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2009.11.20
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カテゴリ: 宝塚
さて、雪組「雪景色」。
私は雪組に特別なごひいきがいないので、大劇場で雪組を見るとき
舞台全体を楽しんでいます。
だから下級生になると名前と顔が一致しない方が多いです。
なので、ざっくりした感想を。


第一幕「愛ふたつ」第二幕「花かんざし」第三幕「夢のなごり」
軽いタッチのオムニバス形式で、笑いあり、人情あり、悲哀あり…と
欲張りな構成になっています。

ひとことで言うなら「面白かった~」

客席も満席、補助席が出てました。

細かいところで気になることはあるにはある…。

まず役替わりの多さ。
A,B,C,Dというパターンで主要な人物が入れ替わる…。
その必然性が判らない。
観客動員策かと思うのですが、生徒にいらぬ負担を強いているように
感じます。
もちろん、これを乗り越えれば、自信も深まり実力もつくのは
判りますけどねぇ。
じっくりと一つの役に向き合い、自分のものにするという姿勢も
大事ではないかなと思うのです。せめて、2パターンくらいに


第一幕「愛ふたつ」について。
上方落語の味わいを漂わせた作品だけに、登場人物が
全員大阪弁をしゃべるんですが…
沙央くらまさんが東京都出身、早霧せいなさんが長崎県出身
ということで、演技以前のペナルティを与えられた感じです。

ちょっと違うなぁ…と感じてしまうわけです。
これは別に揚げ足をとってやろうとか、重箱のすみをつつく
意図ではないんですよ。
汝鳥伶さんが完璧な大阪弁(大阪出身だもの)なので
余計に感じてしまったのだと思います。

内容はすごくバカバカしいお話なのが面白かったですワ。
幕開きとエンディングの華やかなのも良い感じ。
皆、綸子の色無地、紋付を着てましたが、オペラグラスで見たら
全員違う紋が入っているんです。これってもしかしたら、
出演者それぞれの家紋を入れているんでしょうか?
来週ともみ先生(元宝塚歌劇団 立ともみ)に聞いてみようっと。

沙央さんが最後に、家主さんとお代官様を逆に呼んで
しまったのはご愛嬌でした。喜劇で良かったね。

第二幕「花かんざし」
山本周五郎っぽい世界。
30分ほどの短い時間なので、ほとんどが説明せりふなんだけど
なんだか泣けそうになってしまうのは けなげな登場人物と
演じている生徒さんのけなげさがオーバーラップするからかも。
この作品をもっと膨らませたものを見てみたいなぁ。
「小さな花がひらいた」みたいな江戸物っていうのも
最近見ていない気がします。


第三幕「夢のなごり」
でたな、皆殺しの谷!と心の中で叫びました。
山深く忍んで生きていた平家の落人たちが源氏の襲撃を受けて
自ら死を選ぶ…というもの。
谷先生、 「今度は殺すでぇ~」と張り切ってらした そうだけど
かなり強引な成り行きですよ。時間的制約のせいかなぁ。
でも、衣装やシンプルな舞台装置が美しいのと、日本人の
DNAに刷り込まれている「滅びの美学」に助けられた感あり。
しかし、沙央さんと早霧さんの衣装(よさこいソーランみたいな)は
立ち回りには不向きで、かなり苦戦してらっしゃいました。
あれは本人たちのせいではない気がします。

娘役さんの主役、舞羽美海ちゃん、声が綺麗ですねぇ。
顔が紫ともちゃんにちょっと似ている気がしました。

特筆すべきは汝鳥伶さんの活躍。
さすがに専科。すごい存在感、演技力。
それプラス今回は歌も存分に聞かせていただきました。



バウホール作品って時々 学芸会みたいに感じるものが
あるんですけど、今日は、十分楽しめました。
客席には桂米團治氏の姿も。

作品のできがいいから、これはファンだったら役替わり
全パターンみたいと思っちゃうだろうなぁ。
思う壺だ!


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最終更新日  2009.11.20 23:51:11
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