・<<あらすじ>>・・・・・・・・・・・・・

ベテランジャーナリストのジャニーン(ストリープ)は、アーヴィング議員(クルーズ)と一対一の面会の機会を得、彼から対テロ新戦略の情報を聞かされる。
同じ時間、大学教授のマレー(レッドフォード)は、教え子のトッドと面談していた。
トッドはマレーが評価していた学生だったが、最近やる気を失くしていたのだ。
トッドはアメリカの現状にうんざりしていた。
そしてまさに時を同じくして、軍隊に志願したマレーの優秀な貧困層出身の教え子2人は、アーヴィングの新戦略に身を投じていた。


愚作を重ねるアメリカ政府、政治家。
正義を貫けないジャーナリズム。
核を失って来ている若者たち。

レッドフォード監督はこの作品で現状のアメリカを、3つの局面から浮き彫りにしてます。


ある意味ではプロパガンダ映画であり、啓蒙映画と言えましょう。

が、これはムーア監督の作品の様に“現状を提示する”に止まらない、深みのある作品です。
更に映画作品としての面白さも充分に湛えています。

メリル・ストリープとトム・クルーズの静かな舌戦、レッド・フォードと教え子アンドリュー・ガーフィールドの会話場面は非常に見応え、聞き応えがあります。
内容にはレッドフォードの思いが込められているのでしょう。

またメリル・ストリープか・・・と、ちと食傷気味であっても、やはり巧いと唸らずにはいられず。

貧しい中から大学に進学し、様々な事情から志願した兵士2人には胸が詰まります・・・。映画ダケド。

この作品の中でアメリカの大学生の政治への無関心が嘆かれているわけですが、日本はこの比じゃないと思われ・・・。
それでもアメリカにはデモクラシー・ナウ!の様な優れた報道番組があるわけですが、日本はその点でも心許ないです。

そんな事も考えさせる、骨太社会派の秀作、お奨めです。


・・・・・・・<<映画情報>>・・・・・・・・


監督:ロバート・レッドフォード
脚本:マシュー・マイケル・カーナハン
出演:ロバート・レッドフォード/メリル・ストリープ/トム・クルーズ
制作:2007年 アメリカ
原題:Lions for Lambs





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Last updated  March 31, 2009 06:36:00 PM
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